富山県
とやまけん 富山県 |
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国 | 日本 | ||
地方 | 中部地方、北陸地方 | ||
団体コード | 16000-8 | ||
ISO 3166-2:JP | JP-16 | ||
面積 | 4,247.61km² (境界未定部分あり) |
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総人口 | 1,065,622人 (推計人口、2015年5月1日) |
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人口密度 | 251人/km² | ||
隣接都道府県 | 新潟県、石川県、長野県、岐阜県 | ||
県の木 | タテヤマスギ | ||
県の花 | チューリップ | ||
県の鳥 | ライチョウ | ||
他のシンボル | 県の獣:ニホンカモシカ 県の魚:ブリ、シロエビ、ホタルイカ 県の歌:富山県民の歌 |
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富山県庁 | |||
知事 | 石井隆一 | ||
所在地 | 〒930-8501 富山県富山市新総曲輪1番7号 北緯36度41分43.1秒東経137度12分40.7秒 |
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外部リンク | 富山県 | ||
ウィキポータル | 日本の都道府県/富山県 | ||
ウィキプロジェクト |
富山県(とやまけん)は、日本の県の一つ。北陸地方に属し、日本海に面する。令制国の越中国に相当する。県庁所在地は富山市。
目次
概要[編集]
富山県は、四方を海と山脈で区切られた越中国と領域を同じくする。
東の新潟県との県境は難所親不知として知られる。
西部は倶利伽羅峠を挟んで石川県と接しており、戦国末期には両国の前田利長と佐々成政が争った。その後、羽柴秀吉(豊臣秀吉)によって越中は前田利長に与えられ、江戸時代の越中は加賀藩とその支藩である富山藩に統治されていた。廃藩置県では一時的に新川県が成立するも、人口が過小と見なされたことと歴史的経緯により、石川県に併合されてしまう。しかし、石川県議会では越中の水害復旧が放置されるなど、越中軽視の姿勢が目立ったことから分県運動が起こり[1]、全越中が分離独立する形で富山県が成立した。
南には飛騨山脈(日本アルプス)が控え、山間部には「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界遺産に登録されている五箇山、立山信仰などの山岳信仰で有名な立山連峰、山岳観光ルートの立山黒部アルペンルートなどがあり、日本で唯一氷河が現存する[2]。隣接する岐阜県飛騨地方は、山々に遮られる形で太平洋側との交通の便が悪く、富山県南部との経済的・文化的な結び付きが強い。そのため、越中と飛騨をまとめて飛越地方とも呼ばれる[3]。
北は世界で最も美しい湾クラブに加盟する富山湾(日本海)に面している。国際拠点港湾の伏木富山港は、北陸工業地域や環日本海貿易の拠点として発達した伏木港、富山港、富山新港の総称である。また、魚津、滑川、氷見などでは豊富な海産物が水揚げされる。うち、魚津から滑川にかけてはホタルイカの群遊海面、蜃気楼の見える海岸で有名である。
加賀藩の支配を脱した明治から産業の発展が続き、北陸工業地帯を形成。YKK や三協立山アルミなど発祥の地として知られる。北陸銀行や北陸電力などの本拠地でもある。
2009年現在、「近世高岡の文化遺産群」と「立山・黒部 〜防災大国日本のモデル -信仰・砂防・発電- 〜」を世界遺産(文化遺産)に登録することを目指している。もし登録が実現すれば、1つの県に3つの世界遺産を保有する県となる。また、立山連峰や黒部峡谷などを自然遺産に登録することを目指す動きもあるが、同地域の文化的側面と合わせて複合遺産としての登録を目指す可能性もある。
方言としては富山弁があり、地域によって呉東方言、呉西方言、魚津弁などに分かれる。富山弁は北陸方言に属し、特に能登弁と類似性がある。「新鮮」を意味する「きときと」をはじめ、『広辞苑』に収められている言葉もある。
前述の「きときと」と表現される魚介類に加え、名水百選、平成の名水百選にそれぞれ県内から4か所が選ばれるなど、名水の産地として知名度が高い。
富山県全域、新潟県上越地方(特に上越市以西)および岐阜県飛騨地方(特に北部)では、「富山」の地名を「とやま」ではなく「とやま」と平板に発音する。また、石川県(特に加賀地方)では「とやま」と発音する。
地理・地域[編集]
県の中部には、概ね複数の河川が形作った沖積平野の富山平野があり、山麓部には複数の川の扇状地が重なり合ってできた「複合扇状地」が見られる。
- 平野:黒部川扇状地、新川平野、富山平野、射水平野、砺波平野
- 河川:小川、黒部川、片貝川、角川、早月川、上市川、白岩川、常願寺川、神通川、庄川、小矢部川(特に黒部川、片貝川、早月川、常願寺川、神通川、庄川、小矢部川は県内七大河川)
- 海:富山湾(日本海)
- 山地:飛騨山脈(北アルプス)、両白山地、飛騨高地
- 山:立山、剱岳
- 丘陵:呉羽丘陵、宝達丘陵
- 島:虻ガ島、唐島、男岩、女岩、仏島
自然公園[編集]
気候[編集]
日本海側気候であり、県内全域が豪雪地帯(一部地域は特別豪雪地帯)に指定されている[4]。夏はフェーン現象の影響で気温が上がり、高温多湿。標高の高い南部の山岳地帯は亜寒帯湿潤気候に属し寒さが厳しい。特に立山連峰は世界有数の豪雪地帯であり、立山および剱岳周辺には、日本では唯一の現存する氷河が確認されている。
平年値 (月単位) |
沿岸部 | 内陸部 | |||||||||
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氷見 | 高岡市 伏木 |
富山 | 魚津 | 朝日町 泊 |
富山市 秋ケ島 |
上市 | 富山市 八尾 |
砺波 | 南砺市 南砺高宮 |
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平均 気温 (°C) |
最暖月 | 25.4 (8月) |
26.3 (8月) |
26.1 (8月) |
25.5 (8月) |
26.1 (8月) |
23.9 (8月) |
25.6 (8月) |
25.4 (8月) |
25.0 (8月) |
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最寒月 | 2.1 (2月) |
2.6 (2月) |
2.5 (1,2月) |
2.4 (2月) |
3.0 (2月) |
0.2 (2月) |
1.8 (2月) |
1.8 (2月) |
1.6 (2月) |
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降水量 (mm) |
最多月 | 245.3 (12月) |
249.4 (12月) |
255.4 (1月) |
265.8 (7月) |
295.5 (11月) |
330.9 (7月) |
304.7 (1月) |
265.8 (1月) |
302.3 (1月) |
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最少月 | 111.1 (4月) |
115.7 (4月) |
122.5 (4月) |
145.5 (4月) |
141.2 (4月) |
181.7 (4月) |
127.4 (4月) |
115.6 (4月) |
126.6 (5月) |
地域区分[編集]
伝統的に富山平野の中央部にある呉羽丘陵を境に東を呉東(ごとう)、西を呉西(ごせい)と呼んでいた。現在では市町村界によって区切った県東部・県西部という名称も使われている。おおむね呉東・呉西に一致するが、富山市呉羽地区は呉西でありながら県東部に属する。また、富山市婦負地区(旧婦負郡)は、かつて気象庁の地方区分では県西部(西部婦負)に属していたが、行政区分との統一を図るため2006年3月1日より同市他地区と同じ県東部(東部南)へ管轄変更となった。
さらに、県東部を富山地区・新川地区、県西部を高岡地区・砺波地区に細分することがある。
- 以下の10市2郡4町1村がある(平成の大合併以前は9市18町8村)。町の読みは「ちょう」ではなくどれも「まち」。しかし、地元の人々の中で「ちょう」と読む人が多くいる。ちなみに自治体の数は日本で一番少ない。
自治体[編集]
富山県東部(呉東)[編集]
- 富山地区
富山県西部(呉西)[編集]
- 高岡地区
- 砺波地区
歴史[編集]
先史・古代[編集]
- 富山県では旧石器時代の遺跡は140以上も確認されている。それらの大半は3万年前までの後期旧石器時代のものである。そして、約2万2000年前頃までの前半期には東日本に分布する立つ野ヶ原型ナイフ形石器と呼ばれる石器群が、後半期には国府型ナイフ形石器と呼ばれる瀬戸内系石器群が出土している。本県では、東西の石器文化の影響を受けたことが分かる。また、これらの石器の材料は本県の西部の頁岩系石材とともに、瀬戸内系安山岩であり、当時の人々の広範囲な活動や交流が認められる。
- 縄文時代 氷見市の大境洞窟で新石器時代の遺物が発見される。
- 大和時代 五畿七道のうち北陸道の一つとして存在する。
- 北陸地方は、越国(高志国)であったが、645年 大化の改新の後、越前(こしのみちのくち)、越中(こしのみちのなか)、越後(こしのみちのしり)に三分割され、大宝二 (702) 年越中国となり、ほぼ今の富山県域と一致し、時により加減はあったが砺波(となみ)・射水(いみつ)・婦負(ねひ)・新川(にひかわ)の四群から構成された。
- 701年 越中国の国司である佐伯有若の子、佐伯有頼によって立山が開山し、雄山神社が開かれる。
律令時代[編集]
- 725年 僧侶行基によって国内最大の石仏である不動明王像が彫られ、真言密宗大岩山日石寺を開く。
- 741年 能登国を越中国に併合する。
- 746年 越中国の国司として、歌人でもある大伴家持が赴任する。後に大伴家持が中心となり編纂した万葉集には富山県の風景や伝説を詠んだ歌が全4536首のうち337首収められている。
- 757年 越中国より能登国を分離する。
- 810年 越中国に滞在した渤海国使首領である高多仏により、習語生等に対する渤海語の修習が行われる。
- 863年 越中、越後で大地震が発生する。(三代実録)
鎌倉時代 - 室町時代[編集]
- 1183年 源義仲が石黒太郎光弘らを従えて越中国砺波山の倶利伽羅峠で平維盛を破る。(倶利伽羅峠の戦い)
- 1299年 慈雲妙意によって臨済宗国泰寺派の本山国泰寺が開かれる。
- 1335年 松倉城や魚津城をはじめとする城群が魚津に築城。
- 1355年 桃井直常、越中勢を率い入京し、足利尊氏・足利義詮を放逐する。
- 1390年 本願寺5代目法主である綽如によって瑞泉寺が建立され、門徒による土一揆が増える。
戦国時代[編集]
- 1467年 越中国守護である畠山持国の養子と実子の相続争いから応仁の乱に発展する。
- 1471年 本願寺8代目法主である蓮如によって勝興寺(土山御坊)が建立され、一向一揆の動きが強まる。
- 1493年 明応の政変に伴い室町幕府10代将軍足利義材が下向し、放生津城主神保長誠の支援を受け5年間滞在する。(越中公方)
- 1506年 栴檀野の戦い(般若野の戦い)で一向一揆が越後勢を撃破。長尾能景が討死。
- 1520年 長尾為景、越後から侵攻し、越中守護代神保慶宗が戦死する。
- 1543年 神保長職が富山城を築城して椎名氏と抗争を開始する。(越中大乱)
- 1578年 月岡野の戦いで織田軍が上杉軍を撃破。
- 1581年 上杉討伐のため織田信長の配下である佐々成政が一向一揆を平定し、越中を領する。
- 1582年 魚津城の戦い。
- 1585年 豊臣秀吉が佐々成政を攻めて降伏させ、越中国婦負郡・射水郡・砺波郡を前田利長に与える。
- 1600年 関ヶ原の戦いへ尽力した功績により、徳川家康が土方雄久へ新川郡布市以南1万石を与える。(布市藩)
江戸時代[編集]
- 1609年 前田利長、高岡城を築く。
- 1622年 薬種商「茶の木屋」(中田家)が創業。
- 1633年 神通川西岸、婦負郡一帯の開拓を目的とした「牛ケ首用水」が竣工する。
- 1634年 前田利常が、将軍徳川家光より加賀、能登、越中の三国119万石を安堵される。(うち越中国分は53万石)
- 1639年 前田家が、越中国のうち神通川流域を加賀藩から富山藩として分置し、支藩とする。
- 1718年 将軍徳川吉宗に、鮎の鮨と鱒の鮨(鱒寿司)を献上する。
- 1816年 富山藩が売薬業統轄の役所として「反魂丹役所」を設置する。
- 1858年 安政飛越地震が立山地域で発生する。
明治時代(置県以前)[編集]
- 1871年8月29日(天保暦7月14日) 廃藩置県によって富山藩の領域(おおむね神通川流域)が富山県となる。
- 1871年12月31日(天保暦11月20日) 旧加賀藩領の礪波郡と新川郡を併せ、富山県を新川県に改称、県庁所在地を魚津とする。
- 1872年10月29日(天保暦9月27日) 七尾県射水郡を編入。旧越中国が新川県として一つの県となり、県庁が魚津から富山に移る。
- 1876年4月18日 新川県が石川県に強制編入される。
- 1877年 魚津に県内最初の電信分局が架設される。
- 1881年5月越中東部の越中自治党、高岡の越中義塾、石動の北辰社が合同し、越中改進党を結成する。
- 1881年12月19日越中国礪波郡出身の司法省役人、石崎謙が代表となって「分県丿議」(分県の嘆願書)を元老院議長寺島宗則に直訴提出する。
- 1882年9月越中の有志を代表して、越中改進党幹事の米沢紋三郎と入江直友らが上京し、内務卿山田顕義らに「分県之建白」を提出嘆願する。
- 1883年5月9日 「明治16年太政官布告第15号 富山佐賀宮崎三縣設置」により、佐賀県、宮崎県の分県とともに、旧越中国一円(越中4郡)を富山県として再び設置。この日をもって置県とする。
明治時代(置県以後)[編集]
- 1883年(明治16年)6月7日 安田善次郎が富山県為替方となる。
- 1889年(明治22年)4月1日 市制・町村制施行により、富山市・高岡市が発足する。
- 1889年(明治22年)7月30日 伏木港が特別輸出港となる。
- 1894年(明治27年)2月1日 共立薬学校が開校する。
- 1894年(明治27年)8月4日 日清戦争開戦に伴い、歩兵第7連隊が出兵する。
- 1896年(明治29年)放生津の新湊汽船会社により、伏木港中国大陸間の定期航路を開始する。
- 1897年(明治30年)5月4日 県内初の鉄道(中越鉄道の黒田 - 福野間)開通。
- 1899年(明治32年)3月20日 北陸本線が富山駅まで延びる。
- 1899年(明治32年)4月1日 北陸で初めての電力事業会社、富山電燈(現北陸電力)が富山市内に送電を始める。
- 1904年(明治37年)2月11日 中国大陸航路の汽船奈呉浦丸がロシア帝国軍によって撃沈される。
- 1904年(明治37年)5月9日 日露戦争により、第9師団に動員令発令される。
- 1907年(明治40年) 石黒岩次郎によって米の新品種「銀坊主」発見される。
- 1908年(明治41年)11月16日 呉羽 - 富山間経路変更、富山駅移転。富山線、富山 - 魚津間が開業する。
- 1909年(明治42年)4月 神通大橋が竣工する。
大正 - 第二次世界大戦前[編集]
- 1912年(大正元年)9月22日 暴風雨により、県内で死者24人。[5]
- 1913年(大正2年)北陸本線が全線開通する。
- 1913年(大正2年)9月1日 一府八県連合共進会の第2会場として下新川郡魚津町大町(現・魚津市新角川)に日本で最初の水族館である魚津水族館が創設される。
- 1914年(大正3年)4月9日 歩兵第69連隊が朝鮮へ出兵。
- 1916年(大正5年)4月1日 安田善次郎の寄付により、富山市立富山工業学校(現・富山県立富山工業高等学校)が開校。
- 1918年(大正7年)7月23日 魚津大町で主婦が米の移出阻止を求める。(後に米騒動として発展)
- 1918年(大正7年)8月7日 米騒動を全国に打電した「高岡新聞」が発禁となる。
- 1920年(大正9年)11月18日 伏木 - ウラジオストク間航路が開業する。
- 1923年(大正12年)3月15日 富岩鉄道(現富山ライトレール)が設立される。
- 1923年(大正12年)9月1日 関東大震災により、富山県が震度4の地震に遭う。
- 1924年(大正13年)4月15日 馬場はるの寄付により、旧制富山県立富山高等学校(現富山大学)が開校。
- 1930年(昭和5年) 国勢調査人口で、石川県を抜いて北陸3県で最大の人口を擁する県となる。(1980年国勢調査まで)
- 1933年(昭和8年)10月8日 富山飛行場が開場する。
- 1934年(昭和9年)11月13日 神通球場(現富山中部高等学校グラウンド)で「日米対抗野球大会」が開催される。
- 1935年(昭和10年)1月 富岩運河が完成する。
- 1935年(昭和10年)8月17日 富山県庁新庁舎が竣工。
- 1936年(昭和11年)4月15日 - 6月8日 日満産業大博覧会、富山市で開催される。
- 1937年(昭和12年)12月15日 富山県合同労働組合が解体される。
- 1938年(昭和13年)11月 不二越が軍共同管理工場になる。
- 1942年(昭和17年)9月14日 細川嘉六が体制批判論文を掲載し、検挙される。
- 1944年(昭和19年)1月18日 不二越など、県内の主な工場が軍事工場に指定される。
- 1945年(昭和20年)8月2日 富山大空襲により、富山市に甚大な被害が出る。延焼率は99.5%で全国1位。
第二次世界大戦後[編集]
- 1945年(昭和20年)10月28日 アメリカ第6軍が富山県に進駐する。
- 同年12月20日 富山軍政部が電気ビルに設置される。
- 同年 魚津に吉田工業株式会社 (YKK) が設立される。
- 1947年(昭和22年)10月30日 昭和天皇が富山県に行幸。
- 1951年(昭和26年)5月1日 電力事業再編の中、山田昌作らの尽力により北陸電力が設立される。
- 1952年(昭和27年)6月12日 駐留米軍が富山県を離れる 。
- 1954年(昭和29年)4月11日 - 6月4日 富山産業大博覧会が開催される。
- 1955年(昭和30年) 魚津埋没林が特別天然記念物に指定される。
- 同年4月14日 第一回全国チンドンコンクールが開催される。
- 同年8月4日 イタイイタイ病が初めて報告される。
- 1956年(昭和31年)9月9日 富山天文台が完成する。
- 同年9月10日 魚津市で魚津大火が発生。当時の市街地の大半が焼失。
- 1958年(昭和33年)9月14日 - 9月17日 富山国体が開催される。
- 1961年(昭和36年)1月15日 関西電力黒部川第四発電所が営業運転を開始する。
- 1963年(昭和38年)1月 昭和38年豪雪。
- 同年8月20日 神通川河川敷に富山空港が開港する。
- 1964年(昭和39年)5月 富山県の事業として、太閤山団地の造成が開始される。
- 1967年(昭和42年) 富山地方鉄道本線高架線と、日本海側初の高架駅舎が魚津に完成する。
- 1968年(昭和43年)4月21日 富山新港が開港する。
- 1971年(昭和46年)6月1日 立山黒部アルペンルート全線開通。
- 1981年(昭和56年)冬 五六豪雪。
- 1983年(昭和58年)9月23日 第一回国際アマチュア演劇祭を開催。
- 1984年(昭和59年)4月28日 富山市ファミリーパーク(動物園)開園。
- 1988年(昭和63年)7月30日 北陸自動車道が全線開通する。
平成[編集]
- 1992年(平成4年)7月10日 ジャパンエキスポ、太閤山ランドにて開催。
- 同年7月1日 富山市民球場アルペンスタジアム竣工。
- 同年3月28日 東海北陸自動車道福光IC - 小矢部砺波JCT間開通により北陸自動車道と接続する。
- 1996年(平成8年)3月28日 能越自動車道福岡IC - 小矢部砺波JCT間が開通する。
- 2000年(平成12年) 2000年とやま国体が開催される。
- 同年バレーボール世界選手権が開催される。
- 2002年(平成14年)10月19日 この年ノーベル化学賞を受賞した田中耕一が来県し、県知事など出迎える。
- 2005年(平成17年)12月 - 2006年1月 平成18年豪雪。山地を中心に豪雪被害。
- 2006年(平成18年)4月29日 日本初の本格的LRTである富山ライトレール富山港線が開業する。
- 2007年(平成19年)3月25日 能登半島地震で震度5弱を観測。県内でも負傷者が出る。県内で震度5以上の揺れを観測したのは1930年以来77年ぶりとなる。
- 2008年(平成20年)7月5日 東海北陸自動車道が全線開通する。
- 2009年(平成21年)12月23日 富山地方鉄道市内軌道都心線が完成する。
- 2015年(平成27年)2月28日 能越自動車道七尾氷見道路全線開通 小矢部砺波JCTから七尾ICまで1本で繋がることとなった。
- 同年3月14日 北陸新幹線長野-金沢間開通(同時に富山駅南口の新駅舎開業)。路面電車の高架下乗り入れ開始。
人口[編集]
富山県と全国の年齢別人口分布(2005年) | 富山県の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 富山県
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
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富山県(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
政治・行政[編集]
行政機構[編集]
歴代知事(公選)[編集]
- 初代 館哲二(1947年4月19日〜1947年11月15日、1期)
- 2代 高辻武邦(1948年11月23日〜1956年9月30日、2期)
- 3代 吉田実(1956年9月30日〜1969年12月1日、4期)
- 4代 中田幸吉(1969年12月30日〜1980年9月18日、3期)
- 5代 中沖豊(1980年11月11日〜2004年11月8日、6期)
- 6代 石井隆一(2004年11月9日〜、2期目)
県議会[編集]
財政[編集]
平成24年度[編集]
- 財政力指数 0.43
平成23年度[編集]
- 財政力指数 0.44
平成22年度[編集]
- 財政力指数 0.46
平成21年度[編集]
- 財政力指数 0.48
平成20年度[編集]
- 財政力指数 0.48
平成19年度[編集]
- 財政力指数 0.45
平成18年度[編集]
- 財政力指数 0.4159
- 標準財政規模 2647億円
- 普通会計歳入 5206億円
- 経常収支比率 94.5%
- 人口一人当たり地方債残高 89万6267円 普通会計分のみ
- 実質公債費比率 16.3%
- ラスパイレス指数 96.3
地方債等の残高
- 1普通会計分の地方債 9954億円
- 2上記以外の特別会計分の地方債 902億円
- 3第3セクター等の債務保証等にかかわる債務 264億円
地方債等の合計 1兆1120億円 (連結会計)
平成17年度[編集]
- 財政力指数 0.37
広域行政[編集]
富山県内における広域行政の主な形態は以下の通り。
- 東部
- 富山地区広域圏事務組合(富山市・滑川市・上市町・立山町・舟橋村) - ごみ処理
- 中新川広域行政事務組合(上市町・立山町・舟橋村) - 下水道・介護保険
- 新川広域圏事務組合(魚津市・黒部市・入善町・朝日町) - ごみ処理・し尿処理・斎場・ケーブルテレビ
- 西部
- 砺波広域圏事務組合(砺波市・南砺市) - ごみ処理・救急医療・上水道・ケーブルテレビ事業(ケーブルテレビ事業に限り小矢部市も含む)
- 砺波地区消防組合(砺波市・南砺市・小矢部市) - 広域消防
- 高岡地区広域圏事務組合(高岡市・小矢部市・氷見市) - ごみ処理・ソフト事業(広域観光等)
姉妹州省・提携州省、姉妹都道府県[編集]
- 神奈川県
- 中国、遼寧省 - 1984年5月9日友好県省提携
- ブラジル、サンパウロ州 - 1985年7月18日友好提携
- アメリカ合衆国、オレゴン州 - 1991年10月19日友好提携
- ロシア、沿海地方 - 1992年8月26日友好提携
経済・産業[編集]
産業[編集]
特筆すべき資源として、豊富な水資源とそれを利用した水力発電がある。そのため越中は古来より米所であった。富山県は明治から昭和にかけてこの電力を生かして第一次産業から第二次産業、つまり日本海側屈指の工業地域(北陸工業地域)へと産業転換を果たした。ただ第三次産業への転換は首都圏一極集中の流れから、遅れがちである。そのため情報処理業はインテックなど企業向けが中心である。一方で地方としては珍しいアニメ制作会社(P.A.WORKS)がある。
一次産業[編集]
農地は減少傾向にあるが、耕作地における水田率は全国1位 (95.9%)。砺波地区においては明治時代から続くチューリップの栽培が盛んであり、異彩を放っている。北部に占める富山湾の恩恵により、漁業も盛んであったが、近年定置網漁を除く、その他の漁業は衰退の傾向にある。しかし、国民のグルメ指向と輸送時間の短縮化により、従来は移送が不可能であったシロエビなど、今まで売れなかった商品が注目されている。
- 農業:米、砺波のチューリップ、福光の干し柿、入善のジャンボ西瓜
- 漁業 - 豊かな漁場である富山湾を有し発達している。他県に無い特色としては伝統的なブリ定置網漁、日本唯一の群泳海域を持つホタルイカ漁、保存技術の発達で可能になったシロエビ漁など
- 林業 - 山の大半が国立公園のため、あまり盛んではない
二次産業[編集]
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富山県は、日本海側最大の工業集積地であり、北陸工業地域の中核である。
立山連峰の豊富な水資源と水力発電を利用して産業が発達している。特に電気料金は北陸電力が日本で最も安い電気料金を実現しており[6]、多量の電気を必要とするアルミ精錬とその関連産業が栄えてきた。臨海部を中心として石油精製、重化学工業、各種電気製造が発達している。特定重要港湾伏木富山港では大量の原料の輸入と製品の輸出が行われている。
「越中の薬売り」の伝統から医薬品の製造・販売が盛んである。製薬業は景気後退や高齢化の進行に強い。ジェネリックブームの恩恵もあり、平成不況の中にあって高い安定性を誇る。
- 製造業
- 合金加工 - アルミ(アルミサッシ生産シェア国内第1位 YKK AP、三協・立山HD、新日軽)、銅(製品国内シェア第1位)、鉄(合金鉄(フェロアロイ)シェア国内1位)、マグネシウム等。
- 工業機械 - 自動車部品、ベアリング(生産シェア国内第4位 不二越)、精密工作機械(タービン工作機械世界シェア25%、半導体ポリッシングマシン世界シェア1位)、産業用ロボット(世界シェア5位)
- 電気機器 - 電子部品(スイッチング電源国内シェア2位、3軸加速度センサー、抵抗器ほか)、家電製品、半導体大規模集積回路(CCD/MOSイメージセンサ、AV/通信向けマイクロコンピュータ (32bit/64bit)、液晶/PDPドライバ等、パナソニックの国内最大拠点)、化合物半導体ディスクリートデバイス
- 造船 - 日本海側では数少ないドライドック設備有り
- 建設 - 総合建設業、鉄骨橋梁(川田工業)、各種プラント建設
- 化学工業 - 化学原料(塩酸、硫酸など)、化学肥料、ポリカーボネート製品、塩化ビニル製品人工イクラ
- ファスナー - 世界シェア1位 (YKK)
- 製薬 - 医療用総合医薬品製造、薬品原料(インドメタシンなど)、漢方薬、外用剤、各種研究施設多数。また、生産した家庭薬の配置薬業(置き薬)も江戸時代から有名である。
- その他 -製油、紡績、野球用バット
- 電力業-北陸電力、関西電力
三次産業[編集]
- 金融:北陸銀行(ほくほくフィナンシャルグループを含めて地銀2位)
- 陸運業:トナミ運輸
- 海運業:日本海沿岸国家との交易(鉱石、原油、工業製品、木材、中古車)
- 観光業:立山黒部アルペンルート、黒部峡谷鉄道、宇奈月温泉
- 情報処理業:インテック
商業[編集]
県外への輸出は伝統的に富山の売薬やブリ街道が有名である。古くから北前船で知られる日本海側貿易の中継拠点であったが、現代ではさらに環日本海貿易の拠点として発達し、中古車などの取引拠点となっている。
県内商業としては伝統的には総曲輪周辺の中心市街地が栄えていた。近年では車社会化が進行し、幹線道路沿いの郊外店が主流となっている。それに伴い大型店舗化が進行している[7]。富山市と高岡市の商圏は県内のみならず岐阜の北部や新潟県上越地方をも収めるが、隣県の金沢市の商圏と競合関係にある。
その他産業[編集]
- 海洋資源:企業製品向け海洋深層水の取水
生活・交通[編集]
警察[編集]
消防[編集]
- 単独設置
- 組合設置
- 砺波地域消防組合(砺波市、南砺市、小矢部市)
- 富山県東部消防組合(魚津市、滑川市、上市町、舟橋村)
- 舟橋村は常備消防が未設置で救急業務のみを立山町に委託していたが、組合加入により委託を取り止めることになった。
- 新川地域消防組合(黒部市、入善町、朝日町)
交通[編集]
空港[編集]
- 富山きときと空港 (富山市)
道路[編集]
道路整備率は75.7%(2006年)と全国で最高水準にある[8]。その一方で混雑率は大都市圏よりずっと低く(1,079台/124時間)[8]、全国で最も快適に自動車生活を送れる地域の一つである。
鉄道[編集]
全国の都道府県で唯一、県内全ての市町村に鉄道駅が存在するなど、地方としては鉄道網が発達していたが、モータリゼーションの進行で在来線が衰退傾向にある。その一方で、ライトレール専用路線が新設されるなど先進的な試みもなされている。また北陸本線がJRから経営分離されて以降は、沖縄県を除く46都道府県で唯一JR在来線の幹線が存在しない県となった[9]。
港湾[編集]
富山湾に設けられた湾港群。古くより沿岸貿易路の中継拠点であった。現代では環日本海貿易の中経路として、そして北陸工業地帯と世界をアクセスする。
富山湾は黒潮親潮の潮境が生み出す豊穣な漁場であるため、漁港としても重要である。
医療・福祉[編集]
教育[編集]
メディア・芸能[編集]
新聞社[編集]
- 北日本新聞(1884年創刊の中越新聞より始まる。富山県を代表する言論機関)
- 読売新聞北陸支社(実質的創業者正力松太郎が当県出身)
- 富山新聞(石川県の地方紙である北國新聞が富山県版として発行しているもの)
- 読売新聞以外の全国紙や北陸中日新聞も県内に取材拠点、販売網を有す。
- 補足
- 富山県は全国紙の発行本社が東京本社・大阪本社とそれぞれ別になっている。
- 読売新聞の北陸支社は東京本社の管轄で、当県と石川県向けに発行しているが、紙面の内容の大半は東京本社の内容をそのまま掲載している(福井県は大阪本社管轄)。なお、読売新聞は2011年3月から富山市の北日本新聞社の工場『創造の森 越中座』に委託しての印刷になっている。
- 朝日新聞は、創刊当初から1989年8月まで大阪本社版が販売されていたが、1989年9月から2011年3月末まで輸送上の問題から東京本社版が販売されていた。しかし、2011年4月から富山・石川両県の同紙を中日新聞社の金沢工場で委託印刷されることに伴い21年半ぶりに大阪本社版に戻した。
- 毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞は元から大阪本社版が販売されている。なお、産経の県域版は掲載されていない。
- スポーツ新聞は、スポーツニッポン、サンケイスポーツは大阪本社版、日刊スポーツは名古屋本社版(日刊スポーツ新聞西日本管轄)が販売されている。スポーツ報知は東京本社発行版が販売(富山市で現地印刷)されているが、公営競技など一部の記事は大阪本社で製作されたものを掲載している。他に中日スポーツ(中日新聞北陸本社で発行)も販売されている。
放送局[編集]
- テレビ
- ※富山県にはテレビ朝日系列の放送局がないため、区域外再放送で北陸朝日放送 (5ch) を視聴できるケーブルテレビ局が多い。また、同系列の取材拠点として富山市にテレビ朝日富山支局と北陸朝日放送富山支局が設置されている。
- ※テレビ東京系列は富山県全域にて視聴不可である上、テレビ東京 (7ch)・テレビ大阪 (7ch)・テレビ愛知 (10ch) の区域外再放送は一切行われていない。
- ラジオ
- 北日本放送(JRN・NRN系列)
- 富山エフエム放送(JFN系列)
- ラジオたかおか(コミュニティ放送)
- 富山シティエフエム(コミュニティ放送)
- 新川コミュニティ放送(コミュニティ放送)
- エフエムとなみ(コミュニティ放送)
- エフエムいみず(コミュニティ放送)
- ケーブルテレビ
- ケーブルテレビ局一覧を参照
映像[編集]
雑誌[編集]
- 月刊タウン情報とやま(シー・エー・ピー、タウン情報誌)
- Takt(シー・エー・ピー)
- 月刊北國アクタス(北國新聞社)
- 自然人(橋本確文堂)
文化・スポーツ[編集]
県民性[編集]
貯蓄率は高く、「越中の一つ残し」と言われるほどである。自分の家を持って一人前という風潮があり持ち家率は全国最高である[10]。次男以下が結婚すると家を建ててあげるのが当たり前になっている。さらに家の大きさ(延べ床面積)も全国一大きい[11]。
子弟の教育にも熱心な傾向があり全国学力調査など教育関係の統計で、上位に位置することが多い[12]。
大家族傾向がある[13]ため、世帯収入が全国最高水準である[14]。逆に生活保護家庭の割合は極端に低く、全国最低である[15]。
乳幼児を祖父母等に預けることが比較的容易なこともあって共働き率が全国最高水準である[16]。石川の「嫁は越中から貰え」という格言は、富山の女性は働き者とされるところからきている。コロッケの消費が多いのも共働きが多いからとされる。
「サラリーマン小説」を得意にした富山市出身の源氏鶏太は「富山県人である宿命」(『わが文壇的自叙伝』集英社)に同窓会に出てみんな泥くさいとし「私自身、極めて泥くさい人間であることを知っているし、それが富山県人の特性であると信じている。ただし、あえて弁解すれば、泥くさいということは、軽薄でないということだ」と書いている。
富山で過ごしたことがある宮本輝 『天の夜曲 流転の海・第四部 』には主人公の友人・久保敏松が富山人というのは、地味ではあっても、進取の気概を内に秘めていて、粘り強く自分の仕事に工夫を凝らすという特質を持っているような気がする、という。
この勤倹克己を地で行くような県民性は、安田財閥で安田講堂に名を残す安田善次郎や浅野財閥の浅野総一郎やホテルニューオータニの大谷米太郎のような経済的成功者を多く生み出してきた。
海産物を好む食文化を持っており魚介類の消費額が全国一大きい[17]。特にコンブ、ブリ、イカの消費額が群を抜いて大きい[18]。
北陸地方は一向一揆で知られる浄土真宗が盛んで、越中の価値観にも強い影響を与えてきた。たとえば堕胎・間引きを忌んだことから、江戸時代から人口増加率が特に高く、全国に移住者を出していた[19]。関東での銭湯経営者も新潟と同様に富山出身社が多いが、これは厳しい仕事だからとされる。北海道開拓においても、富山県出身者が有意に多く[20]、北方領土からの引揚者も北海道に次ぎ2番目に多い。富山を本社とする北陸銀行も小樽をはじめとして北海道に支店が多い。
県内全域から見られる立山連峰は、山岳信仰の舞台になっていて立山は富士山、白山と日本三霊山の一つである。
プロ野球の父と呼ばれる正力松太郎の出身地であることから読売ジャイアンツファンと北陸中日新聞の発行エリアなため中部地方地域唯一の球団である中日ドラゴンズファンが多い特徴がある。ちなみに、フジテレビアナウンサーの石本沙織は読売ジャイアンツファン、千葉ロッテマリーンズの石川歩は中日ドラゴンズファン、鹿島アントラーズの柳沢敦は阪神タイガースのファンを公言している。これは、富山県民は人と違うことをしたがらないという県民性があるからである。
県民性に関する本の多くは真宗信者の勤勉さと家族の絆、富山の売薬によるパイオニア精神などを通して、勤勉でありながら、結婚式などでお金を蕩尽する部分に焦点を当てている。NHKなどの県民調査では石川県とのライバル意識が強いとされる。
食文化[編集]
- 郷土料理
伝統工芸[編集]
- 伝統工芸品
スポーツ[編集]
- カターレ富山 - Jリーグ (J3) に加盟するプロサッカークラブ
- 富山グラウジーズ - bjリーグ所属のバスケットボールクラブ
- 富山GRNサンダーバーズ - BCリーグ所属のプロ野球チーム
- KUROBEアクアフェアリーズ - Vリーグ(チャレンジリーグ)所属の女子バレーボールクラブチーム
観光[編集]
- 瑞龍寺 仏殿、法堂、山門(高岡市)
観光PRマスコット[編集]
元気とやまマスコット 「きときと君」
富山県を舞台とした作品[編集]
文学[編集]
- 万葉集(7世紀〜8世紀): 越中(富山)に関する歌は337首。うち、大伴家持が越中国司時代に詠んだ歌が223首、家持の部下や知人が詠んだ歌、越中の伝説などを詠んだ歌が114首。
- 押絵と旅する男(1929年、江戸川乱歩作)
- 遭難(1958年、松本清張作)
- 黒部の太陽(1964年、木本正次作)
- 高熱隧道(1967年、吉村昭作)
- 長い道(1969年、柏原兵三作)
- 螢川(1977年、宮本輝作)
- 劒岳 点の記(1977年、新田次郎作)
- 疑惑(1982年、松本清張作)
- 風の盆恋歌(1985年、高橋治作)
- 納棺夫日記(1996年、青木新門作): 映画『おくりびと』(ロケ地は山形県)のモデル。
映画[編集]
- 父ちゃんのポーが聞える(1971年、石田勝心監督)
- 釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!(2002年、本木克英監督)
- 逢いたい(2003年、淺井康博監督)
- 8月のクリスマス(2005年、長崎俊一監督)
- キトキト!(2007年、吉田康弘監督)
- RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(2011年、蔵方政俊監督)
- おおかみこどもの雨と雪(2012年、細田守監督)
- TAKAOcan Dream〜がんばれ!サンダーバーズ!!〜(2013年、市川徹監督)
テレビドラマ[編集]
- 虹の設計(1964年、NHK制作)
- 風の盆(1981年、NHK制作)
- 夜の花火(1981年、MBS制作)
- 季節はずれの蜃気楼(1985年、NHK制作)
- 凛凛と(1990年、NHK制作)
- 地方記者・立花陽介 越中高岡通信局(2001年、NTV制作)
- 風の盆から(2002年、NHK制作)
- 絶壁〜山岳警備隊、疾走る〜(2004年、NHK制作)
- 恋仲(2015年、CX制作)
漫画[編集]
アニメ[編集]
- true tears(2008年、P.A.WORKS制作): 南砺市城端町をモデルとした「麦端町」が舞台。
- ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜(2008年、A-1 Pictures制作): 射水市をモデルとした「富山県綾凪市」が舞台。
- グレートハント(2008年、TheBERICH制作)
- マイの魔法と家庭の日(2011年、P.A.WORKS制作)
- another(2012年、P.A.WORKS制作): 砺波市と南砺市周辺をモデルとした風景や建物が登場する。
- 恋旅〜True Tours Nanto(2013年、P.A.WORKS制作)
ゲーム[編集]
音楽[編集]
- 富山の夜(1976年、北森啓介)
- 風の盆(1989年、菅原洋一)
- 風の盆恋歌(1989年、石川さゆり)
- 無言坂(1993年、香西かおり)
- はぐれコキリコ(1999年、成世昌平)
- 氷見の雪(2004年、原田悠里)
富山県出身の人物[編集]
脚注[編集]
- ^ http://www.t-hito.or.jp/kids/yumeoi/zoom/5-1.pdf 富山県の生みの親米沢紋三郎
- ^ 北アルプス立山連峰で発見の氷の塊が日本初の氷河の可能性高いと、立山カルデラ砂防博物館学芸員。 2010/11/30 17:05 共同通信配信
- ^ 飛越協議会「飛越地方とは」
- ^ 豪雪地帯の地域指定図 - 富山県(地域指定状況) - 国土交通省(2011年8月3日閲覧)
- ^ 誰か昭和を思わざる 大正ラプソディー (大正元年)
- ^ 電気料金(一般電気事業者間比較) (PDF) 電気事業便覧
- ^ 経済産業省 商業統計
- ^ a b 国土交通省 道路統計年報
- ^ なお、残るJR在来線はすべて全線地方交通線非電化単線となっている
- ^ 富山県83.9%、全国平均64.3%、東京都47.2%(2005年)統計局国勢調査調査開始以来全国1位
- ^ 富山県156.9m²、全国平均95.2m²、東京都65.9m²(2005年) 統計局国勢調査
- ^ 教育関係の統計一覧
- ^ 富山県3.01人、全国平均2.60人、東京都2.17人(2005年)統計局国勢調査 福井山形に次ぐ全国3位
- ^ 全国3位(2004年)消費実態調査結果より引用かつては1位であったが、低下傾向にある
- ^ 富山県0.59世帯、全国平均2.14世帯、大阪府4.35世帯(2005年)社会福祉行政業務報告の引用 100世帯あたりの生活保護世帯数
- ^ 富山県56.57%、全国平均44.43%、奈良県36.30%(2005年)統計局国勢調査の引用福井山形に次ぐ全国3位
- ^ 統計局家計調査
- ^ 統計局家計調査
- ^ 中川正「関東における北陸人集落の繁栄」『とやま経済月報』平成14年3月号
- ^ 明治25年至同29年府県別北海道移住者人員 道庁殖民部拓殖課『明治29年来住戸口表』富山県出身者が全体の1割以上を占めていたことが分かる
関連項目[編集]
- 富山県出身の人物一覧
- 富山県の廃止市町村一覧
- とやまエコライフ・アクト10宣言
- おわら風の盆
- 県定公園
- 富山県指定文化財一覧
- 新川広域圏
- 越中の戦国時代
- 日本の地理、日本の地域
- とやまくん - 富山県非公式キャラクター
外部リンク[編集]
行政
観光
- とやま観光ナビ - 富山県観光連盟
先代: 富山藩 |
行政区の変遷 1871年 (第1次富山県) |
次代: 新川県 |
先代: 石川県の一部 (越中国) |
行政区の変遷 1883年 - (第2次富山県) |
次代: ----- |
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