知ろう 子宮頸がん

『子宮頸がん』とは、女性特有のがんの一つです。

子宮上部の袋状の部分を子宮体部と呼び、この部位に生じるがんが子宮体がん。
『子宮頸がん』は、子宮下部の管状部分、すなわち子宮頚部に生じるがんです。
『子宮頸がん』は子宮がんのうち、およそ7割を占めています。以前は、発症のピークが40~50歳代でしたが、近年は20~30歳代の若い女性にも増加する傾向がみられ、30歳代後半がピークとなっています。


『子宮頸がん』は、他のがんと異なり、その原因が明らかになっています。その原因は、ほぼ100%がヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルス感染です。


人によって感染度は違いますが、すべての女性のおよそ80%が一生に一度はこのヒトパピローマウイルス(HPV)に感染していると言われています。


この『子宮頸がん』は、検診の有効性が科学的に認められているがんです。しかし、日本の『子宮頸がん』検診受診率は、欧米諸国の70%~80%に比べておよそ24%と低いのが現状です。


BSN新潟放送では、検診で克服可能ながん=『子宮頸がん』の撲滅を目指して、この受診率向上のために様々な活動を展開しています。