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鞍馬の火祭:たいまつが燃え盛り火の粉に歓声

毎日新聞 2015年10月22日 21時38分(最終更新 10月23日 12時37分)

鞍馬の火祭で勇壮にたいまつを掲げる若者ら=京都市左京区で2015年10月22日午後9時、小松雄介撮影
鞍馬の火祭で勇壮にたいまつを掲げる若者ら=京都市左京区で2015年10月22日午後9時、小松雄介撮影

 大小500のたいまつが秋の夜空を焦がす「鞍馬の火祭」が22日夜、京都市左京区の由岐(ゆき)神社一帯であり、勇壮な炎の祭典に見物客らが酔いしれた。

 火祭は平安時代の940(天慶3)年、世の中の平安を願い由岐神社の祭神を御所から鞍馬の地に移した際、住民らがかがり火やたいまつをたいて迎えたのが起源とされる。

 午後6時、家々の軒先にかがり火がともされ、最大約4メートル、重さ約100キロのたいまつを担いだ若者らが「サイレイヤ、サイリョウ」のかけ声を響かせ街道を練り歩いた。午後9時前には鞍馬寺山門前に若者らが集結。数十本の巨大なたいまつが燃え盛り、火の粉が舞うたびに大きな歓声が上がった。【岡崎英遠】

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