ウィキソース

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ウィキソース
ウィキソースのロゴマーク
ウィキソースのロゴマーク
URL
全言語版トップページ
(新言語版の試験運用ウィキも兼ねる)
http://wikisource.org/
日本語版
//ja.wikisource.org/wiki/メインページ
タイプ ライセンスフリーなテキストの掲載と翻訳
分野 限定なし
使用言語 58言語
閲覧 無料
登録 任意
著作権 CC-BY-SAおよびGFDL
運営元 ウィキメディア財団
資金 人々からの寄付(詳しくは寄付のページを参照)
営利性 非営利
設立 2003年11月24日
執筆者 不特定多数の匿名の執筆者

ウィキソース(Wikisource)は、ウィキメディア財団が運営している、ソース(情報源)を対象とする、ウィキペディアの姉妹プロジェクトである。

目的[編集]

すべての言語を対象として、自由(フリー)なソーステキストや、その翻訳文をウィキで作成することを目的としている。主にパブリック・ドメインGFDLで提供されている、文書(法令文学作品歴史資料など)、歌詞、演説文、コンピュータ・プログラムのソースコードや統計データ(選挙結果など)などを収録している。

2005年8月時点で、同サイトは3800名前後の登録済みユーザ、55の言語によるトップページ、4万3000を超えるページ、2万5000ページ相当のソーステキストを擁していた。

歴史[編集]

ウィキソースの旧ロゴ。このロゴは氷山をモチーフにしているが、ソースバーグと氷山 (iceberg) をもじったものである。
現在のロゴ。旧ロゴをイラスト化したものである。

このプロジェクトは、計画段階ではしばしば「プロジェクト ソースバーグ (Project Sourceberg)」 として言及され、投票によって2003年12月6日に「ウィキソース」と公式に名づけられた。

プロジェクトの発足は2003年11月24日で、http://sources.wikipedia.org/ を暫定的なURLとして使用していた[いつ?]が、http://wikisource.org/ がこれに代わる正式なURLとして使用されている[いつ?]

これ以前[いつ?]には、パシュトー語版ウィキペディアのアドレスであるps.wikipedia.orgが「プロジェクト ソースバーグ」の頭文字 "ps" を冠していることから誤って用いられていた時期があった。ここに存在していたすべてのテキストは発足とともに暫定URLのサイトに移動された。

ヘブライ語の場合、文字送りが他言語とは違い、一つのサイト内で活動することに不便があるため、2004年頃he.wikisource.orgに分割することとなった。またこれを皮切りに、ほかの言語でもほかの姉妹プロジェクトと同様に分割する議論が行われた。投票で言語ごとに分割することが決定し、2005年8月から移行作業を開始。9月に入り主要言語はほぼ分割を終え、現在では各言語ごとに活動が行われている。

分割を終えた後の多言語同時運用のウィキソースは全言語版のポータルであると同時にウィキメディア・インキュベーターのような役割を果たしており、新しい言語版の試験運用に利用されている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]