根拠の無いripple-XRPのファンダメンタル論

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銀行で採用が相次いでるrippleだが、 XRPの価値はそれに比例して上昇するのだろうか?

「送金の中間通貨として使われるので、世界中の銀行が採用されれば、XRPが、全世界の送金量(1500兆円)程度の価値がないと賄えない」

このようなファンダメンタル的な根拠を聞く。

しかしながら、この論をそのまま受け入れるには、穴があると思う。rippleの現在の戦略上、XRPが中間通貨としての役割を果たす場面は極めて限定的に思われる。

現在のrippleのターゲットは銀行であり、銀行同士であれば、そもそも信用があるから、お互いの銀行を信用して、直接IOUを送付すればよい。途中で、XRPを噛ます必要はない。お互いのIOUは、一定金額までは受け取るという与信を予めしておけばいいのだ。そして、rippleにはまさにそういう与信機能がある。

1対1で与信しあうのは複雑になるというなら、中央GWをつくればいい。参加金融機関のための、中央rippleGWをつくって、そこのIOUと常に交換を保証すればよい。それを保証する参加者だけで、そういう取り決めをして、与信しあえばよい。

それをいうと、日銀ネットワークといっしょじゃないか?とおもわれるが、まさにそうで、rippleはもともと銀行ネットワークをそのまま再現したものだから、そうなるのは当たり前だ。

違うのは、ネッティングや、クリアランスをする必要がないので、トランザクション毎の即時決済が行われるということだ。これは非常に意味がある進歩である。そしてネットワークメンテのコストも低い。

これらはユーザーには見えず、内部での取り決めでできるので、その間に板は立たないし、1:1で交換すればよく、必要なのは決済手数料としての少額のxrpである。xrpは必要だが、大した金額ではないだろう。

国際送金もとくにxrpを間に建てるひつようはなさそうだ。主要銀行の間で現在のように口座を持ち合えばいいし。円を、ドルにして送金する場合でも、一旦は自行内で両替すればよい。何も、銀行が市場でドルなりXRPを買い付ける必要もない。

そもそも大前提として、XRPなどの変動的な物を大量の送金の中間媒体として使ってしまっては、売り買いのたびに自分でレートを動かしてしまい、損失がでかねない。結局は、IOUに変換されて、円なりドルで出金されるのだから、XRPなどつかわず、直接IOU同士を交換するのが合理的だ。

つまり、銀行ネットワークのように、参加者がわかっていて、相手方を信用できる場合、つまり信用があるネットワークの場合、XRPなどいらないということだ。rippleは信用を前提としたネットワークだから、それでよい。

現状のGW同士では、お互いに与信などできないので、xrpに変えて取引するひつようがあろうが、銀行同士なら信用があるわけで、xrpなど不要であろう。

いずれにしても、顧客は、円やドルを扱うのであって、銀行口座にXRPの残高が加わることはないだろう。顧客には見えなくて良いのである。

唯一xrpが必要なのは、信用が測れず、そのネットワークに参加出来てない人同士が取引をする場合だ。そういう場合はいったんxrpに変える必要がある。つまり、現行のrippleゲートウェイみたいな、信用ならない参加者がいる場合だ。

ただし、ripple labはそういうプレイヤーは排除し、銀行に使ってもらうことを目指しているようだ。

また、rippleは純粋に裏の業務システムとして使うことも出来る。口座管理や、振替システムは、ポイントを発行している会社などでも安価に構築できるシステムとして、バックエンドで使う価値がある。

コインギフトなどは裏の仕組みはrippleとのことであるし、ユーザーに見えない形で、実は裏はrippleでしたという事例もふえるのではないか。その場合は自社IOUのつけかえだけなので、xrpはたんなる手数料として使われるだけだ。

rippleの仕組み自体は非常に便利で、コストを下げる可能性がある。SAPがかつて企業の基幹システムにたいして行ったように、送金システムのSAPとしてのソフトウェアの価値は大きい物になると思う。

もし、rippleの将来に投資したいなら、ripple labが株式を公開した後にその株を買うのがよいだろう。ripple labのビジネスモデルも、いずれ、ソフトウェアのライセンスとインテグレーションになっていくだろう。

という意味で、ソフトウェアとしてrippleについては応用例などの研究を何人かのripple界隈のかたと情報交換していて有意義である。今後もその方向性で、係るつもりである。

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