古源盛一
2016年8月6日03時00分
コカ・コーラウエストスポーツパーク県民体育館(鳥取市)で開かれた全国高校総体の相撲は5日、団体戦(5人)の決勝トーナメントがあり、鳥取城北が決勝で前年優勝の埼玉栄(埼玉)を4勝1敗で下し、5年ぶり3度目の優勝を果たした。高校総体の相撲で開催県の優勝は初めて。
鳥取城北は3日の予選1回戦で5人全敗と硬さがみられたが、同2回戦以降、調子を上げていった。「気持ちを一つに」と円陣を組んで臨んだ決勝。相手の変化を読んだ竹内宏晟選手(3年)が冷静に突き倒しで退け、流れを引き寄せた。続く3人も前へ出る相撲で相手を圧倒した。
優勝を決める3勝目を挙げた越後谷知樹主将(同)は「だれが負けても次につなげる気持ちでみんなが臨んだ結果。チームワークの勝利です」と話した。胴上げされた総監督の石浦外喜義校長(55)は「選手の力だけでなく、応援や補助員の力もある。(校内の)道場で稽古してから大会に臨むことができ、初心に戻れたのも大きかった」と話した。(古源盛一)
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