サラダ好きも要注意!便秘に大腸がんを招く「腸が嫌がる」悪習慣4つ

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国の統計では便秘に悩む人は660万人にもなり、増加する一方です。悩んでいる女性も多いのでは? 女性にとって便秘体質は美容健康によくありません。

これまで4万件以上の大腸内視鏡検査を行ってきた消化器内科医の『松生クリニック』院長・松生恒夫先生の著書『腸が嫌がる食べ物、喜ぶ食べ物 40歳を過ぎたら知りたい、病気にならない食習慣』から、便秘など腸トラブルになりやすい人の特徴を見ていきましょう。

あなたも、当てはまるものがありませんか?

 

■1:低炭水化物ダイエットをしている人

炭水化物だけを減らすダイエットをすると、食物繊維の摂取量が不足し、慢性便秘の引き金になってしまいます。甘い嗜好品を控えるのも、腸には効果的です。

 

■2:生野菜サラダが好きな人

便秘の解消には食物繊維が欠かせません。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、この二つをバランスよく摂ってはじめて便秘が解消されます。

生野菜ばかりでは不溶性食物繊維を摂るだけなので、不溶性食物繊維過多の状態になります。加えて摂取水分の不足が加わると、便が硬くなってしまいます。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の割合は1対2が目安です。

 

■3:生活リズムに乱れがある人

腸の動きが活発になるのは、リラックスしている副交感神経が優位な時。緊張状態が続くと交感神経が活発になり、腸の働きが悪化してしまいます。

仕事が忙しくてゆっくりする暇がなかったり、昼と夜が逆転した不規則な生活を送っていると、交換神経は緊張し、自律神経のバランスが崩れ腸の働きが鈍くなります。

 

■4:ストレスが多い人

東日本大震災では、被災地で多くの人が便秘に悩まされることになりました。重症便秘や下剤依存症の人たちの多くに、便意の消失が見られますが、その背景には仕事や家庭のストレス、環境上トイレに行けないというストレスなど、様々なストレスが関与しています。

便秘や下痢だけでなく、胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、過敏性腸症候群などがストレスによってもたらされています。

 

松生先生によると、40歳以降は大腸がんの発見・発病率が高まることが分かっていて、「40歳が分岐点」といわれています。気になることが多い人は、これまでの食生活やライフスタイルを見直してみるとよいでしょう。

 

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【参考】

松生恒夫(2014)『腸が嫌がる食べ物、喜ぶ食べ物 40歳を過ぎたら知りたい、病気にならない食習慣』(SBクリエイティブ)