29日
4時58分

トランプ氏、温暖化対策の規制見直す大統領令に署名

 アメリカのトランプ大統領は28日、オバマ政権が進めた地球温暖化対策を転換する大統領令に署名しました。

 「この大統領令で米国産エネルギーに対する制限を撤廃し、政府の介入を転換し雇用を奪う規制を取り消す歴史的な一歩を踏み出します」(アメリカ トランプ大統領)

 トランプ氏が大統領令で命じたのは、石炭火力発電所から排出される二酸化炭素量の制限の見直しや、政府所有地における新たな石炭採掘権の凍結解除などです。いずれも温暖化対策に力を入れていたオバマ政権が温室効果ガスの削減を狙って導入した政策でしたが、トランプ氏はこれらを転換し、凋落傾向にある炭鉱地域の雇用を確保することを公約に掲げてきました。

 トランプ氏はまた、「河川や空気の環境保護は続ける」と主張しましたが、温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」からの脱退も検討していて、エネルギーや環境分野においても国内事情優先の姿勢が鮮明です。

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更新日時:3月29日 7時2分

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