中国 トランプ政権の温暖化対策見直しを暗に批判

中国 トランプ政権の温暖化対策見直しを暗に批判
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アメリカのトランプ大統領が、オバマ前政権が進めてきた地球温暖化対策を全面的に見直すための大統領令に署名したことについて、世界最大の温室効果ガスの排出国である中国の外務省は、「各国が約束を果たし、ともにパリ協定を推進するべきだ」と暗に批判しました。
トランプ大統領は28日、オバマ前政権が進めてきた地球温暖化対策を全面的に見直すための大統領令に署名し、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」の目標の達成に影響するおそれが出ています。

これについて、中国外務省の陸慷報道官は29日の記者会見で、「気候変動の問題は全人類が直面している共通の挑戦だ」としたうえで、「われわれは、各国がこの機会をつかみ、約束を果たし、積極的な行動をとって、ともにパリ協定を推進するべきだと主張する」と述べて、暗に批判しました。
そして、「個別の国の気候変動に関する政策がどう変わろうが、責任ある発展途上国の大国として、中国の決心と目標、政策は不変だ」と述べて、アメリカの政策変更にかかわらず、この分野でリーダーシップを発揮していく姿勢をアピールしました。

中国は世界最大の温室効果ガスの排出国で、習近平指導部は「パリ協定」の締結をアメリカとの関係強化の成果だと位置づけていて、トランプ政権の動向を注視しています。