6日
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トランプ氏の最側近、NSC閣僚委メンバーから外れる
アメリカのホワイトハウスは5日、トランプ大統領の最側近であるバノン首席戦略官が、外交・安保政策に大きな影響をもつNSC(国家安全保障会議)の閣僚級委員会のメンバーから外れたことを明らかにしました。
バノン首席戦略官はトランプ氏の選挙の元責任者で、主に国内対策を取り仕切ってきた最側近です。
しかし、NSCの閣僚級委員会は、多くの機関にまたがる外交・安保政策をとりまとめて大統領に提案する重要な会議で、ほとんどのメンバーは議会承認が必要な閣僚であることから、バノン氏のメンバー入りには批判の声が挙がっていました。
「国際的な問題を考える場で国内情勢を重視する人物の力が支配的になると、外交政策がゆがむ可能性がある」(デニス・ワイルダー 元NSCアジア上級部長)
主要メディアは、NSCの運営はマクマスター補佐官が掌握したとも伝えていて、メキシコとの国境における壁の建設や、イスラム教徒の入国禁止などの政策を推進してきたバノン氏の影響力が低下する可能性もありそうです。