1分30秒

初の首脳会談始まる、米中首脳が夕食会に

　中国の習近平国家主席がアメリカのトランプ大統領との初会談に臨むため、フロリダに到着しました。会談では挑発行為を続ける北朝鮮に対して、協力して強い姿勢を打ち出せるかが焦点となります。

　夕日に照らされたトランプ大統領の別荘・マールアラーゴでは、習近平国家主席夫妻を歓迎する夕食会が行われています。到着後まず行われた初顔合わせでは、トランプ大統領と習近平国家主席が双方の夫人も交えて談笑する様子が見られました。本格的な首脳会談は、現地時間７日午前に行われ、北朝鮮への対応が最大の議題となります。習主席がフロリダに到着した際に出迎えたティラーソン国務長官は、中国の協力に期待感を表しました。

　「北朝鮮に核兵器とミサイル開発計画を断念させるために、中国が影響力を行使するための方策を見つけることを期待している」 （アメリカ ティラーソン国務長官）

　会談では、軍事攻撃も辞さないという構えを見せるトランプ大統領に対し、習近平国家主席は軍事的な圧力は効果がない、むしろ逆効果だと説明するものとみられます。一方で、中国が北朝鮮に対して、金融制裁など、経済面で締め付けを強める余地は残っていて、習主席が何らかの方策を示す可能性はあります。

　初日の６日はまず、お互いを知ることに時間を費やしている両首脳、厳しい話ばかりになる７日の首脳会談を前に、短時間でどれだけ個人的な関係を作れるかが注目されます。