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ロシア地下鉄“自爆テロ”事件、集中治療医 被害者状況語る

 ロシアのサンクトペテルブルクで起きた地下鉄爆発事件で、被害者を治療した病院の医師がけが人の状況について語りました。

 サンクトペテルブルクの地下鉄爆発事件では14人が死亡し、51人がけがをしました。けが人20人を受け入れたこの病院の医師は、5人が重体でそのうち2人は危篤状態だと話しました。

 「みんな爆発物によるけがと外傷を受けています。爆風によるものと爆発物に入っている鉄片によるもの、そしてやけどです」(ジャネリゼ名称救急研究所 アフォンチコフ医師〔集中治療医〕)

 この事件では、不発のまま見つかった爆発物にも殺傷能力を高めるために小さい破片が入れられていたと見られています。

 「我々は追加で蘇生用の寝台を20台増やし4つの緊急手術室を設け、全て使用しました」(ジャネリゼ名称救急研究所 アフォンチコフ医師〔集中治療医〕)

 この事件は中央アジア・キルギス出身のアクバルジョン・ジャリロフ容疑者による自爆との見方が強まっています。AP通信によれば、ジャリロフ容疑者は車の修理工や寿司店の店員として働きながら数年間、サンクトペテルブルクに暮らしていましたが、ソーシャルメディアの自らのページにはイスラム過激派への関心を示すものが載せられていたということです。捜査当局は、容疑者とイスラム過激派との関連をさらに調べています。

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更新日時:4月 8日 7時2分

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