9日
15時10分
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米空母が西太平洋に向け航行、北朝鮮をけん制か
アメリカ海軍の原子力空母カール・ビンソンが西太平洋に向けて航行していることが分かりました。北朝鮮をけん制する狙いがあるとみられます。
アメリカ海軍第3艦隊の発表によりますと、太平洋軍のハリス司令官が8日、寄港先のシンガポールからオーストラリアに向かっていた原子力空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群に対し、針路を変更して西太平洋まで北上するよう命じました。
第1空母打撃群にはカール・ビンソンのほかに、ミサイル駆逐艦2隻とミサイル巡洋艦1隻が含まれていて、朝鮮半島周辺で活動することで核・ミサイル開発を続ける北朝鮮をけん制する狙いがあるとみられます。
カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群は、今年1月に母港のサンディエゴから西太平洋に派遣され、南シナ海での活動や、3月1日に始まった朝鮮半島有事に備えた米韓合同軍事演習にも参加しています。