8日
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米軍のシリア空爆、国連安保理が緊急会合
シリア北部での化学兵器によるとみられる空爆をめぐり、アメリカのトランプ政権がシリアの空軍基地を攻撃したことを受けて、国連の安全保障理事会は緊急会合を開きました。
「昨夜の空爆は計画的なものだ。さらなる行動をとる準備はあるが、必要ないことを願っている」(アメリカ ヘイリー国連大使)
アメリカのヘイリー国連大使は7日、「民間人が犠牲となった化学兵器の使用は許されない。我々の行動は十分に正当化される」としたうえで、さらなる軍事行動の可能性を示唆しました。これに対して、アサド政権を支えるロシアは「アメリカの攻撃は国際法違反であり侵略行為だ。自制を求める」と強く非難しました。
シリア北部での化学兵器が使用されたとされる空爆をめぐって、安保理には現在複数の非難決議案が提出されていますが、意見の対立からいずれも採決されないままとなっています。