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【平昌五輪】異変!? “五輪強国”米国が予想外の低迷 選手「ホロ苦い…」 北欧のバイキング強国・ノルウェー強し

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【平昌五輪】
異変!? “五輪強国”米国が予想外の低迷 選手「ホロ苦い…」 北欧のバイキング強国・ノルウェー強し

カーリング女子の試合でアメリカ国旗を振る観客=19日(AP) カーリング女子の試合でアメリカ国旗を振る観客=19日(AP)

 夏季、冬季を問わず、五輪開催のたびにメダルを量産する五輪強国・米国が平昌五輪で、“足踏み”を続けている。19日午後7時現在でのメダル獲得数はわずか10個。“北欧のバイキング強国”ノルウェーなどに全く太刀打ちできない状況だ。

 平昌五輪の公式ホームペーによると、米国は金5、銀3、銅2。時差がほとんど真逆のせいかどうかは不明ながら、5位に沈んでいる。

 首位のノルウェーは金9、銀9、銅8の計26個。社会主義国家、東ドイツを1990年に吸収し、パワーアップを図ったドイツは金9、銀5、銅4の計18個。以下、オランダ3位(金6)、カナダ4位(金5)と続く。金2個の日本は、メダル獲得数で米国と並ぶ。

 米紙USAトゥデー(電子版)は「表彰台まであとわずかのところで届かない」との見出しの記事で、「予想を圧倒的に下回る」と自国の成績不振を懸念する。

 メダルに期待がかかった選手のうち、ネイサン・チェン(フィギュアスケート)は、日本のエース・羽生結弦や宇野昌麿との個人戦で敗北。同じくメダル候補ながら、4位に沈んだスキー・スロープスタイルのマギー・ボイシンも「4位に終わってホロ苦い…」と失意に暮れている。

 同紙は早くも、「1968年のグルノーブル五輪(フランス)で米国が獲得した金メダルは1個だけ」などと、過去最低レベルの記録まで持ち出す“お寒い”状況だ。(五輪速報班)

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