帯広畜産大(北海道帯広市)は7日、学生に威圧的な言動を取るなどアカデミックハラスメントがあったとして、50代の男性准教授を同日付で懲戒解雇したと発表した。被害学生の特定につながるとして、准教授の名前や所属は明らかにしていない。
同大によると、准教授は自分の研究室に所属する学生6人に対し、希望の進路を否定するような言動で精神的苦痛を与え、研究室を移らざるをえないよう追い込んだほか、女子学生2人に不適切な関係を求めた。昨年秋以降、大学に告発があり、准教授は事実関係を認めたという。
大学側は「事態を重く受け止め、再発防止と信頼回復に努める」としている。(共同)