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 神奈川県座間市の自宅アパートで男女9人を殺害したなどとして強盗・強制性交殺人などの罪で起訴された白石隆浩被告(27)が18日、勾留先の警視庁高尾署で朝日新聞記者との面会に応じた。白石被告は終始淡々と、本や手紙を読んで過ごしているなどと語った一方、心境を問うと沈黙。事件などの詳細なことについては「お金を払っていただければ話す」と語った。

 白石被告は午前10時20分ごろ、面会室に現れた。ひげを生やし、肩にかかるほど伸びた髪。上下グレーのスウェット姿で、服の上からもあばら骨が少し浮き出ているように見えた。「白石です」。記者の目を正面から見つめて名乗り、浅く一礼して席に着いた。

 現在の生活について「ご飯が足りない」などと言い、食べたいものとしてカツカレーやチョコレートなどを挙げた。食費の差し入れを取材の条件として要求し、応じられないと伝えると、「やっぱりだめか」と苦笑した。「事件や心情を語ることに抵抗はないか」と尋ねると、「はい。お金を払っていただければ、聞かれたことに何でも答えようと思います」と答えた。

 認められた面会は20分間。「日々どのようなことを考えているのか」と問うと、「んー」と3秒ほどうつむいて沈黙。「今は本や手紙を読んでいるくらいです」と言い、マンガや小説を読みたいとも明かした。

 白石被告は18日までに、NHKや時事通信の面会にも応じている。(高島曜介)