妊娠~育児、切れ目ない支援拠点 座間市「ネウボラ」開設
- 社会|神奈川新聞|
- 公開:2018/08/01 17:34 更新:2018/08/01 17:54
座間市役所内に設置されたネウボラざまりん=同市緑ケ丘
ネウボラはフィンランド語で相談の場を意味し、子育て支援の仕組みを指す。
同センターには保健師または助産師の資格を持つ母子保健コーディネーター2人が常駐。▽母子健康手帳の交付▽妊娠中・出産後の支援プランの作成▽妊娠中の生活・健康相談▽乳幼児を対象とした健康相談-などに対応する。市健康づくり課の保健師9人も連携する。
子育てサービスを紹介する「子育てパートナー」を1人置くほか、専用の個室相談室や授乳室、乳幼児向けの遊び場も設けた。
市では従来、相談窓口が複数にまたがっていたが、同センターを総合窓口と位置付けることで、ワンストップ対応を目指す。市は「妊娠中や子育て時の悩みがあればまずは(ネウボラざまりんに)来てほしい」と呼び掛けている。
生後7カ月の長女を連れて訪れていた市内に住む母親(31)は「子どもを抱っこして各窓口を行き来する大変さがなくなるので、とても便利」と話していた。