英語の学習法は英研英語教室

4歳から、小学生、中学生、高校生、成人に至るまでの英語の学習法は英研英語教室

2018年3月のお知らせ

2018-02-22

今月のレポートから

 

(1) 中1S君が、ゆっくり復習しながら中3課程に進みました。

 

S君は小1で入会し、今、中1になり、Ib教材(中3前半課程)に入りました。

小6でGb (中2前半)、中1でHb(中2後半)に取り組んだので、本人も「レベルが高いからゆっくりでいい」と納得して復習しながら進めてきました。サッカーが得意で、毎日のように電車で遠くのクラブに通っているがんばり屋ですが、国語力な

どは平均的なレベルだと思います。進め方は数枚進んで戻ったり、時々は数十枚戻ったり、英作文は「写し」で復習したりと繰り返し書き、理解不足のときは声をかけながら一緒に直しをしたりしました。

 

難しかったことは、和文を見て助動詞を使い分けてゆくこと(must , may , will)

現在、過去、未来形を判別すること、Whoが主語の時の文型などで、Hbの英作文では

そのようないくつかのポイントを同時に注意することが必要です。Hbの終わり、Ibの初めをやっていて、最近、そのような苦手な内容をしっかり習得できたことが見られ、目を見張る思いです。彼は書く作業が速い長所があり、そのおかげで復習に戻っても意外にはかどり、たくさんの量が書けたことで力がついたと思います。

 

――― 本部から ひとこと ―――

 

愚直に、フルセンテンス学習法を推し進めて行きましょう。

 

決して特別の能力の持ち主とは思えないS君が、何と小1から英研を始めて、途中で挫折することなく今日まで続けて、しかも中1のこの時期に、中2全課程のHbを終了したことに大きな拍手です。途中で必要に応じて戻りながらの学習も、彼には欠かすことができない条件でした。

 

公立小学校への本格的な英語教育導入が目前ですが、何をどのように学ぶか、何も見えてきません。そんな状況下で、S君の成果は、小学生の英語学習についての説得力に富む学習法のありかたへの答えです。しかも学習成果の中身は、フルセンテンスでの習熟です。文科省の小学校から大学入試に至るまでの英語教育に関する方針は「読む、書く、話す、聴く」の4分野の均等の成果達成に縛られ、硬直、まひ状態です。英研は、指導者の皆さまと力を合せて、幼児から成人に至るまで、愚直にフルセンテンス学習法を推し進めて行くのみです。

 

 

 

(2)外国から来た生徒の、日本語サポートをしています。

 

数年前から、公立の小学校と中学校で非常勤講師をしています。外国から来た生徒の日本語サポートです。具体的には、国語などの時間に別の教室で1対1で日本語の学習を行ったり、授業中隣に座り、授業内容を通訳、あるいは難しい表現の日本語をやさしい日本語に置き換えて説明したりしています。時々は保護者への連絡の翻訳も行い、日本語習得や学校でのテストのための宿題を課したりしています。週に8~10時間の勤務ですが、準備やフォロー、報告書作成等で勤務外の時間を随分と要します。言葉を習得することの大変さを感じています。

 

何年かこの仕事に携わり、痛感することがあります。それは、言葉の意味を知ることと、それを理解すること、そして自分の言葉として使えるようになることとは全く別次元のことだということです。例えば、小学3年生のAちゃんは、ご両親がアメリカ人です。

2年生のときはサポート無しで過ごしたので、漢字練習も音読練習もパスしてよいと言われ、そのまま過ごしてきました。3年生になりサポートを始め、カタカナ、九九、カレンダーの読み方、小学1年生で習う漢字を指導しました。現在は小学2年生の下の教科書に基づいて漢字や読み方を学習しています。彼女は「上」も「手」も読めます。書けます。しかし、絵が上手の「じょうず」、川の上手の「かみて」はわかりません。「谷」も「間」もわかりますが、「谷間」は読めず、理解もできず、テストに出題されれば書けません。

 

中学1年のK君は、小学6年の時から私がサポートしてきました。一昨年、フィリピンから来日したときは、名前と「よろしくおねがいします」しか言えない生徒でしたが、とても頑張り、現在は中学校で全ての授業を皆と一緒に受けています。漢字テストも平等に受けます。定期テストはサポートが付き、別室で問題文の説明を加えますが、テスト問題は同じです。数学の問題で「リボン10mからXm切りとるとYm残りました」という、文章を方程式にする問題が出ましたが、彼は白紙で出しました。この他にも、問題文の意味がわからないために答えることができないことがよくあります。言葉、単語の意味を理解できても、その言葉が文章の中で使われているとき、内容が理解できていなければ、結局、意味を掴むことができません。ましてや、その言葉を用いて自分の意志や考えを表現することはもっと困難です。

 

私は、このことは日本人の英語学習にもそのまま当てはまると思います。1つの単語を和訳できても、それを文章の中で使うことが出来なければ、単語テストのためだけの学習になってしまうのではないでしょうか。だからこそ、文章を学ぶことが

大切なのだと思います。文章丸ごと学習し、理解した上で、そこに使われた一つひとつの単語が自分のものになるのではないでしょうか。時間があるときは、日本語の学習として、絵本や歌を題材に用います。文章丸ごと感じ取り、抽象概念やコロケーションも身につくからです。「日が沈む」「真っ赤な色」など、生き生きとした表現を文章と背景から学ぶことができます。英語もやはり文章の中から学ぶことが大切だと思います。

 

  ――― 本部から ひとこと ―――

 

日本で日本語を学ぶ外国からの生徒でさえ、文章での理解習得が必要条件。

 

レポートをお寄せくださったO先生の非常勤のお仕事への従事を羨ましくさえ思.います。日本で生活しながらでも、読み書きができる日本語の習得のためには、フ

ルセンテンスで学んでこそ、自分の思いを表現できるようになるという、外国語としての日本語を効率よく習得できるという体験談に大きくうなずかされ、O先生に出会った外国からの子供たちに幸運を思わずにはいられません。

 

 

(3)「少しの説明と、たくさんの練習=書くしかない」に強く共感!

 

2月のお知らせに掲載されていましたレポートで、お試し学習に来た中学2年生たちがその後十分なお試しもしないまま連絡もない、という報告を読み、いろいろなことを思いました。

この指導者の先生が、よその英語指導法を悪く言わない、続けることが大事、とおしゃり、押しつけがましい宣伝などをされていないという点に大変好感を持ちました。華やかな宣伝や知人の口コミだけで塾を選ぶという保護者もいますし、1か月お試しをした生徒本人が「初めて英語がすらすらわかった」と感想を言ったのにもかかわらず、保護者が総合塾以外にまで月謝は払えないとの理由で入会しなかった生徒もいます。それで本人ががっかりしている場合は、何度か保護者に電話で英研教室の特長や本人がいかにやる気になっているかなどを説明したこともありますが、それでも経済的に無理と言われたこともあります。経済的理由はさておき、さまざまな保護者がおり、英研の指導法の良さを素早く見抜いて下さる方もおりますが、ある程度は英研の指導法の特徴と良さをなるべくわかりやすく丁寧に説明する必要があるのでしょう。

 

この指導者の方のレポートの後半に書かれていたように、英語ができる、そしてわかるようになるためには、「少しの説明とたくさんの練習=書くしかない」というのはまさにその通りですし、簡単でわかる、できることから始めて、たくさんの文章を積み重ねて行く、という勉強方法を、入会を検討している保護者や子供たちにあきらめずに伝えて行きたいと思います。そして、過去の先輩たちの実例も話してあげれば、さらに説得力が増すでしょうか。

また、自己紹介プラスお楽しみ会をされた教室のレポートも、目からうろこの部分もありました。ひごろの英作文のプリントの音読発表や、5つの文を暗唱発表など。これなら恥ずかしがりの年頃の生徒達でも、抵抗が少ないでしょうし、普段の書く練習がそのまま生かされて、素晴らしいと感心しました。まねをしたいと思いました。

 

――― 本部から ひとこと ―――

 

しばしば申し上げておりますが、掲載レポートへの応答レポートは、指導者同士の問題への共感、問題に対して別の見方など、先生方の連帯を強く感じていただけるので、掲載させていただきました。試し学習での出会いも何かのご縁ですが、すべてがその後のご縁につながらないにしても、生徒に実体験をしてもらいながらの英研の特長の説明、そして、生徒の前向きな反応に対して、生徒側に立った入会へのサポート、その際の英研としての品位と誇りも大切にしたいものです。

「お楽しみ会」についても、前向きなコメントをいただきました。基本の書いて憶える学習への補いと刺激効果のある発音、音声の学習についての体験談やアイディアをお持ちの方は、どうぞレポートをお寄せください。

 

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