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ピッチで戦う選手やスタッフの素顔や魅力を、アルディージャを“定点観測”する記者の視点でお届けする本コーナー。今回は「特別編」として、岩瀬健 新監督の人となりを柏レイソル時代に取材されたエルゴラッソの番記者さんに紹介していただきます。

Vol.55 須賀 大輔

熱いハートの勝負師

 練習場やスタジアムで会えば記者陣とも気さくに会話を交わし、サポーターから求められればファンサービスに喜んで応じる。一人ひとりの目を見て話してくれる姿勢に好感を抱く人は数知れず、みんなから「健さん」と呼ばれ親しまれていた。しかし、ことサッカー、勝負が懸かった話になると一瞬で鋭い目つきに変わる。それもまた岩瀬健新監督の魅力の一つである。

 2018年、柏レイソルのヘッドコーチを務めていた岩瀬氏は、チームの成績不振を受け11月中旬にリーグ戦残り2試合のタイミングで監督に就任した。初めての囲み取材で何度も聞かれたフレーズは“勝つ”。当時の柏が置かれた状況を踏まえてということは大前提であるが、全面的に勝つ姿勢を強調した。

 「とにかく残りの試合で勝てるようにやる。それだけです。選手、スタッフ、サポーターの皆さまと、覚悟を持って勝つことだけを考えてやっていきたい」

 「選手たちには残りの2試合で勝つために、全員の力を合わせて全員で勝っていこうと話した」

 「選手の意見や提案はすごく聞きたい。それは勝つためだから。とにかく勝ちたいので、勝つ可能性が上がるものであれば誰の意見でも聞きたい」

岩瀬健監督1

 1カ月にも満たないほんのわずかな期間であったが、岩瀬氏が監督としてチームを率いていた時期は、降格の危機に瀕しているとは思えない雰囲気の良さがチームから伝わってきた。「サッカーが整理されて分かりやすい」「すごく熱い人」など、選手たちからもポジティブな声が多く飛び、悲壮感というものがまったくと言っていいほどなかったことをはっきりと覚えている。

 結果として柏はその年、J2に降格してしまったが、“岩瀬レイソル”は2戦2勝。選手たちとともに90分間一瞬たりとも止まることなく、テクニカルエリア最前線で動き回る岩瀬監督は、上位争いをしていたセレッソ大阪をアウェイで粉砕し、最終戦では9連勝中のガンバ大阪を寄せ付けない完勝でチームをシーズン初の連勝に導いた。

 とにかくサッカーが好きな人だ。様々なカテゴリーでのプレー経験や指導経験があり、知識が豊富で探求心が強い。それは岩瀬氏の特徴的な経歴からうかがえる。

 千葉の習志野高校を卒業後、94年に浦和レッズでプロデビュー。その後、98年の途中から02年まで大宮アルディージャでプレーし、そこからフットサル選手に転身して日本代表に選ばれた経験を持つ。

岩瀬健監督2

 引退後は古巣・浦和に戻りスクールコーチやユースコーチ、ジュニアユースU-14監督と、育成畑で指導者のキャリアを歩み出した。柏に籍を移してからも最初は育成年代の指導に関わり、トップチームの現場に携わるようになったのは17年からだ。

 19年にアカデミーヘッドオブコーチという役職に就いてからは日中にトップチーム、夕方にスクール、夜にジュニアユース、ユースと1日中、サッカーを見ていることが日常茶飯事だった。大分の地で戦った2020年は積極的にSNSで発信し、新型コロナウイルスによる中断期間中にはいち早くチャリティーイベントを開催した。

 監督としての経験値は未知数だ。ただ、柏では下平隆宏氏、大分トリニータでは片野坂知宏氏と、ボールを大事にする監督の下でヘッドコーチを務めており、“岩瀬サッカー”のベースはそこにあるかもしれない。

 柏での監督就任直後には、「サッカーは勝つためにやるものなので、攻撃も守備も相手が嫌がるものを作る。相手が嫌がることを攻守においてやり続けていきたい」と話していたこともあり、自分たちが主体でありながらも相手に合わせる現実的な部分も見られるかもしれない。

 シーズン頭から監督として戦うことは初めての経験となるが、健さんのサッカーへの情熱と人柄を知っている立場からすると、今は楽しみでしかない。一年中、長ズボンでグラウンドに立ち、夏直前までジャージを着込み、秋にはベンチコートと手袋を身にまとう岩瀬監督。2021シーズン、寒がりな体とは対照的に、熱いハートを持つ男が“古巣再建”のために全てを注ぎ込み、手腕を振るう。


須賀 大輔(すが だいすけ)
サッカーライター。サッカー専門新聞エルゴラッソ記者。16年4月〜柏レイソル担当/16年〜18年SC相模原担当/19年〜横浜FC担当。「レイソルでは応援番組『REYSOLZONE』にも出演させてもらっています。よろしくお願いします!」(須賀)。


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