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5月中に閉店・休業したパチンコ店は54軒に上る、全国のホール総数はとうとう7000店舗を下回ってしまった

2023年5月期におけるパチンコホールの閉店数(休業含む)は、現時点で54軒確認されている。これにて本年の累計閉鎖数は270店舗ほどとなって、営業中のホールはついに7000店舗の大台を割り込むことに。(なお、営業許可上ではツイン店舗等となっていても、ホームページなどで1店舗として扱われているホールについては1軒としてカウントしているため、警察庁発表数値とは乖離が出ている点にご留意いただきたい。)

パチンコ店にとっても書き入れ時の一つとなるGW商戦を終えて、今年も多くの店舗が閉店・休業を選択している。閉鎖ホールの内訳をみていくと「設置台数が300台以下の小規模店」が25軒で半数以下となっていた。一方で700台以上が2軒あるなど、5月期は大型ホールの閉鎖が比較的多かったといえるかもしれない。

そんな中で最大規模だったのが兵庫県神戸市の『ミクちゃんアリーナ学園南店』で765台だった。近年「タツミコーポレーション」グループでは店舗統合を推し進めていて、経営ホール数は18店舗まで減少している。

大型ホールとしては東京都八王子市の『ガーデン八王子インター店』(762台)も閉店に。「遊楽ガーデン」グループでは本年2月にパチンコ業界初となるスマート遊技機専門店『スマートガーデン浦和』をオープンしたことも記憶に新しいところ。他にもM&Aで新たに店舗取得を行う一方で、店舗閉鎖は本年2軒目となっている。

その他、大手チェーンとしては「ガイア」グループが2店舗を閉鎖している。更に6月にも2店舗の閉鎖が既に告知されていて、経営ホール数は90軒まで減少することに。第5位の「NEXUS」グループが67店舗まで増加していることもあって、その差は確実に縮まりつつある。

また、パチスロ専門店の閉鎖が9軒出ており、(パチスロ機の復調がささやかれる中でも)小規模ホールの苦境は続いている状況。これにて「設置台数が200台以下のパチスロ専門店」は全国に残り152軒まで減少している点も付記しておきたい。

いずれにしても、2003年には1万6000店舗以上あったパチンコホールは、この20年で9000店舗も減少。いよいよ7000店舗を下回ってしまった。なお、全国には依然として「300台以下の小規模ホール」が1571店舗残っているため、いずれは6000店舗割れも視野に入ってくることだろう。


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(コメント数:107件)


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  1. おめでとうございます

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  2. ゲームセンターが辿った道を考えると、いずれは首都圏に何店舗しかなくなりそうな感じですね。

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