R-Studio は、独自の IntelligentScan 技術を使用して、スキャンするエリアに存在するデータのリカバリを試みます。
R-Studio は、選択されたエリアをスキャンしながらディスクのデータを直接読み、解析して、そのデータが属するレコードを判断します。処理できるレコード タイプは次のとおりです。
- MBR レコード
- NTFS ブート セクタ レコード
- FAT ブート セクタ レコード
- MFT レコード
- NTFS フォルダ レコード
- FAT レコード
- FAT フォルダ レコード
- Ext2FS SuperBlocks レコード
これらのレコード タイプには、それぞれ異なる既知のストラクチャがあります。 R-Studio は、レコード フィールドの有効な値と、各レコード タイプにおけるフィールド間の関係に基づいて、データのレコード タイプを判断します。レコード タイプを確定できない場合、そのデータは最も確率の高いレコード タイプに割り当てられます。1 つのデータが複数のレコード タイプに割り当てられ、それぞれ一定の確率が示されることもあります。これらのレコードから、可能性があるファイルのリストが生成されます。
R-Studio は、レコード タイプごとにレコード リストを生成します。このリストには、リストからレコード タイプが割り当てられたレコードへの参照と、その割り当ての確率が示されます。同じデータが複数のレコード リストに含まれることもあります。その場合、R-Studio は、各リスト上の要素間の関係、および異なるリスト間の関係を解析して、見つかったパーティションと、パーティションの始点および推定サイズ、ファイル システムの種類、クラスタ サイズ、存在する可能性など、そのパラメータのリストを生成します。
R-Studio はファイル リストとパーティション リストを使用して、見つかったパーティション上のファイル システムおよびファイルを再構築します。1 つのファイルが複数の異なるパーティションに結び付けられる場合もあります。
ハード ディスク全体またはその一部をスキャンしてから、R-Studio は見つかったすべてのパーティションを表示します。その後、見つかったパーティションに関する他の情報があれば、そのパラメータを手動で修正できます。
IntelligentScan 技術により、R-Studio は新しいパーティションと既存のパーティション以外からもファイルをリカバリできます。削除または再フォーマットしたパーティション上のデータを探し、リカバリすることもできます。たとえば、NTFS パーティションが後から FAT パーティションに再フォーマットされた場合、R-Studio は、ディスク上の同じ場所に FAT ファイル システムと NTFS ファイル システムの 2 種類のパーティションを表示します。その後、見つかったファイルをリカバリできます。
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