The Wayback Machine - https://web.archive.org/all/20070710190315/http://www.r-tt.com:80/ja/FAQ.shtml
削除されたファイルは、OS では単なるドライブ上の空き領域と認識されます。そのパーティションまたはディスクに書き込み操作を行うと、削除されたファイルに上書きされて、その内容が永遠に失われる恐れがあります。このため、データ ドライブに書き込み操作を行ったり、chkdsk やデフラグなどのディスク ユーティリティを実行したり、コンピュータを再起動しないでください。Windows では、起動処理時に chkdsk が実行されます。復元中に書き込み操作が行われることを避けるために、削除されたファイルを含むドライブにファイルを復元したり、イメージを書き込まないでください。
また、[ドライブ] メニューの [イメージ ファイルの作成] を選択して、削除されたファイルを含むドライブのイメージを作成し、他のドライブに保存することができます。このイメージは、後で元のドライブの代わりに使用することができます。これにより、ドライブの現在の状態を保存することができます。R-Studio ファミリのすべてのユーティリティ (デモを含む) では、同じ形式のイメージ ファイルを作成および使用することができます。 |
R-Undelete ソフトウェアまたは R-Studio ソフトウェアのいずれかを使用して、誤って削除されたファイルをリカバリできます。システムのハード ドライブに論理パーティションが 1 つしかない場合は、コンピュータ (PC1) からそのハード ディスクを取り外して、R-Undelete または R-Studio があらかじめインストールされている別のコンピュータ (PC2) に接続することをお勧めします。ハード ディスクをスレーブ ドライブとして接続したり、HDD と USB の接続アダプタを使用することができます。このとき、データの転送速度を向上させるために、USB2.0 互換のアダプタを使用することを強くお勧めします。特殊なアダプタを使用して、ノート型パソコンのハード ディスクを PC2 に接続することもできます。次に、PC2 でソフトウェアを実行し、接続したハード ディスクで消失ファイルを検索します。
ハード ドライブを接続するための別の PC がない場合は、R-Studio ソフトウェアだけを使用することが考えられます。次の手順を試してみてください。
1.R-Studio Emergency Media Creator を PC2 にダウンロードし、R-Studio Emergency CD またはフロッピー ディスク セットを作成します。サポートされているデバイス数の多さから、CD を使用することをお勧めします。作成した起動メディアから PC1 を起動し、R-Studio Emergency を使ってデータを復元します。R-Studio Emergency では、ファイルをプレビューできないことにご注意ください。
2.R-Studio をインストールし、R-Studio Agent Emergency Media Creator を PC2 にダウンロードします。R-Studio Agent Emergency Media Creator を実行し、R-Studio Agent Emergency 起動 CD またはフロッピー ディスク セットを作成します。作成した起動メディアから PC 1 を起動し、PC1 と PC2 間でネットワーク接続を確立します。ネットワークを介して、消失データを復元します。 |
| Windows NT、Windows 2000、または Windows XP では、オペレーティング システムが認識できるすべての物理ドライブおよび論理ドライブからファイルをリカバリできます。Windows 95、Windows 98、または Windows ME では、オペレーティング システムが認識できるすべての論理ドライブ、および Windows プロテクト モードの I/O サブシステムがアクセスできるすべての物理ドライブからファイルをリカバリできます。また、R-Studio Network Edition では、リモート コンピュータのドライブからファイルをリカバリできます。ただし、そのリモート コンピュータで R-Studio Agent または R-Studio Agent Emergency が実行されている場合に限ります (Q3 を参照)。 |
リモート コンピュータ上のファイルをリカバリするには、特殊なサービス プログラムである R-Studio Agent がそのコンピュータにインストールされている必要があります。また、1 枚のフロッピーから起動可能な R-Studio Agent Emergency を使用して、同様の処理を行うこともできます。これらのプログラムを使用すると、リモート コンピュータ上のディスクにアクセスすることができるため、すべてのネットワーク転送は、管理者によって提供されるパスワードを使用した厳密な暗号化アルゴリズムによって暗号化されます。 リモート コンピュータ上のドライブにアクセスするには、[ドライブ] メニューの [リモートに接続...] を選択します。次に、リストからコンピュータを選択するか、ホスト名または IP アドレス、およびリモート コンピュータ上の R-Studio Agent で設定されているパスワードを入力します。接続が確立されると、[ドライブ] ウィンドウにリモート コンピュータ上のすべてのドライブが表示されます。表示されたドライブは、ローカルのドライブと同様に使用することができます。 |
| オペレーティング システムがアクセス可能な任意のデバイスに保存できます。また、\\myserver\myshare のような UNC パスで指定されたネットワーク共有フォルダにファイルをリカバリすることもできます。リカバリ パスは、標準の Windows ディレクトリ ダイアログから選択するか、手動で入力します。リカバリ ファイルの保存に使用されるドライブのファイル システムによっては、NTFS ファイルの拡張情報のリカバリが制限されることがあります。詳細については、Q6 を参照してください。 |
Windows NT、Windows 2000、または Windows XP の各オペレーティング システムでは、32000 文字までのファイル名を持つファイルがリカバリされ、すべてのエンコーディングで元のファイル名を復元できます。 Windows 95、Windows 98、または Windows ME では、リカバリ ファイルの完全パスのサイズに 255 文字の制限があります。また、ファイル名のエンコーディングには、現在 Windows で設定されている言語だけが指定可能です。他の文字エンコーディングが指定されているファイルも復元されますが、ファイル名は Windows の制限に合わせて変更されます。 |
R-Studio では、圧縮ファイル、代替データ ストリーム、暗号化されたファイル、ファイル セキュリティ、および拡張ファイル属性のリカバリがサポートされています。R-Studio が実行されている OS、およびファイルの保存先であるドライブで特定の拡張情報がサポートされている場合、ファイルは内部に拡張情報を格納した元の状態にリカバリされます。それ以外の場合、拡張情報は独立したファイルとして保存されます。このファイルには復元ファイルと同じ名前が付けられ、拡張情報のファイルであることを示す拡張子が付加されます。以下に、特定の拡張情報をリカバリ ファイルに格納してリカバリするために必要なホスト OS とターゲット ドライブをまとめます。
| 拡張情報 |
必要なホスト OS |
ターゲット ドライブのファイル システム |
| 暗号化されたファイル |
Windows 2000、または XP |
NTFS |
| 代替データ ストリーム |
Windows NT、2000、または XP |
NTFS |
| ファイル セキュリティ |
Windows NT、2000、または XP |
NTFS |
| 拡張ファイル属性 |
Windows NT、2000、または XP |
NTFS または FAT |
|
| R-Studio でディスクへの書き込みが許可されているのは、16 進エディタ (書き込みが有効化されている場合) から、またはファイルの保存先として対象のディスクが明示的に指定されている場合だけです。このため、16 進エディタを使用する際には十分な注意が必要です。他のモードでのアクションはすべて読み取り専用で実行されるため、パーティションやドライブにあるデータが直接変更されることはありません。 |
ファイルが格納されていた物理ドライブを選択します。 [ドライブ] -> [スキャン] の順に選択してスキャンを実行し、ファイル システムの情報を検索します。 [ドライブ] ウィンドウのツリー ビューのスキャン済みドライブに、認識されたパーティションが表示されます。 ファイルが格納されているパーティションを開きます。該当するパーティションが不明な場合は、すべてのパーティションを展開します。 復元するファイルを選択し、[ツール] -> [リカバリ] の順に指定して、他のドライブに復元します。 |
ファイルの内容が不正な場合は、2 つの理由が考えられます。削除されたファイルが存在していた場所に上書きされたか、リカバリに選択した [認識済み] パーティションが誤っていた可能性があります。 正しいパーティションを検索するには、次の手順に従います。 [ドライブ] メニューの [スキャン] を選択して、削除されたファイルが格納されている物理ドライブをスキャンします。 スキャン後に検出されたパーティションをすべて展開し、サイズが 2KB よりも大きいファイルを 1 つ復元します。 リカバリ ファイルの内容が元のファイルと一致している場合は、そのパーティションを使ってリカバリを実行します。 このようなパーティションがない場合、ファイル情報は上書きされています。 |
最善の結果を得るためには、[ドライブ] メニューまたはコンテキスト メニューから [イメージ ファイルの作成] コマンドを選択し、損傷したデータを他のハード ドライブにコピーします。パーティションのセグメントのイメージ、パーティション全体のイメージ、またはハード ドライブ全体のイメージを作成することができます。 不良セクタの読み取り試行回数を調整するには、[ドライブ コントロール] プロパティの [I/O 試行回数] を使用します。イメージが作成されたら、[イメージ ファイルを開く] コマンドを使用して開き、それを元のドライブと同様に操作することができます ( Q24も参照)。 |
| この場合、それらのファイルはコピーされるだけです。このコマンドでは、NTFS 許可を無視することができます。レジストリ ハイブやページファイルなど、システムによってロックされているファイルもコピーすることができます。ある意味で、R-Studio インターフェイスでは既存のファイル、削除されたファイル、消失ファイルの間に区別はありません。既存のファイルについて入手できるすべての情報を使用して、指定したファイルを 100% の成功率で復元することができます。 |
| 解決できます。[ドライブ] メニューを使用して、適切なタイプの仮想ボリュームを作成します。作成されたボリュームを選択して、[親] タブを選択します。そのボリュームを構成するドライブのアイコンを左から右のパネルにドラッグ & ドロップします。通常のドライブとして機能する新しい仮想ボリュームが作成されます。このボリュームを開いて、ファイルのスキャンなどの処理を行うことができます。 |
これらのタブは、同じファイルを異なる表示形式で表しています。現在、以下の表示形式が実装されています。 Std: 標準。既知のすべての情報に従ってファイルが示されます。ファイルが復元されると、そのデータはこの表示形式で示されているデータと同じになります。 Unlimited: 指定したファイルに関連するクラスタに保存されているすべてのファイル情報が示されます。「Std」表示形式とは異なり、復元されたファイルのサイズを超える部分に含まれる情報も表示されます。 Direct: 「Unlimited」の表示形式に加えて、すべてのファイル情報が示されます。ただし、Windows NT によってファイルが圧縮されている場合は、「Unlimited」の表示形式とは異なり、データは展開されず、そのままの状態で表示されます。 Allocation: NTFS ファイルの常駐部分が示されます。常駐ファイル (MFT レコード内に格納されるファイル) の場合、この表示形式は「Std」と同等です。それ以外の場合は、「MFT Runs」が表示されます。これは、指定された非常駐ファイルのクラスタ割り当てを示すデータです。 |
| 実際には、各 NTFS ファイルは一連のサブファイル、NTFS における「属性」です。各ファイルには、タイプおよび固有名が 1 つ定義されています。Windows NT では、一部の属性を使用してファイル情報が保存されます。たとえば、タイプが「データ」であり名前が指定されていない属性は、ファイルの内容と同じになります。タイプが「標準情報」であり名前が指定されていない属性には、ファイルの時刻とユーザー モード許可 (読み取り専用、アーカイブ) が格納されます。他の属性を作成して、一部のサードパーティ製ソフトウェアで使用できます。16 進ビューア/エディタでは、ファイルのすべての属性を確認できます。 |
R-Studio では、ファイル システムのドライバを経由することなく、ハード ドライブを低いレベルで操作します。 削除されたファイルだけを表示するには、[ファイル タイプ] ダイアログの [削除されたファイル] チェックボックスをオフにします ([ツール] メニューの [ファイル マスク] コマンド)。 |
| 「$$$Folder58448」などのフォルダ名は、そのフォルダ自体はドライブで検出されなかったにも関わらず、フォルダへの参照が存在していたことを示しています。たとえば、マイ ドキュメント、Work、Photos の各フォルダが検出され、それぞれに共通の親フォルダがあっても、ドライブ上にそのフォルダの記述が実際に検出されなければ、その名前は不明となり、[$$$Folder58448] などのように表示されます。これは、フォルダの記述がスキャン範囲から外れていた可能性があります。したがって、スキャン範囲を広げるか、ハード ディスク全体をスキャンします。それでも見つからないときは、ほとんどの場合、フォルダの記述が上書きされています。 |
| NTFS とは異なり、FAT ファイル システムでは重複した情報が格納されることはほとんどありません。また、ディスク情報をチェックできないことがあります。このため、できるだけ多くのファイルをリカバリするために、表示できるすべてのディレクトリ エントリが内容に関係なく表示されます。 |
MFT レコード (特定のファイルに関する情報を格納するレコード) には、いくつかの自己検証値が含まれています。そのうちの 1 つが「fixup」です。このため、MFT レコードが破損すると、以下の警告が表示されます。
[FileId: XX] Fixup が範囲外です [FileId: XX] Fixup XX が XX です。これは XX である必要があります
これは致命的なエラーではありません。この警告は通常、あるファイルについて、ファイル システム情報を示す情報が上書きされていることを示しています。この場合、ファイルをリカバリできない恐れがあります。 |
| R-Undelete は、R-Studio の機能が制限されたバージョンです。このバージョンでは、ホスト OS が認識できるローカル論理ディスクにあるファイルのみがリカバリされます。ファイルやフォルダが通常の操作で削除された場合は、このバージョンで十分です。ただし、削除されたパーティションや損傷したパーティションのファイル、損傷した RAID のファイル、またはネットワークを介してリモート コンピュータにあるファイルをリカバリする場合は、いずれかの R-Studio バージョンが必要です。 |
| Windows から起動する別のコンピュータに Linux ドライブを接続し、R-Studio を使ってファイルをそのコンピュータに復元します。ドライブがシステムでどのように認識されるかに関係なく、R-Studio からはアクセスが可能です。また、1 枚のフロッピー ディスクから起動する R-Studio Agent Emergency を実行し、R-Studio からネットワークを介して、対象のコンピュータにあるデータにアクセスすることもできます。 |
| はい、無料で更新できます。購入日から 1 年間、当社の全製品のアップグレードを取得できます。 |
| 登録ユーザー コンソールに移動して使用可能なオプションを確認し、オンライン アップグレードを実行します。 |
| FAT32 ファイル システムでイメージを作成した可能性があります。このファイル システムで作成可能なファイルの最大サイズは 4GB です。したがって、そのような環境で 4GB よりも大きなファイルを作成することはできません。ファイルが 4GB を超える場合は、ネットワークを通じて、または Windows 9x/ME を実行しているときはドライブを Windows NT/2000/XP/2003 のマシンに接続することによって NTFS を使用するか、ドライブを 4GB よりも小さな領域に分割してから、それぞれのイメージを作成して、仮想ボリューム セットを作成します (仮想ボリューム セットからファイルをリカバリする必要がある場合)。 |
ファイルを削除してごみ箱に入れても、実際にはファイルは削除されていません。ファイルは \Recycler (または \Recycled) フォルダに移動され、異なるフォルダにあった複数の同名のファイルを保持できるような名前に変更されます。ファイルの元の名前および元の位置に関する情報は、レジストリに保存されます。
ごみ箱からファイルを削除すると、元の名前と場所をリカバリすることはできません。ファイルをサイズから特定できる場合 (削除時に赤い + 記号が付加されます) は、R-Studio を使用して \Recycler (または \Recycled) フォルダからファイルを復元することができます。ただし、ファイルが上書きされている場合はリカバリできません。 |
R-Studio は、Windows 95/98/ME/NT/2000/XP/2003 でのみ実行できます。これは、DOS や 1 枚の起動フロッピーに収まる他のオペレーティング システムでは実行できません。このため、Windows を起動できる別のコンピュータにハード ドライブを接続し、そのコンピュータで R-Studio を使ってファイルを復元します。ドライブがシステムでどのように認識されるかに関係なく、R-Studio からはアクセスが可能です。
消失ファイルがあるコンピュータにネットワーク カードが取り付けられている場合は、1 枚のフロッピー ディスクから起動する R-Studio Agent Emergency を使用します。これにより、R-Studio からネットワークを介して、そのコンピュータにあるデータにアクセスできます。 |
| R-Studio の目的は、削除されたパーティションまたは損傷したパーティションから他の場所に消失ファイルをリカバリすることです。安全上の理由により、不正な場所にあるパーティションに対してリカバリが試行されることはありません。 |
| ファイルのリカバリを容易にするために、認識済みのパーティションは色を使って示されます。緑色で示されているパーティションは、リカバリ元である可能性が最も高いと考えられるパーティションです。オレンジ色は、次に可能性が高いパーティションです。赤は、多少は検討する価値があるパーティションです。 |
| これは、ファイルが存在するパーティションの境界を超えてしまっていることを示しています。つまり、データ消失が深刻であるか、ファイルのリカバリ時に使用した認識済みパーティションが誤っていることを意味します。すべてのパーティションを調べてください。 |
| アイコンの + 記号は、そのファイルが削除されているため、システムからアクセスするためにはリカバリする必要があることを示しています。それ以外の意味はありません。赤い + 記号がないファイルは、削除されたと見なされていません。これらは、ファイル構造の破損が原因でシステムから消失した可能性があります。特に、認識済みパーティションで見つかった場合は、その可能性が高いと言えます。 |
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