毎回、大人のゲストがKinKi Kids（堂本光一、堂本剛）に色々なことを教えるこの番組、今回のテーマは“カレーを極める！”

　同じジャニーズ事務所の大先輩の初のゲスト出演とあって、KinKi の二人は集合場所の三河台公園（六本木）でちょっと緊張気味。そんな二人の前にマッチはオープンカーの赤のスポーツカー（カマロ）に乗ってさっそうと登場。

　「うちの会社はカレーに関してはスゴイ。僕を筆頭にカレーのＣＭに出演している。まだやっていない君達にはカレーのＣＭがくるよう極めてもらう!!」と宣言したあと「オレ、カレーが大好きなんだ、家でも作っている」

　早速、一軒目の本場インドの北インドの宮廷料理の店「ラージマハール」にむかい、カレーの作り方を見学したのち、カレーをつけて食べる“ナン”（パンのようなもの）作りに挑戦した。それぞれが注文したカレーは海老カレー（マッチ）、チキンカレー（光一）、ほうれん草カレー（剛）。三人で作った“ナン”はちょっと半ナマだったが味はなかなかという。ただし形は「何だ、コリャ」状態。さていよいよ試食！テーブルには自分達が注文したカレーを含め、１０種類のカレーがズラリと並び、まさに宮廷気分。右手で素手で食べるという正式なインド料理の食べ方にも挑戦した。

　「オレ、インドに行ったことがあるから、懐かしいなア〜」（マッチ）「手で食べるのかっこいいですね」（剛）「おいしいおいしい」（光一）

　このあと近くのゲームセンターでちょっと食後の腹ごなし。三人が挑戦したのはレーシングゲーム。「勝ったら本当のレースに連れてってあげる。オレ、下手なんだ」というマッチの言葉に目の色を変えるKinKi 。果たしてその結果は!?

　二軒目は洋食屋さんのカレーに挑戦。日本橋の老舗の洋食屋「たいめい軒」でカレー作りに挑戦した。スープは豚足、鳥がら、牛の足、じゃがいも、リンゴ、ニンジン、しいたけ、ショウガ、ニンニク、赤唐辛子、カツオブシ、そして何とスルメ、ニボシが入っている（このスープは醤油を入れるとラーメンに、カレーの場合はルーと混ぜあわせる）。教えてくださった三代目の茂出木資司さんはちょっと天然ボケの入った面白い人。「なんでしゃもじに穴があいているんですか？」（剛）「ぼくも不思議に思っていた」（三代目）「えーっ!?」（三人）といった調子。このスープとルーを混ぜ具を入れる。中に入れる肉は分厚く３センチ角位に切り、野菜はリンゴ、バナナ、ニンジンをスープでミキサーにかける。タマネギ切りはマッチがお手本を。なかなかの包丁さばきにKinKi びっくり。「家でもやらされているんだ」というマッチの言葉に納得。ナベに入っている豚を片手でひっくり返す手つきもなかなかのものだった。そして、最後の仕上げにマッチが持参した近藤家に代々伝わるかくし味、マンゴージャムを入れて出来上がり。お味の方は「甘い感じでほのかに辛くておいしい」（三人）。「たいめい軒」では、チキンライスの上にオムレツを置いた伊丹十三スペシャルというメニューがあるが、今回はマッチも諒解、マッチスペシャルと名付けられ、メニューに加わるという。ラストは台湾の中華のカレー料理も試食した。

　作ったり、食べたり、カレー三昧の一日だったが、カレー好きのKinKiは大満足だった。マッチいわく「これだけカレーを極めればカレーのＣＭはいけるな!!」

　三人の感想を聞いてみると？―

光一「おいしかったのはインド料理。特にチキンカレーをナンをつけて食べるのがおいしい。でもカレーっていろいろあるね。味も中身の具もいろいろある。何を使っているか（ルーに）わかっただけでもいい経験できた。マッチさんはいつもよくしていただいている。すごい憧れの大先輩。お兄さんというのとはちょっと違って、すごく落ち着いてて、男から見てもかっこいい！」

剛　「カレーはどれもおいしかった。おなかがすいてたのもあったんやけど、いっぱい食べれた。普段食べに行ってないカレーの味が新鮮。でもほうれん草のカレーもおいしかったよ。ほうれん草はおかんか誰かと食べに行ったことあるけど、そん時よりも今日の方が全然おいしかった。あと、チキンもうまかった。マッチさんは目標。見ててかっこいい。いろいろ勉強させていただいてます。それにすごいやさしい人で大好きです。今日極めたことは、“カレーとカーレースの距離が縮まりました”」 近藤真彦「大好きナカレーを後輩のKinKi と一緒に作ったり食べたり楽しい一日でした。KinKi にはこれからもいろいろなことに挑戦して大きくなってもらいたい」