「癒し」の社会革命計画を遂行せよ



上田氏写真

上田紀行(うえだ のりゆき)

 わたしたちの取材のすぐあとにも、同じ「癒し」のテーマで対談が予定されていたようで、
「癒しのことをしゃべっているぼくが一番癒されていないかも」と一瞬悲しい顔をしつつ、ご
自分のことは「どんな人間なのか自分でも分からない。分かっているのは、快楽に弱いことと、
怠け者だということくらいか。でもそれだけ分かってれば十分かも」ということですので、き
っと内心ではいろんなことを楽しんでいらっしゃるのだとお見うけしました。       
                      


 聞き手:吉岡(CE-Lab.)渡部(CE-Lab.)


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Chap.1 「癒し」ブームの裏にあるもの

「癒し」は、存在の「ありか」に深くかかわっている。

はたして人間的なあり方、人間の存在を支えるような次元としては、今の時代は正常なのか



Chap. 2 金属疲労の処方箋

あいつのせいだと言いたいんだけれども、どいつのせいだかよくわからない

私の心が錨を下ろす場所を一点でも確保できるのかどうか



Chap. 3 癒しの社会システム

東京のなかで寂しいなとか孤独だなと生きているわけだから、ネットワークとはいいものだなと思っていた。

ぼくは、人類は1945年に「心の時代」を持ったと認識しているんです。





Chap. 4 企業社会のなかの「癒し」

会社というのは、自己回復の期間を与えることが、いちばんの「癒し」であるという認識をもつべきでしょう

労働自体が楽しいのではなくて、給料とか昇進という、あとからもらうもののために生きている。





これまで登場したゲストのみなさん


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