【テレビマニアックチェック】




☆ 2000/05/01〜2000/05/31のログ ☆


eライフ
(2000/05/31)
 少し前までは「J」からはじまる番組が多数存在しましたが、現在は「e」からはじまる番組が多くなっています。「J」はプロサッカーリーグであるJリーグが発足したころから使われはじめ、「e」はインターネットが爆発に普及している今日に多用されています。「e」はもともと電子という意味ですが、最近ではインターネットを指す言葉としても使われています。日々様々な技術が発表されるコンピューター業界ですが、それらのニュースを取り上げる番組が増えてきています。「eライフ」(テレビ東京)という5分間番組では、花丸久上昇中のインターネット関連企業を取り上げています。ネタの数や放送時間に難はありますが番組の内容的にはしっかりしており、今後このような番組が全面に出てくるような気がします。

プロジェクトX
(2000/05/30)
 NHKの人気アナウンサー久保純子が司会を務める「プロジェクトX」(NHK総合)は、この春からはじまったドキュメンタリー番組です。戦後史に残る偉大なプロジェクトを遂行した人々とその計画を紹介する番組で、様々な題材を取り上げるというのは面白いのですが内容にあたりはずれが激しいのが気になります。30日の放送では「全島1万人・史上最大の脱出大作戦」と題して、1986年に起きた伊豆大島三原山大噴火での島民脱出計画を巡るドキュメントが紹介されました。島民をどうやって脱出させるのかという地元役人をはじめ、警察や消防団、電力会社、輸送するバスや船会社など、島民の命を守るために働く人々が紹介されました。ここ数年NHKのドキュメンタリー番組は不作が多かったという印象でしたが、久々に見応えのある内容だと思います。司会の久保純子が涙ぐむ場面がありさらに感動を誘っていましたが、司会やゲストのトークは余計な演出だと思います。NHKは内容がしっかりしているのですから、民放を意識したトーク形式の紹介はやらないほうがいいと思います。どうせトークがつまらないですから・・。

世界まる見え
(2000/05/29)
 「世界まる見えテレビ特捜部」(日本テレビ)は長年続いている安定した番組ですが、ここ最近20%を超える高視聴率をキープしています。今年初め頃から関西地方を中心に視聴率を上げてきて、春頃からは関東地方も上がってきました。「世界まる見え」のように東京色の強い番組は関西には嫌われがちなのですが、その関西で数字を上げてきたということは全国的に通用するキラーコンテンツと言えるでしょう。番組がはじまった頃は「決定的瞬間」といった衝撃映像の特番が流行っている頃で、それがレギュラーになっただけと思われていました。しかしビートたけしに所ジョージという当時では考えられない豪華な司会陣に加え、当時の視聴者がまだ見たことのない新鮮な映像が次々に紹介され、確実に安定した数字を稼いでいきました。それにしても昔よりオープニングを短くしたり、様々な趣向でマンネリを防止したりなど、とにかくこの番組のスタッフは1%に命を懸けているという印象があります。

3秒PR
(2000/05/28)
 日本テレビのキャンペーンCM「日テレ式」に視聴者参加型バージョンが登場します。毎年恒例の「高校生クイズ」(日本テレビ)をPRするCMで、出演者は高校生が対象とのことです。「高校生クイズは日テレ式!」のセリフだけが決まっており、企画や演出などは出演者が設定し自由にCMを作ることができます。ところで番組のPRのあとに3秒程度付け加えられる企業PRを狙ったCMは、どの民放でも見られるものとなりました。最近ではTBSが新しいシンボルマークの決定に伴い、様々なパターンで制作しています。しかしなんだかインパクトに欠けていて、シンボルマークの認知度はいぜん低いような気がします。フジテレビも新キャラクターを決めていろいろ頑張っていますが、なかなか功を奏しません。ここはおもいきってジャカジャカジャンケンやサザエさんのエンディングジャンケンをやったほうが、人気が出るような気がしました。

元木大介
(2000/05/27)
 プロ野球読売巨人軍の元木大介選手は、プロ野球界で一番テレビ好きといっていいでしょう。すべてのスポーツ番組をチェックしているらしく、取材でリポーターがきたときにはその番組の細部まで話をするときがあります。それがきっかけで元木のコーナーができている番組もいくつかあります。一番有名なのは「テレビおじゃマンボウ」(日本テレビ)で、東京ドームでナイターがあるときはベンチ横にあるカメラで司会の中山秀之とトークするというコーナーが長年続いています。また最近では「SPO−LOVE2000」(TBS)でも特別コーナーができました。プロ野球を引退してもテレビ界でうまく渡り歩いていきそうな気がします。

さんまのまんま
(2000/05/26)
 フジテレビ系の人気トーク番組「さんまのまんま」(関西テレビ)が、放送回数700回を迎えるそうです。15年間も番組が続いてきた要因としてさんまのトークというのは当然ですが、まんまという犬のキャラクターがウケたということも否めません。着ぐるみながらガチャピン並に動き回る姿と、とぼけた動きが支持されているのだと思います。15年間で何回もクリーニングしてもらったし、へそや舌などパーツが増えていったということもありました。とにかく時代を感じさせる番組だと思います。ところで番組のセットがさんまの人生とともにかわっているという事実をご存じでしょうか?1985年からワンルーム、92年から高級マンション、そして97年からは一戸建てになりました。さんまの地位とともにセットもグレードアップしています。はたしてこの次はどうなるのでしょうか。

アナウンサーの副業
(2000/05/25)
 アナウンサーは休みの日を利用してアルバイトをしている場合があります。講演会や結婚式の司会、なかには政府の諮問機関のメンバーになっている人もいれば、宗教団体の司会をやって問題となった人もいます。所詮サラリーマンですからこうした収入はおいしいはずです。でも最近は局をあげてテレビ以外の仕事が増えてきています。ほとんどの局がやっているのはアナウンススクールで、人気アナウンサーが直接指導に当たります。場合によってはアナウンサーやタレントなどになれる可能性もあり、受講希望者が殺到しているとのことです。一方、フジテレビは「ラヴシーン」というアナウンサーの朗読イベントを開催しています。今回で5回目になるというくらい好評な企画ですから、ビジネスとしてもおいしく成り立っているのでしょう。日本テレビでは「なんだろうSHOP」のオープン5周年を記念して、女子アナ数名を店員として迎え客引きとして頑張りました。なんだかここまでくれば、何でも有りのような気がしてきました。

ホントコ
(2000/05/24)
 「ウンナンのホントコ」(TBS)は高視聴率とまではいきませんが、根強いファンがいることは確かなようです。特に人気コーナーである「未来日記」は、素人に筋書きのないドラマを演じさせるという純粋な恋愛ドラマを作り上げ、若い女性を中心に大人気となりました。そしてこの企画でテーマ曲となったサザンオールスターズ「TSUNAMI」と福山雅治の「桜坂」は、ドラマの効果もあってロングヒットするというおまけ付きでした。またインターネットのメールを使った企画やお見合い企画など、ここ最近の企画はすべて当たっています。ところで以前は心理ゲームが中心の番組でした。番組タイトルも「ウンナンのホントのココロ」だったと思います。たいてい路線変更した番組は失敗する場合が多いのですが、よく持っているなあというのが感想です。

浜崎あゆみ
(2000/05/23)
 22日の「スーパーテレビ情報最前線」(日本テレビ)は浜崎あゆみに150日も密着した超大作モノでした。若い女性のカリスマ的存在として認知されている彼女ですが、実は浜崎あゆみという存在を自らプロデュースし、常にあゆという存在を探し続けているという想像もしていなかった一面が見られる内容でした。つくられた浜崎あゆみを演じるのではなく自ら浜崎あゆみを作り上げる、おそらくこの番組を見た人たちは浜崎あゆみという存在を考え直したかもしれません。ところでこの「スーパーテレビ」は常に視聴者をアッといわせる驚くべき番組だと思います。月曜9時という時間帯はフジのドラマをはじめ、「愛の貧乏脱出大作戦」(テレビ東京)、「ビートたけしのテレビタックル」(テレビ朝日)など強豪番組が対決する中、安定した視聴率を長年続けています。民放でドキュメンタリー番組が少なくなる中、いつまでも続いて欲しい番組であると思います。

ダウンタウンとテレ朝
(2000/05/22)
 ダウンタウン司会の「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」(フジテレビ)で観月ありさを迎えての出来事。現在高視聴率を続けている「ナースのお仕事」のコスチュームできた観月ありさに対して、「おまえその格好はイヤミか」といったように浜ちゃんがくってかかりました。実はその裏の時間帯に「人気者でいこう」(朝日放送)という浜ちゃんメインのテレ朝系番組が放送されていて、ただでさえ野球で視聴率が下がるという時期に相当食われているようです。しかも浜ちゃんは「ピーピーいってるねん」と必死の叫びでしたが、「それなら土曜夜7時もおなじや」という松ちゃんの言葉にはもっと笑わせられました。

欽ちゃんの仮装大賞
(2000/05/21)
 「欽ちゃんの全日本仮装大賞」(日本テレビ)といえば、国民誰もが一度は見たことのある番組であると思います。21年も続いてきたこの番組は20日の放送で60回目を迎え、現在では海外にまで放送されるようになりました。この番組がはじまった当時は「紅白をぶっとばせ」というタイトルで大晦日に放送され、そのサブタイトルとして「第1回全日本仮装大賞」という名前がついていました。また20点満点の得点が当時は15点満点ということなど、今のシステムと違うところが多々ありました。ところでこの番組の合格パターンですが時代の流れとともにだいぶ変わってきました。一発ギャグが受けたときは入賞、小さい子供が出るととりあえず合格など様々なことがありますが、最近はダンスを取り込んだ作品が合格しやすいようです。この番組はまだまだ終わらない感じがします。

Mステ
(2000/05/20)
 モーニング娘の市井紗耶香が19日、「ミュージックステーション」(テレビ朝日)にラストの出演をしました。番組では彼女が初出演した頃のVTRを紹介し、思い出話に花を咲かせていました。またこの日は新曲の「ハッピー・サマー・ウエディング」を初披露しましたが、11名でうたうのは最初で最後とのことです。このような時は資料VTRとしてまんべんなく全員を撮すハズなのですが、やはり今回は市井紗耶香を中心に撮されていました。ところで番組では元モーニング娘の石黒彩と結婚したLUNASEAの真矢が出演していました。オープニングではタモリの質問により結婚生活のおのろけぶりが披露されましたが、モーニング娘のその表情をとれたテレビ朝日はダブルでおいしかったかもしれません。

オリンピック
(2000/05/19)
 シドニーオリンピックの開催が近づいてきました。先日どの放送局がどの種目を放送するのか、話し合いの結果が公表されました。金メダルの期待がかかる田村亮子が出場する女子柔道48キロ級の決勝はTBSが、松坂大輔投手の出場が内定している野球の決勝をNHK、陸上男子百メートル決勝は日本テレビ、メダル候補の室伏広治が出場する陸上男子ハンマー投げはTBS、女子マラソンはテレビ朝日、男子マラソンはNHK、サッカーの日本代表開幕戦は日本テレビがそれぞれ中継します。どの局も高いお金を払っているだけに、ひとつでも多く強力なコンテンツを得ようと必死であることがわかります。ところでバルセロナ五輪水泳金メダリストの岩崎恭子が、テレビ朝日のシドニー五輪現地リポーターとキャスターを務めることになりました。このようにそろそろキャスター陣の話題が出てきそうな時期です。

セクハラ度2
(2000/05/18)
 セクハラ発言はおじさん方が多いようですが、セクハラ自体は若手お笑い芸人が多いようです。素人相手に無謀きわまりない行為は訴えられてもしかたがないところもあります。芸能人というおごりがそうさせるのかもしれませんが、素人の方も芸能人ならという気持ちがこうした行為を助長させていると思います。この業界のセクハラが無くなるのは遠い先のことになりそうです。ところでNHK以外のアナウンス部の中で、セクハラに厳しいところは日本テレビといっていいでしょう。石川牧子アナウンス部長の監視の目が厳しいということで、先日も「ルックルック」(日本テレビ)の中で村野武則が勝負に負けた魚住りえアナにキスをしたところ、後で大激怒したとのことです。大神いずみ元日本テレビアナウンサーの水着拒否事件以来、とにかく日テレはセクハラ意識には他より高い意識を持っているようです。

セクハラ度
(2000/05/17)
 キー局の中で一番セクハラ度の高いテレビ局といえば、ズバリテレビ朝日でしょう。深夜の情報番組「トゥナイト2」では、何もしらない女性出演者に対し男性出演者からのセクハラ質問が飛び交います。「ビートたけしのテレビタックル」では、オープニングの「新・日本の景気を考える」のコーナーで、素人から丸川珠代アナにセクハラ発言が飛び出します。たけしのセクハラ発言よりも強力で、たけし自身もひいてしまうときがあります。朝の情報番組「やじうまワイド」では、吉澤アナを中心にセクハラチックなコメントが飛び出すこともしばしばです。そして一番強力なのは同じ系列の「人気者でいこう」(朝日放送)で、ダウンタウンの浜ちゃんが「(辺見)エミリ、犯すぞこら!」と発言したまでか字幕スーパーでも悪のりしたこの番組は、セクハラを超えて暴挙といっていいでしょう。

神奈川ハンマー少年
(2000/05/16)
 先日神奈川県の17歳の少年が、電車内で乗客を突然ハンマーで殴りつけるという事件がおきました。なんでも犯行前に警視庁とTBSに対して犯行声明文を送っていたということです。「件名:くいずです。・・・」といったような内容とのことですが、どこかで聞いたことあるようなフレーズです。それは現在放送されているドラマ「QUIZU(クイズ)」(TBS)の犯行声明文をまねたモノで、その声明文の後半には「これがきっかけでばんぐみをちゅうししないでね」といった内容が書かれていたとのことです。業界に関して読みの深い17歳の少年ですが、事件の被害者の悲しみまでは深く読み切れていなかったようです。

7月ドラマ情報
(2000/05/15)
 今クールのドラマは予想通りの展開といえそうです。また脚本次第と予想した松本人志と中居正広主演の「伝説の教師」(日本テレビ)は数字が良く、水戸黄門調の脚本がうけているのだと思われます。ところで7月からのドラマがだいぶわかってきました。フジテレビは菅野美穂と伊藤英明の主演で「愛をください」を、またユースケ・サンタマリアは「花村大介」というドラマで弁護士役を務めます。またTBSは優香主演の「20歳の結婚」を、そして注目なのが堂本剛と広末涼子を起用したドラマを放送します。この2人はかなりの数字が期待できるのではないでしょうか?

吉本潤子
(2000/05/14)
 昨年大手証券会社に務める男性と入籍したテレビ朝日の吉本潤子アナウンサーが、12日に挙式をあげました。かつては池谷幸雄との不倫騒動でテレビから見られなくなるなど、様々な困難があったアナウンサーとして有名です。披露宴には田代まさしや安西ひろこをはじめおよそ200人が出席、同じテレビ朝日の丸川珠代アナウンサーが司会を務めて盛大に行われたそうです。現在吉本アナは、土曜日の夕方に「子供たちの秘密基地」(テレビ朝日)という保母さんのような立場で司会をしている番組を担当しています。13日の放送のエンディングでは子供達から祝福される場面があり、吉本アナが思わず涙ぐんでしまう一幕がありました。おそらく挙式前に収録したものだと思われますが、視聴者が様々な思いを抱きさせる涙でした。それにしてもアナウンサーの披露宴はハデ婚ですね。

テレビカメラ
(2000/05/13)
 先日プロ野球の日ハム戦を中継していたTBSのカメラに、日ハムのオバンドー選手の打ったホームランボールがカメラのレンズを直撃しました。一台数百万円するテレビカメラはレンズの左側からひび割れし、使いものにならなくなってしまったそうです。打球を打ったオバンドー選手は「壊すつもりはなかった。ボールが勝手に当たっただけ」とバツの悪そうな様子だったそうです。一方で当てられたTBSのカメラマンは「レンズの真ん中に当たらなかったので、仲間にまだまだだと言われました」とプロ意識の高いコメントをしていましたが、表情はちょっと暗そうでした。ところでカメラを壊したといえば、とんねるずを思い出します。とんねるずが若い頃にテレビ番組でカメラに近づきながら歌をうたっていたら、勢いがありすぎてカメラが横に倒れてしまいました。その時の損害もとてつもない金額だったと思います。ちなみにその時のテレビ局はフジテレビ、だから今でもフジテレビ重視で働いているかどうかは定かではありません。

エクスプレス
(2000/05/12)
 朝の情報番組「エクスプレス」(TSB)は2月28日からリニューアルされましたが、新司会者となった木村郁美アナ、小林豊アナ、小川知子アナの3人が徐々に視聴率を稼いできました。朝からデビ婦人や奈美悦子をコメンテーターに起用するなど内容の方もあの手この手で勝負しており、特にラジオのような感覚で放送していることが成功している要因だと思われます。ところで先日の放送ではキー局の食堂を比較した特集企画があり、「種類豊富のNHK」「イベント好きの日テレ」「値段は高いがゴージャスなフジ」など各局の食堂を点数化して批評していました。最終的にはTBSが優勝というオチで終わっていて、小林豊アナが「身内に甘すぎるのでは」というというコメントをしていましたが、こうしたコメントも人気の秘密になっているかもしれません。

TVチャンピオン
(2000/05/11)
 先日某週刊誌が、「TVチャンピオン」(テレビ東京)でヤラセ疑惑が発覚と報じました。これは4月上旬頃に収録された「全国親子漢字王選手権」の中で、あらかじめ特定の挑戦者に答えを知らせていたということがわかりました。また子供達がいるにもかかわらず収録時間が深夜までに及んで、ある母親が体調が万全ならばとスタッフともめたとのことです。とにかくこの件では急きょ放送が中止され、お詫びのテロップが流れました。ただ「事情により」という一方的な説明のために、事情の知らない人たちで様々な憶測が流れました。某週刊誌が指摘していたが真実かどうかは別として、このテレビ東京の対応ぶりではもめ事があったということは間違いないようです。

夜のニュース戦争
(2000/05/10)
 西鉄高速バス乗っ取り事件を伝えた3日夜の「ニュース10」(NHK)の視聴率が、番組開始以来最高の16.9%を記録しました。ただ同じ時間帯に放送されている「ニュースステーション」(テレビ朝日)は、17.4%とわずかに及びませんでした。「Nステ」はヘリコプターの燃料補給のためにほとんど生中継ができなかったのですが、それにもかかわらず「ニュース10」は負けてしまったということは、「ニュース10」という番組そのものがやはり負けているということを示しているのだと思います。「ニュース10」は番組当初と比べてある程度は見やすいものとなってきましたが、ニュースの扱い方そのものを改善しない限り「Nステ」に勝つことはないでしょう。「Nステ」は最近、久米宏のキャラクターを以前よりもより全面に押し出しているような気がします。そのあたりが人気になっているのではと思います。

最高ですかぁ
(2000/05/09)
 話題となっていた某宗教団体の前代表が9日の朝、詐欺容疑で警視庁に逮捕されました。前日から逮捕が予想されていたため朝早くから各局は速報体制となっており、ヘリコプターを出動させるまでの大きなものでした。とにかく現場は情報が混乱していて、警察の人間なのかそうでないのか、逮捕されたのかそうでないのか、同じ中継映像が流れていても伝えていることはかなり異なっていました。見ている方としてはしっかりとわかるまで状況を伝えなかったNHKの情報を信じたことでしょう。ところで日本テレビは数年前、この元代表の超能力をテレビ番組として放送していた経緯があります。観客の誕生日を当てるというものでしたが、観客の半分近くはその宗教団体の関係者で、つまりその番組はヤラセであったということがわかりました。週刊誌等で多少話題にはなっていましたが、今後この問題が大きく取り上げられそうです。

市井紗耶香
(2000/05/08)
 モーニング娘の市井紗耶香が電撃脱退、このニュースが流れたのは4月末のことでした。4月30日(日)放送の「ASAYAN」(テレビ東京)で何らかの詳細がわかるのではと、多くの人がチャンネルを合わせたことでしょう。しかし5月7日(日)の放送でちょこっと取り上げられただけで、2週にわたってごあきうえのファッションものの話題が中心でした。いつもの「ASAYAN」であれば、このネタに関して2週すべてをさいて、しかも引っ張れるだけ引っ張っていたはずです。このような取り上げかただと、番組サイドや事務所サイドと何かトラブルがあったのではと想像させられます。ネット上でもこの件に関する噂などほとんど存在しなく、なんだか不気味な雰囲気が漂っています。5月中旬に正式脱退するとのことですが、今後どのようなと利上げ方をするのかが注目されます。

海外バカンス番組
(2000/05/07)
 90年代後半に入ってから、大物芸能人がお笑い芸能人と海外旅行をするという番組が流行だしました。はじめの頃はゴールデンタイムで放送されていましたが、今は日曜の午後という時間帯に落ち着いています。内容も周富徳などが香港で中華を振る舞うというパターンから、ハワイなどの南の島でお笑い芸能人と売り出し中の女性タレントが自然に親しむパターンになっています。日本テレビはほぼ毎週このような形で数字を稼いでおり、テレビ朝日はアンティークを重視した海外ロケ番組を放送しています。出演者の組み合わせと行き先をちょこっとかえるだけで、あんなに視聴者に飽きさせない番組ができるのもすごいものです。飽きさせないというよりも、なんとなく見るものが無くて見てしまうというのが正しいのかもしれません。さすがテレビ局はよく考えています。

台湾でMステ
(2000/05/06)
 「ミュージックステーション」(テレビ朝日)の司会が下平さやかアナウンサーから入社2年目の武内絵美アナウンサーにかわりました。下平アナも入社してすぐに起用されているので、抜擢というほどでもありません。しかしテレビ朝日の看板番組としての重みは計り知れないものがあり、やはりすごいことにはかわりません。ところでこの「Mステ」が台湾で放送されることとなりました。いま台湾は日本ブームということで、台湾で放送される日本のテレビ番組は、ドラマを中心に軒並み高視聴率を記録しているそうです。テレビだけでなく音楽も流行し、日本の芸能人がものすごいスター扱いだそうです。そうしたことから台湾の放送局では日本のスポーツ新聞のネタを拾って、ワイドショー番組を制作しているとのことです。渋谷の卓球ブームが日本のブームとして紹介されているとのことで、情報の信頼性はどうやら低いようです。

バスジャック2
(2000/05/05)
 やはり流失してしまいました。今回のバスジャック犯は17歳の少年ということですが、インターネット上で顔写真が公開されています。しかし今回は読売新聞のネット上のニュースから、画面を小さくし画質を落としたものを誰かが拡大して別のサイトで公開したとのことです。それにしても読売新聞の対応にはお粗末さを感じます。今回の出来事に対して各局は鬼の首を取ったかのごとく、激しい非難報道をしていました。とくにライバル新聞が大きく関係しているテレビ朝日は、その取り上げ方も一段と大きいものでした。当然非難すべき事柄ではありますが、世間離れしたトーンはいかがなものかと思います。いいかげんこのような報道は、かわらないものなのでしょうか?

バスジャック
(2000/05/04)
 17歳の少年がバスジャックしたという事件が3日午後に起きました。各局とも総力体制でこの様子を伝えていましたが、まるで映画のような生々しい中継が展開されました。夕方のニュースでは各局とも特報として報じていましたが、フジテレビ系列であるテレビ新広島が機材の調子が悪く現場からの生中継ができないというトラブルがありました。その他の系列ではヘリコプターからの中継を中心にリアルタイムに伝えていましたが、きれいな映像の日テレ系、ローカル情報に強いTBS系、正確な情報の発信につとめるNHK、情報が少ないなら他の情報をというテレ朝・テレ東系と色が別れていた気がします。ところでジャックされたバスにはテレビがついていませんでしたが、もしテレビがついていたら犯人を刺激して大変だったかもしれません。ときより各局の映像が死角によりバスをとらえられなくなったことがありましたが、これから警察が投入するのではと感じさせられました。以前函館空港での全日空ハイジャック事件で、生中継はコックピット部分だけを撮すという報道協定が結ばれたことがありますが、そのことを思い出させるものがありました。なんでも生中継してしまうのもどうかなと思います。

生ダラ
(2000/05/03)
「とんねるずの生でダラダラ行かせて!!」(日本テレビ)の3日の放送は、久々の生放送でした。なんでもレギュラー出演者である元巨人軍の定岡正二に野球の解説をさせるというものでその日の巨人戦の模様を解説していましたが、特別面白いというわけではなく何をしたいのかがよく見えない企画でした。ところで「生ダラ」ではマクドナルドの1日アルバイトに挑戦ということで木梨憲武と坂下千里子の奮闘記を放送していましたが、アルバイト終了後にマクドナルドから「バリューセット永久無料券」というものをもらっていました。タダでタレントが宣伝したわけですからマクドナルドとしてもおいしいわけですが、無料券をもらったタレントのほうがもっとおいしいことでしょう。以前木梨は吉野屋の牛丼がおいしいと言ったところ、マイドンブリと永久無料券をもらったことがあります。またとんねるずがおたふくソースがおいしいと言ったところ、これもまた送られてきたそうです。スターがちょっと言っただけで、かなり得するようです。

朝日新聞襲撃事件
(2000/05/02)
 十数年前、朝日新聞阪神支局に散弾銃を持った男が襲撃し死傷させる事件がおきました。時効が後2年ということですが、いまだ犯人は捕まっていません。「ニュースステーション」(テレビ朝日)では特集を組んでこの事件を振り返っていましたが、その中でキャスターの久米宏が涙ぐむ場面がありました。また捕まってない犯人に向かって「あなたがたは卑怯者です」などと、あえて挑戦的な言葉をぶつける一幕もありました。よっぽど犯人がにくいと思ったのでしょう。久米宏があそこまで感情的にものを話すのはとても珍しいです。ところでこの事件はジャーナリズムに対する挑戦的な出来事であり、とうてい許せるものではありません。今回は朝日新聞と関係が深いテレビ朝日が取り上げましたが、他の局ももっと積極的に取り上げるべきだと思います。事件を風化させないためにも、ペンの力でなんとかしてほしいものです。

NHK新作ドラマ
(2000/05/01)
 意外な人たちがドラマに挑戦するということなのでご紹介しましょう。まず歌手の鈴木あみが10月スタートの「深く潜れ〜八犬伝2001〜」(NHK)に主演することが決まり、すでに長崎県の高島で収録を行っているそうです。そしてタレントの山田まりやは10月7日スタートの「浪花少年探偵団」(NHK教育)に初主演することになりました。長嶋一茂は10月2日スタートの朝の連続テレビ小説「オードリー」(NHK)で、ヒロインの初恋相手でスター候補生の大部屋俳優役をやるとのことです。先日も同じことを書きましたが、なんだかNHKは焦っているような気がしてなりません。朝の連続テレビ小説や大河ドラマ以外はなかなかいい数字をあげることができなく、なんだかキャスティングで話題をとろうとしている感じがします。NHKのドラマのいいところはまさに意外な脚本であり、北野武の幼少期を描いた物語やNHK開局時の記者の奮闘記を描いた物語など、じっくり腰を据えて放送すべきであると思いました。また放送時間も視聴者の見やすい時間帯を考慮すべきです。

 

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