【開発の背景】
カセットに比べコンパクトなMDの本格的な市場拡大に伴い、コンポ本体も小型化が進んでいます。また、若者を中心にMDの編集機能をもっと手軽に楽しみたいという要望が増加しています。これらを背景に、5MD&5CDチェンジャーを搭載しながら本体横幅20cmのマイクロサイズを実現した、MDミニコンポ SC−PM70MDを企画しました。
小型サイズにすることで複雑になりがちな5MD&5CDチェンジャーの操作も、グラフィカルな「大型ディスプレイ」の採用やダイレクトプレイキーなどにより、視覚的で分かりやすくしています。さらに、SC−NS75MDで高い評価を得た「MDタイトルキーボードリモコン」を進化させた「音声確認タイトルキーボードリモコン」や、ポータブルMDと接続して、文字情報を含むMDからMDへの編集が簡単できる「MDネットワー」などを採用し、MDが一層楽しめる内容としました。
【特長】
- 5MD&5CDチェンジャー搭載 多機能コンパクトボディ
本体とスピーカーをあわせても幅51cmのコンパクトサイズながら、5MD&5CDチェンジャーを搭載。5枚のMD/CDそれぞれのダイレクトPLAY/OPENキーで、ディスクの出し入れや再生が簡単にできます。また、5MDアーティストプレイやマルチディスクエディットなど、5枚のMDとCDを使った多彩な再生・編集が可能で、それらが「今、何番にMDやCDが入っているか」や、「どのCDからどのMDに録音しているか」などの状態が、グラフィカルな大型ディスプレイで表示されわかりやすくなっています。
5MDアーティストプレイ
あらかじめ本体とMDの曲タイトルに記憶させたキーワード(アーティスト名、ジャンルなど)を、5枚のMDから自動で検索・再生。さらに、アーティスト名を入力されたMDの再生中に「ARTIST PLAY」を押すことで、同じアーティスト名を入れた曲だけ連続再生可能。1枚のアルバムを演奏するようなスムーズさで再生できます。
マルチディスクエディット
●「5CD→5MD」…CDとMDを1対1で録音
●「5CD(全曲)→1〜5MD」…複数のCDを1〜5枚のMDに録音
●「5CD(1曲)→1MD」…複数のシングルCDから1曲目だけをMDに連続録音
- 音声確認タイトルキーボードリモコン搭載
SC−NS75MDで好評のタイトル入力が手元で手軽にできるキーボードを設けたスタイルのリモコンはそのままに、ステレオ本体から入力中の文字を音声で知らせる、「音声確認機能」を搭載しました。ディスプレイで確認しなくても、録音中でもリスニングポイントから素早くタイトル入力が可能。もちろん、現行モデルで好評な入力中の文字をディスプレイ部に大きく表示する「エディットアイ」も採用しています。
- スーパーウーハー搭載3ウェイスピーカーなどの高音質機能
アンプ部にクリアなボーカルを再現する高音質電解コンデンサーを採用。さらに、コンパクトスピーカーで不足しがちな低音を補い迫力の重低音を再生する「スーパーウーハー」や、クリアーな高域を再生する「リングシェイプドドームツィーター」採用により、コンパクトサイズのミニコンポでありながら、ハイクオリティサウンドを実現しました。
また、MDへの高音質録音を実現した「H.D.E.S.」も搭載しています。
- スーパーウーハー搭載3ウェイスピーカー
12cmスーパーウーハーをスピーカー背面に搭載し、コンパクトながらサイズ感を越えた迫力の重低音を再生。加えて、6cmリングシェープドドームツィーターでクリアな高域を再生し、全音域にわたってバランスの良いサウンドを実現しました。
スーパーウーハー…OFF/MID/MAXの3段階
- 24bit演算 ATRAC DSP
音楽データの圧縮/伸長の際、24bitの高精度でデジタルデータを演算し、音のディテールまでも忠実に再現しています。
- 高音質・高密度圧縮技術「H.D.E.S.(High Density Encoding System)」
MDへのデジタル録音時、ATRACに準拠した当社独自の音声圧縮技術により音声信号を圧縮。細かなニュアンス再現を図り、豊かな音場再生を実現しています。
内 容
- 高精度ビット割り当て
低高域を重視した演算処理を行うことで、音のワイドレンジ感を実現。
- プリエコーノイズの低減
急激な音の立ち上がり時のノイズ(プリエコーノイズ)発生時に、処理時間単位を最適化することでノイズを低減し、原音に近い音を再生し、クリアな音が楽しめます。
- 高精度量子化
録音時のアナログ→デジタル変換の高精度化により、高音質録音を可能にしています。
〈その他の特長〉
- 基本色であるホワイトカラーにプラスして、お部屋や好みにあわせて選択できる、ブルーのスピーカーネットを付属
- MDネットワーク対応(※)
当社MDネットワーク対応のポータブルMDとMDミニコンポ/MDシステムとの接続で、タイトルデータを含むMDからMDへの編集が簡単にできます。
また、ビジュアル/タイトルプリンターと接続すれば、MDのタイトルを印刷した、映像入りのオリジナルラベルが簡単に作れます。
- ラジオ録音時に最大6秒さかのぼって録音し、頭切れを防ぐ「ターンバック機能」
- 5分ごとに自動的にトラックマークをつける「タイムマーク録音」
- 5つの録音タイマーを搭載し、最大5つのラジオ番組をそれぞれのMDに録音可能
- 3Dアコースティックイメージイコライザー搭載
- 待機電力を96%(10.5→0.4W)削減した省エネ設計 当社同技術未採用機種 SC−NS70MD比
- 最大出力30W+30W(EIAJ)
- CS、BSなどのデジタルメディアをMDにデジタル信号のまま録音できるサンプリングレートコンバーターを搭載
- 光入力端子×1、アナログ入力端子×3(ピンプラグ×2 P-MD端子×1) アナログ出力端子×1(ピンプラグ)
- ヘッドホン端子(3.5φ)×1装備
- MD長時間モノラル録音モード
- FM(TV1〜3ch音声)/AMチューナー搭載
- 全国41地域のラジオ放送局をメモリーした放送局名表示付エリアバンク機能を採用
- 操作をガイドしてくれるイルミネーションガイド対応
※…MDネットワーク対応モデル
パーソナルミニコンポ:SC−HD615MD,SC−NS77MD
ビジュアル/タイトルプリンター:SH−CP30
ポータブルMDプレーヤー:SJ−MJ75 SJ−MJ35
パーソナルMDシステム:RX−MDX5
別売MDネットワークコード:RP-CAM9G15 \1,500
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