北朝鮮工作船事件
携帯電話の通話相手は栃木のパチンコ店の関係先  
(02.11.20)

 昨年12月に鹿児島県奄美大島沖で起きた北朝鮮の工作船事件で、船内から回収された携帯電話の通話先の1つが、栃木県内にあるパチンコ店の関係先だったことが19日、わかった。第10管区海上保安本部(鹿児島)と鹿児島県警の合同捜査本部では、実際に電話をかけた人物や通話内容を確認するため、同店関係者から任意で事情を聞く方針だ。

 問題の携帯電話は、「東芝」製のプリペイド式で、岐阜県内の中国人女性がインターネットで販売した約3000個のうちの1つ。長く海水につかっていたため、電話内部のメモリーには発信記録や着信記録は残っていなかったが、電話会社の記録から、複数の通話相手の電話番号が確認できた。

 これらの番号を照会した結果、うち1件が、栃木県内のパチンコ店の関係先と判明した。残る通話先は、契約者が転居して所在不明になるなど、通話相手の解明は進んでいないという。

 合同捜査本部では、この携帯電話が、工作船に持ち込まれたルートについても調べる一方、通話相手を特定することで、工作船の目的解明につなげたい考えだ。

←九州発トップへ INDEXへ戻る→