エンターブレインゲームコンテストのホームページ

－第５回エンターブレインゲームコンテスト公式ホームページ－

第５回エンターブレインゲームコンテスト（以下本コンテスト）は、過去４回開催されたアスキーエンタテインメントソフトウェアコンテストを引き継ぎ、株式会社エンターブレインが開催したコンテストです。広く一般からオリジナルのゲーム作品、またその関連作品を募集し、新しい可能性を秘めた作品とクリエイターを発掘することを目的に開催されました。2001年6月末日に作品募集を締めきり、厳正なる審査を行った結果、全34作品を受賞作品として選出いたしました。ここに発表いたします。

本コンテスト　開催概要
作品募集期間：200１年５月１日～2001年６月30日
作品審査期間：2001年７月１日～2002年１月31日
作品応募総数：1,116作品（内：オリジナルプログラム部門37作品、コンストラクションソフト作品部門791作品、音楽作品部門288作品）

■各作品の紹介とダウンロードコーナーを作成しました■

グランプリ（賞金1000万円）

該当作品なし

オリジナルプログラム部門

受賞　計６作品

最優秀賞（賞金100万円）

『噴式（ふんしき）』
作者：P.N えむじぇい（23歳）

【作品紹介】３Ｄフィールドに散らばるクリスタルを、主人公が乗るポッドを操作して集めていくというアクションゲームです。システムは単純ですが、ポッドの動きのなかに『慣性』という要素を採り入れた、中毒性のあるゲームデザインが高く評価されました。
［作品の紹介とダウンロード］

入賞（賞金50万円）

『Hextomino（ヘキトミノ）』
作者：松永康佑、武藤薫也、石井達郎

【作品紹介】三角形のパネルを回転させ、同じ色のパネルを６枚以上揃えて消していく対戦型パズルゲームです。パネルを６角形に揃えて消すと、色によって特定の技が発動するのが特徴です。アイデアだけではなく、ユーザーフレンドリーな作りも評価されました。
［作品の紹介とダウンロード］

伊集院光特別賞（賞金50万円）

『七度文庫』
（なのたびぶんこ・Ｈ小説自動生成プログラム）
作者：P.N 七度柚希（49歳）

【作品紹介】起動するたびに、毎回違う内容の官能小説を自動的に作成するソフトです。官能小説という点に審査も慎重になりましたが、その着眼点や、優れたプログラム技術が評価され、とくにご推薦された伊集院光様のお名前を冠した特別賞に選出されました。
［作品の紹介とダウンロード］

佳作（賞金10万円）
『FIRE BALL』［作品の紹介とダウンロード］	作者名：P.N 佐藤進ニ（25歳）

奨励賞（賞金５万円）
『The Shadow』［作品の紹介とダウンロード］	作者名：P.N Mine（22歳）
『四角パズル』［作品の紹介とダウンロード］	作者名：P.N 篠田（22歳）

コンストラクションソフト作品部門

受賞　計19作品

最優秀賞

該当作品なし

入賞（賞金50万円）

『GOKIWARS（ゴキウォーズ）』
作者名：P.N ジュン（22歳）
ツール：RPGツクール４

【作品紹介】人類に戦いを挑むゴキブリたちの奮闘を描いたステージクリア型RPGです。家に点在する“アジトスポット”を発見していくことで物語が進みます。奇抜な設定がゲーム性、シナリオに反映されており、エンタテインメント性の高さが評価されました。
［作品の紹介］

入賞（賞金50万円）

『盗人講座（ぬすっとこうざ）』
作者名：中西亘（22歳）
ツール：RPGツクール2000

【作品紹介】主人公レットーは幼いころから憧れていた盗賊になるため、盗賊の街ミストで盗賊養成学校に入学します。主人公の成長に合わせ様々なドラマが発生していくストーリー主体のRPGです。『スリ』を中心としたゲーム性と構成力の上手さが評価されました。
［作品の紹介とダウンロード］

入賞（賞金50万円）

『MARC（株）レンタルエイドモンスター』
（マーク・カブ・レンタルエイドモンスター）
作者名：田中宏太郎（27歳）
ツール：RPGツクール４

【作品紹介】人間との最終戦争に敗れたモンスターたちが、両者共存の道を模索する会社『MARC』に強制的に入社させられ、奮闘と活躍を繰り返すクエスト消化型RPGです。人間くさいモンスターたちのキャラクター描写と、その優れたストーリー性が評価されました。
［作品の紹介］

佳作（賞金10万円）
『EAT☆FIGHT わぉ!! 超能力者サマ』ツール：RPGツクール４［作品の紹介］	作者名：P.N みたりゅうすけ（33歳）
『晴れたら地獄で会いましょう』ツール：RPGツクール４［作品の紹介］	作者名：P.N 拙者（22歳）
『TOWN-N』ツール：RPGツクール４［作品の紹介］	作者名：小山知宏（22歳）
『POLLUX』ツール：RPGツクール３［作品の紹介］	作者名：板垣秀星（17歳）
『海賊高校生』ツール：RPGツクール2000 ［作品の紹介とダウンロード］	作者名：サヨナラ四畳半（チーム名）
『キマイラ・ブーム』ツール：RPGツクール2000 ［作品の紹介とダウンロード］	作者名：P.N みゃこ（22歳）

奨励賞（賞金５万円）
『心・思う事』ツール：RPGツクール３［作品の紹介］	作者名：P.N 広野（20歳）
『Mind Doll』ツール：RPGツクール３［作品の紹介］	作者名：小林弘明（26歳）
『DIVER』ツール：RPGツクール４［作品の紹介］	作者名：池田雅樹（24歳）
『THE EVENT OF TODAY』ツール：RPGツクール３［作品の紹介］	作者名：P.N たけ（22歳）
『幻想の試練』ツール：RPGツクール２［作品の紹介］	作者名：間渕孝志（25歳）
『Shift!』ツール：RPGツクール2000 ［作品の紹介とダウンロード］	作者名：P.N 鎌田翔己（24歳）
『天涯の国』ツール：シミュレーションRPGツクール95 ［作品の紹介とダウンロード］	作者名：P.N 藤田佳湖（28歳）
『Sein』ツール：RPGツクール2000 ［作品の紹介とダウンロード］	作者名：山岡直記（15歳）
『BELIEVE it or not.』ツール：RPGツクール2000 ［作品の紹介とダウンロード］	作者名：P.N 町屋マユミ（22歳）
『リフレクターズ』ツール：RPGツクール95 ［作品の紹介とダウンロード］	作者名：砂川俊平（23歳）

音楽作品部門

受賞　計９作品

最優秀賞

該当作品なし

入賞（賞金50万円）

テーマ１『魔王討伐物語』
作者名：田中雅美（24歳）

【作品紹介】今回応募されたオーケストラ作品のなかで、メロディ、構成、打ち込みのテクニックなど、曲を構成する要素のバランスが一番とれている作品です。課題の６曲のそれぞれに圧倒的なパワーが感じられないのが残念な点でしたが、完成度は非常に高く、テーマにもあっていました。
［作品の紹介とダウンロード］

入賞（賞金50万円）

フリーテーマ『Absolute Man』
作者名：P.N 消井田利母男（20歳）

【作品紹介】“プログレ・テクノ”とでも形容できる、独特の音空間が気持ちのいい作品です。この音がぴったりくるゲームも少ないと思えますが、逆にあれば見てみたくなるほどです。あとは、すべての音を前面に持ってくるのではなく、前後上下の距離感を持たせれば、よりよくなるでしょう。
［作品の紹介とダウンロード］

入賞（賞金50万円）

フリーテーマ『空を統べる船』
作者名：P.N ねこにゃんだＶ３（23歳）

【作品紹介】効果音から始まるボサノバのリズムにアコーディオン。作者の音楽的センスの良さが感じられます。課題曲を通して聞くと、一貫性に欠ける気もしますが、無駄な音のないアレンジが光っています。ゲームらしくないのに、きちんとゲーム音楽になっている点も評価できる作品です。
［作品の紹介とダウンロード］

佳作（賞金10万円）
テーマ2『スチームパンク・シティ』［作品の紹介とダウンロード］	作者名：P.N.けんたん（31歳）
テーマ1『魔王討伐物語』［作品の紹介とダウンロード］	作者名：齋藤三貴（20歳）
テーマ1『魔王討伐物語』［作品の紹介とダウンロード］	作者名：P.N.Wiseman Project（20歳）
テーマ3『メリーとジョニーの大冒険』［作品の紹介とダウンロード］	作者名：木村和美（28歳）
テーマ3『メリーとジョニーの大冒険』［作品の紹介とダウンロード］	作者名：大越香里（21歳）
テーマ2『スチームパンク・シティ』［作品の紹介とダウンロード］	作者名：P.N.ocean_k（18歳）

最終作品審査　審査委員
浜村弘一	（株式会社エンターブレイン代表取締役社長・本コンテスト審査委員長）
稲増龍夫	（法政大学　社会学部教授）
広井王子	（クリエイティブ・プロデューサー）
伊集院光	（タレント）
戸田誠司	（ミュージシャン）
杉内賢次	（株式会社ｴﾝﾀｰﾌﾞﾚｲﾝﾃﾞｼﾞﾀﾙﾌｧﾐ通編集部編集長・本コンテスト事務局長）

実行委員会よりひとこと　審査委員長　浜村弘一

長らく開催していた今回のコンテストも、ようやくすべての作品審査が終了し、ここに結果を発表することができました。合計で1,116本というたくさんの作品が集まり、応募してくださった皆様には、心からお礼申し上げます。今回のコンテストは、残念ながらグランプリ該当作品なしという結果に終わりました。受賞した作品はどれも素晴らしい出来ながら、アイデアや斬新性などにおいて審査員の予想を越えるものがありませんでした。その反面、どの作品も盛り込まれているアイデアがきちんと昇華されており、１本のゲームとして完成させている点は高く評価できました。作品自体にも、その作者にも大きなポテンシャルが感じられ、今後の躍進に期待させられます。次回コンテストの開催は現在検討中ですが、新しい展開を考えています。クリエイターとして現在の段階をステップに、また新しい可能性に挑戦して欲しいと思います。

各作品の雑誌掲載、雑誌収録をご希望されるメディア関係者様へ

当ホームページからダウンロードできる受賞作品を、雑誌掲載や、雑誌付録CD-ROM（そのほかあらゆる媒体）への収録などをご希望されるメディア関係者様は、下記メールアドレスまでご連絡いただけますようお願いいたします。なお、一般の視聴者の皆様にはご対応できかねますので、あらかじめご了承ください。

株式会社エンターブレイン　企画宣伝局・ゲームコンテスト担当者宛
〒154-8528　世田谷区若林1-18-10
メール：gamecon@ml.enterbrain.co.jp

次回のコンテストについて

次回のコンテストにつきましては、これまでのコンテストとは趣向の異なるものになる予定です。現在、開催内容の詳細を検討中ですので、発表までいましばらくお待ちください。お問い合わせをいただきましても、一切お答えできかねますので、なにとぞご了承ください。よろしくお願いいたします。

これまでのコンテストの紹介

過去に４回開催されたアスキーエンタテインメントソフトウェアコンテスト。その中では数多くの優れた人材・作品と出会うことができました。すでにコンテストの受賞者の中には、プロとしてご活躍されている方もいらっしゃいます。また、いくつかの受賞作品は商品化も実現しています。ここに、第１回から第４回までの受賞作品を紹介します。ウィンドウズで動作可能なものは、ダウンロードすることもできます。どうぞお楽しみください。

■過去のＡコンの結果＆受賞作品紹介■

第４回アスキーエンタテインメントソフトウェアコンテスト

第３回アスキーエンタテインメントソフトウェアコンテスト

第２回アスキーエンタテインメントソフトウェアコンテスト

第１回アスキーエンタテインメントソフトウェアコンテスト

【作品を遊ぶときの注意】

このホームページ内の画像および文章等は、すべて著作権法の保護を受けています。
株式会社エンターブレインからの承諾を得ずに、ページの全部または一部の転載や流用を禁じます。
（Ｃ）2000 ENTERBRAIN, INC.