地下鉄ニュース
 地下鉄ニュース  2003年2月12日

■2003年2月12日

2003-03 平成15年2月12日
首都圏の新たな動脈が、いよいよ完成!

平成15年3月19日(水)
半蔵門線 水天宮前・押上間開業
(東武伊勢崎線・日光線との相互直通運転開始)


開業区間の運賃、東武線・京成線との乗継割引運賃を決定!
営団地下鉄・都営地下鉄連絡普通旅客運賃の変更(一部区間)!
新CS−ATC化に伴い、乗り心地が改善、運転効率が向上!
各駅に2枚投入可能な自動改札機を導入!

 営団地下鉄(総裁 土坂 泰敏)では、半蔵門線水天宮前・押上間(営業キロ 6.0キロ)の延伸工事を行っておりますが、平成15年3月19日(水)の開業に先立ち、開業区間の運賃及び東武線・京成線との乗継割引運賃を決定するとともに、都営地下鉄との接続駅の追加に伴い、営団地下鉄・都営地下鉄を乗り継いで乗車する際に、一部の区間における連絡普通旅客運賃が変更になります。
 また、半蔵門線の信号設備を新CS−ATC化することにより、乗り心地の改善、運転効率の向上が図られるほか、開業にあわせて営団地下鉄各駅(中野・西船橋を除く)に2枚投入可能な自動改札機を導入します。これにより残額が不足している際に、パスネットカードを2枚同時に使用することや、定期券とカードや回数券を組み合わせて使用することが可能になり、お客様の利便性が向上します。
 詳細は、下記のとおりです。

 開業及び相互直通運転開始日
  平成15年3月19日(水)
 各駅間の普通運賃と営業キロ数
各駅間の普通運賃と営業キロ数
 東武線との乗継割引運賃
 半蔵門線が押上駅を経由して東武伊勢崎線・日光線と相互直通運転を行うことに伴い、連絡普通券(パスネットカードを含む)で乗車する場合は、東武伊勢崎線・亀戸線の一部区間(住吉・錦糸町各駅−押上−曳舟・鐘ヶ淵間各駅及び小村井・亀戸水神間各駅)において割引(大人20円、小児10円割引)を行います。
 京成線との乗継割引運賃
 押上駅が京成押上線との接続駅となることに伴い、連絡普通券(パスネットカードを含む)で乗車する場合は、京成押上線の一部区間(住吉・錦糸町各駅−押上−京成曳舟・八広各駅間)において割引 (大人20円、小児10円割引)を行います。
 営団地下鉄・都営地下鉄連絡普通旅客運賃の変更等
 営団地下鉄と都営地下鉄を連絡普通券(パスネットカードを含む)で乗り継ぐ場合、それぞれの運賃の合算額から70円の割引を行っておりますが、半蔵門線の水天宮前・押上間開業により、営団線各駅(池袋・新宿・北千住・西葛西・新木場・西ケ原を除く)と都営新宿線西大島・本八幡間の各駅(船堀・篠崎を除く)を相互に発着する区間の一部(約600区間)において、連絡普通旅客運賃が50円〜10円現行運賃と比較して安くなります。
 加えて、都営地下鉄通過連絡(営団−都営−営団)定期乗車券発売区間を現行の19区間から22区間(区間の延長を含む)にいたします。
(営団線・都営線の乗り継ぎが可能な駅については別紙1、都営地下鉄通過連絡定期券の発売区間については別紙2をご参照下さい。)
(例)(参考)
 開業区間の予想輸送人員及び各駅の予想乗降人員(1日)
○予想輸送人員:約9万人(1日)
○各駅の予想乗降人員(1日)
清 澄 白 河 26,000人
住     吉 16,000人
錦  糸  町 32,000人
押     上 73,000人
 ※押上駅は、直通連絡人員を含み、東武線ご利用の方の乗降は含みません。
 半蔵門線の信号設備を更新
 半蔵門線では、昭和53年8月の渋谷・青山一丁目間の開業以来、信号保安設備としてCS−ATC(Cab Signal Automatic Train Control:車内信号式自動列車制御装置)を採用しておりましたが、乗り心地の改善、運転効率の向上等を目的として、平成13年度から新CS−ATC化工事を進めてまいりました。
 この開業にあわせて、半蔵門線全線(渋谷・押上間 営業キロ16.8キロ)の信号設備を、新CS−ATC化いたします。
 新CS−ATCの主な特長及び機能は次のとおりです。
(1)  乗り心地の改善
 ブレーキ作動時のショックを和らげるため、最初に弱いブレーキを動作させた後、通常のブレーキを動作させ、再度弱いブレーキに切り換えることで乗り心地が改善されます。
(2)  運転効率の向上
 現行のCS−ATCは、信号の示す運転条件が4段階(25km/h・40km/h・55km/h・75km/h)であったため、曲線やポイント等速度の制限を受ける場所では必要以上に減速しなければならない場合がありました。
 新CS−ATCでは、運転条件を12段階(25km/hから5km/h刻みで最高80km/h)とすることで、最高速度の向上及びそれぞれの場所での制限速度に応じた速度での運転が可能になります。
 2枚投入可能な自動改札機を導入
 半蔵門線水天宮前・押上間の開業にあわせて、営団地下鉄各駅(中野・西船橋駅を除く)に2枚投入可能な自動改札機※1を導入します。
 これまで、残額が不足しているパスネットカードでは入場できなかったほか、出場する際に残額不足のためカードを2枚使用する場合や「区間の連続する普通券と定期券」など、2枚の乗車券を組み合わせて降車する際は、精算金額がない場合でものりこし精算機で精算券の発行を受けた後、自動改札機から出場していただいておりましたが、自動改札機に直接2枚投入することで入出場が可能になり※2、お客様の利便性が飛躍的に向上いたします。
 2枚投入可能な自動改札機については、投入口付近に、2枚投入対応であることを示すステッカーを貼付してお知らせいたします。
※ 1  各改札口1通路以上設置。841通路/1,750通路:約48.1%(平成15年3月19日時点)
※ 2  営団線内で改札口を一旦出場する乗換駅及び都営線との乗換駅において、改札口から出場後、引き続き営団線または都営線に乗車する場合は、従来どおり「のりつぎ精算機」をご利用下さい。
(具体例をご参照下さい。)
  なお、2枚投入可能な組み合わせは次のとおりです。
  (具体例をご参照下さい。)
     
2枚投入可能な組み合わせ
 錦糸町駅に定期券うりばを設置
 定期券うりばを錦糸町駅に設置いたします。これに伴い水天宮前駅の定期券うりばについては3月18日(火)をもって閉鎖いたします。


以 上 

〈各駅平面図・断面図〉
清澄白河     住吉     錦糸町     押上

その他この開業に関するご参考事項


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