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平成15年7月30日 
平成15年秋 ダイヤ改正
 JR西日本では、東海道・山陽新幹線「のぞみ」の増発による高速輸送体系の構築および、各方面への特急列車の増発などを中心としたダイヤ改正を実施します。
 このたび、その内容がまとまりましたのでお知らせします。

ダイヤ改正日 平成15年10月1日(水)
平成15年ダイヤ改正について
今回のダイヤ改正では

○東海道・山陽新幹線
「のぞみ」の増発で所要時間が短縮
「のぞみ」が、新たに姫路・福山・徳山・新山口(現 小郡)駅に停車
「品川駅」開業で、首都圏各地へのアクセスが便利に
「のぞみ」に自由席設置、「のぞみ」特急料金を値下げ
すべての「ひかりレールスター」が姫路・福山駅に停車
「ひかりレールスター」・「ひかり」が新下関駅に増停車
・ 東海道・山陽新幹線時刻表(PDF形式)
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○在来線特急・急行
「しらさぎ」の所要時間を短縮し、北陸と名古屋・東京がより近
「たんば」「まいづる」の増発により、ご利用チャンスを拡大
「スーパーはくと」の増発および所要時間の短縮
「スーパーいなば」に新型車両を投入し、増発および所要時間を短縮
「南風」の増発により、高知での滞在時間を拡大
「マリンライナー」に新型車両を投入

○アーバンネットワーク
始発電車、最終電車を充実!新大阪駅始発・最終新幹線をご利用可能なエリア拡大

などを中心に実施します。

「のぞみ」増発で所要時間が短縮!
 東海道・山陽新幹線を直通する列車は、山陽新幹線内を最高速度270km/h以上で運転する300系・500系・700系で統一することから、これら高速車両を活用して、「のぞみ」の運転本数を大幅に拡大します。現在、「のぞみ」は東京〜博多間を1時間あたり上下各1本運転していますが、さらに東京〜広島間に1時間あたり1本、東京〜岡山間に2時間あたり1本を増発します。
 「のぞみ」の増発により、「ひかり」と比較して所要時間が大幅に短縮することから、山陽新幹線各駅から関西地区や首都圏へのご利用が大変便利になります。
【「のぞみ」のご利用チャンスの比較】
【「のぞみ」のご利用チャンスの比較】
※短縮時間は現在の東海道直通「ひかり」平均との比較
なお、東海道新幹線に直通する「ひかり」の運転本数を見直します。
「小郡駅」を「新山口駅」に改称します。
 このダイヤ改正にあわせて、「小郡駅」を「新山口駅」に改称し、全国的にわかりやすい駅名といたします。
「のぞみ」が新たに姫路・福山・徳山・新山口駅に停車!
 一部の「のぞみ」が姫路・福山・徳山・新山口駅に新たに停車します。姫路駅は2時間に上下各1本、福山駅は1時間に上下各1本の停車となります。
 現在「ひかり」を東京までご利用いただいている場合と比較して、姫路と福山では約30分、徳山と新山口では約50分の時間短縮となり、山陽新幹線各駅と首都圏、名古屋、関西地区相互間のご利用がさらに便利になります。
【新たに姫路・福山・徳山・新山口駅に停車する「のぞみ」ご利用チャンス】
【新たに姫路・福山・徳山・新山口駅に停車する「のぞみ」ご利用チャンス】
※短縮時間は現在の全「ひかり」平均との比較
 このほか、新大阪〜博多間を運転する「のぞみ」2本が新神戸駅に新たに停車します。これにより、山陽新幹線の全ての列車が、新神戸駅に停車することとなります。
「品川駅」開業で、首都圏各地へのアクセスが便利に!
 東海道新幹線の東京〜新横浜間に新たに「品川駅」が開業します。品川駅では東海道線、山手線、京浜東北線、横須賀線などへの乗り継ぎができ、渋谷・恵比寿・目黒などの東京南西部、お台場・天王洲などの臨海エリア、川崎市などの神奈川県東部地区へのアクセス時間が大幅に短縮されます。
 山陽新幹線から東京へ直通する「のぞみ」のうち、毎時上下1〜2本が品川駅に停車します。山陽新幹線各駅から首都圏各地へのアクセスが大変便利になります。
【品川駅へのご利用チャンス・所要時間(山陽新幹線から直通する「のぞみ」)】
【品川駅へのご利用チャンス・所要時間(山陽新幹線から直通する「のぞみ」)】
「のぞみ」特急料金を値下げ!
 「のぞみ」の指定席特急料金を大幅に値下げします。岡山・広島〜東京間でおよそ千円程度の値下げとなります。
【改正後の「のぞみ」指定席特急料金(通常期)+運賃】
【改正後の「のぞみ」指定席特急料金(通常期)+運賃】
下段の( )内は、値下げ額
「のぞみ」に自由席を設置!
 これまで全車指定席だった「のぞみ」に新たに3両(1〜3号車)の自由席を設置します。これにより、あらかじめ指定席をお取りいただかなくても、気軽に「のぞみ」をご利用になれます。
 また、新たに設置する「のぞみ」の自由席は、「ひかり」「こだま」と同額とし、現在の「のぞみ」の指定席をご利用の場合と比較して、岡山・広島〜東京間でおよそ2千円程度安くなります。

【自由席特急料金+運賃】
【自由席特急料金+運賃】
下段の( )内は、現在の「のぞみ」指定席をご利用の場合(通常期)との比較
すべての「ひかりレールスター」が姫路・福山駅に停車!
 ご利用の多い姫路・福山駅に、速さと快適さでご好評をいただいている「ひかりレールスター」がすべて停車します。
 これにより、姫路・福山駅には、毎時上下1〜2本の「ひかりレールスター」が停車し、姫路・福山駅と山陽新幹線内の主要駅相互間のご利用が大変便利になるとともに、「ひかりレールスター」の停車駅が統一され、わかりやすくなります。

【姫路・福山駅の「ひかりレールスター」ご利用チャンス比較】
【姫路・福山駅の「ひかりレールスター」ご利用チャンス比較】
関門海峡の観光に便利な時間帯に
「ひかりレールスター」・「ひかり」が新下関駅に増停車!
 関門海峡の玄関口・新下関駅に、新たに「ひかりレールスター」・「ひかり」が4本停車します。現在停車している列車を含めて、下関・門司地区での観光に便利な時間帯の列車が合計6本停車することになります。これにより、名古屋・関西地区から観光資源の豊富な関門海峡へのご旅行がさらに便利になります。

【新下関に停車する「ひかりレールスター」・「ひかり」】
◎印…新規停車列車
【新下関に停車する「ひかりレールスター」・「ひかり」】
新下関に停車する「ひかりレールスター」・「ひかり」】
東京直通「ひかり」が相生駅に毎時停車!
 東京〜岡山間を運転する「ひかり」が、相生駅に毎時上下1本停車します。これにより、相生から名古屋・東京方面へ乗り換えなしでご旅行できるようになります。

 なお、これにともない、姫路〜広島・博多間を運転する「こだま」号は、運転区間を見直し、岡山〜広島・博多間の運転とします。
「しらさぎ」の所要時間を大幅に短縮!
北陸の主要都市や観光地と名古屋・東京がますます近く、快適に
≪所要時間の短縮≫
 平成15年3月から順次投入してきた、「しらさぎ」「加越」への新型車両(683系)の投入が完了したことと、東海道新幹線「ひかり」の時間短縮の効果をあわせ、北陸の主要都市と名古屋・東京間の所要時間を大幅に短縮します。
 あわせて、米原で東海道新幹線「ひかり」に連絡して、東京方面と結ぶ特急列車を「しらさぎ」「加越」から「しらさぎ」に統一します。

【所要時間比較】(平均)
【所要時間比較】(平均)
※ 金沢〜東京間、福井〜東京間は米原で新幹線乗り継ぎ

≪金沢〜米原間に「しらさぎ」を増発≫
 金沢〜米原間に「しらさぎ」を1往復増発することにより、ほぼ1時間に1本の運転(16往復/日)とします。また、金沢・福井から名古屋方面へは現在の最終より遅い時間帯に増発することで滞在時間が拡大し、ビジネス・観光に「しらさぎ」がますます便利になります。

【増発する「しらさぎ」の運転時刻】
【増発する「しらさぎ」の運転時刻】
 さらに、早朝に福井発米原行快速電車を新設し、東京へ9時台前半に到着する「ひかり」に米原で連絡します。

【新設する「快速」の運転時刻】
【新設する「快速」の運転時刻】
 
≪すべての「しらさぎ」が武生・鯖江駅に停車≫
 ご利用の多い、武生・鯖江駅にすべての「しらさぎ」が停車します。武生・鯖江地区から名古屋・東京方面へのご利用に「しらさぎ」がさらに便利になります。

【「しらさぎ」のご利用チャンス】
【「しらさぎ」のご利用チャンス】
京都〜福知山・東舞鶴間の「たんば」・「まいづる」を大幅に増発!
 京都から福知山・東舞鶴方面の特急列車を綾部駅で分割・併合を行うことにより、京都〜福知山方面へは「たんば」(京都〜福知山間運転)を3往復増発、京都〜東舞鶴方面へは「まいづる」(京都〜東舞鶴間運転)を2.5往復増発し、京都から福知山・舞鶴方面のご利用チャンスを大幅に拡大します。

【運転イメージ】
「スーパーはくと」を1往復増発!
大阪〜鳥取間を最速2時間19分で運転!
 京阪神と山陰の鳥取・倉吉を結ぶ「スーパーはくと」をご利用の多い時間帯に1往復増発し7往復とすることにより、ほぼ2時間に1本「スーパーはくと」を運転します。
 また、因美線・山陰線の線路設備の改良により、大阪〜鳥取間の所要時間を最速2時間29分から2時間19分に短縮し、「スーパーはくと」がますます速くなります。
 さらに、新大阪で東京方面の「のぞみ」と連絡しており、鳥取方面〜東京のビジネス・観光にも「スーパーはくと」がますます便利になります。

【所要時間比較】(最速)
【所要時間比較】(最速)
【増発する「スーパーはくと」の運転時刻】
【増発する「スーパーはくと」の運転時刻】
「スーパーいなば」に新型車両を投入し2往復増発!
 岡山〜鳥取間を運転しているすべての「いなば」に新型車両を投入し、現在の3往復から5往復に増発します。
 新型車両の投入と岡山〜鳥取間の線路設備の改良により、「いなば」の所要時間を現在の最速列車より21分短縮して1時間37分で結ぶとともに、岡山で広島方面の「のぞみ」と連絡することにより広島〜鳥取間がさらに近く、便利になります。 
 なお、新型車両の投入と所要時間の短縮にあわせ、列車名を「スーパーいなば」に変更します。

【「スーパーいなば」新型車両】
【「スーパーいなば」新型車両】
【所要時間比較】(最速)
【所要時間比較】(最速)
【増発する「スーパーいなば」の運転時刻】
【増発する「スーパーいなば」の運転時刻】
鳥取〜米子間に新型車両を追加投入し特急列車を4往復増発!
 山陰線鳥取〜米子間の高速化工事の完成にあわせ新型車両を追加投入し、鳥取〜米子間の特急列車を現在の3往復から7往復に増発することにより、特急列車または快速列車がほぼ1時間に1本(14往復/日)運転する速達列車体系とします。
 さらに、鳥取〜米子間の所要時間を最速1時間10分から56分に大幅な時間短縮を行います。
 なお、鳥取〜米子〜益田間を運転している「スーパーくにびき」の列車名を「スーパーまつかぜ」に変更します。

【所要時間比較】(最速)
【所要時間比較】(最速)
「南風」を2往復増発!
京阪神から高知での滞在時間を大幅に拡大
 岡山で新幹線と連絡する「南風」を2往復増発します。これにより、「南風」はほぼ1時間に1本の運転(14往復/日)となり、さらにご利用しやすくなります。
 京阪神方面から高知へは現在より約2時間早い9時台の到着、高知から京阪神方面へは約1時間遅い19時台の出発となり、高知での滞在時間が大幅に拡大できるほか、ご利用目的に応じた時間帯の「南風」をお選びいただけます。

【増発する「南風」の運転時刻】
【増発する「南風」の運転時刻】
快速「マリンライナー」に新型車両を投入!
所要時間の短縮と増発により、京阪神・岡山と高松がますます近く、便利に
≪2階建て新型車両を投入≫
  「マリンライナー」に130km/h運転が可能な新型車両を投入し、岡山〜高松間を平均55分で運転します。さらに、岡山で新幹線「のぞみ」と連絡することにより、新大阪〜高松間を平均1時間台で結び、京阪神地区と高松地区がますます近く便利になります。
 また、投入する新型車両は高松方の先頭車に2階建て車両を連結、2階は瀬戸内海の景色をゆったりと眺望できるグリーン車指定席、1階は普通車指定席となっています。

【所要時間比較】(平均)
【所要時間比較】(平均)
※ 新大阪〜高松間は岡山で新幹線乗り継ぎ
≪「マリンライナー」の増発≫
 早朝・夜間時間帯に「マリンライナー」を増発し、終日ほぼ1時間に2本の運転とします。
 さらに、新幹線「のぞみ」または「ひかりレールスター」と連絡することにより京阪神〜高松間がさらに便利になります。

【増発列車の運転時刻】
【増発列車の運転時刻】
特急列車の利用で通勤がさらに快適に!
≪通勤時間帯の停車拡大≫
(1) 湖西線:堅田駅
   朝夕の通勤時間帯の「サンダーバード」「雷鳥」が新たに堅田駅に停車し、大阪方面への通勤が快適になります。
    朝通勤(7・8時台:0本→2本) サンダーバード 2号、雷鳥 4号
    夕通勤( 20時台:0本→2本) サンダーバード45号、雷鳥47号

(2) JR宝塚線:新三田駅
   朝夕の通勤時間帯の「北近畿」などが新三田駅に追加停車し大阪方面への通勤が快適になります。
    朝通勤( 6〜 8時台:1本→3本) 北近畿4号・6号
    夕通勤(18〜22時台:1本→4本) 北近畿15号・17号、 タンゴエクスプローラー3号
≪西九条駅の停車列車拡大≫
 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへのご利用に便利な9時台着の「くろしお2号」が新たに西九条駅に停車します。これにより、和歌山方面からユニバーサル・スタジオ・ジャパンへのご利用がますます便利になります。
 さらに、9時台に到着する「はるか8・13号」を西九条駅に追加停車します。これにより、米原・草津方面からユニバーサル・スタジオ・ジャパンへのご利用が便利になります。

○ その他
 大阪〜長野間を運転している夜行急行「ちくま」をゴールデンウィークや夏休みなど、お客様のご利用の多い時期の運転に変更します。
始発電車、最終電車を充実!
  新大阪駅始発・最終新幹線をご利用可能なエリア拡大
 学研都市線(四条畷〜松井山手間)および阪和線(鳳〜日根野間)で始発電車、最終電車の増発などを実施し、早朝・深夜時間帯が便利になります。特に学研都市線(四条畷〜松井山手間)においては、始発電車、最終電車とも大幅な時刻の繰上げ、繰下げとなります。
 また、この電車を利用すると、新大阪駅で始発新幹線、最終新幹線に乗り継ぎ可能となり、東京・博多両地区に8時台の到着、21時台までの滞在が実現します。

【運転時刻】
<学研都市線>
 長尾方面からの始発電車を現在より京橋駅着で45分繰上げ、長尾方面行最終電車を京橋駅発で31分繰下げることにより、四条畷〜松井山手間が新たに新大阪駅始発新幹線および最終新幹線に乗り継ぎ可能となります。

【運転時刻】<学研都市線>

<阪和線>
 日根野方面からの始発電車を区間快速に変更し現在より天王寺駅着で6分繰上げ、日根野方面行区間快速を増発し最終電車を天王寺駅発で32分繰下げることにより、鳳〜日根野間が新たに新大阪駅始発新幹線および最終新幹線に乗り継ぎ可能となります。

【運転時刻】<阪和線>

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