-公演レポート:No.000036-


劇団乾杯
「リ」
2002/4/27(sat)〜4/28(sun)
入場無料
作・演出:山本握微
舞台監督:益山貴司(演劇家族)
照明:森崎真琴
音響:D.K
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出演:澤森晴世、辻中和美、廣田健作、中川京平
河野美苗、大名光全、中川和美

乾杯の芝居はいつも、別の領域に存在している気がする。要するに他の芝居と単純に比較して、面白いとか、上手いとかいうような区別をつけることが出来ないという意味だ。 それほど乾杯の芝居は独特だと思う。確かに、天井桟敷だとか第三舞台だとかのようなテイストが垣間見える瞬間はある。けれどもあくまで表面上のテイストであって、 底には深く乾杯オリジナルが横たわっているように思うのだ。こんな芝居は、いま関西でなかなか見られない。言葉遊びがキーになって物語が展開し、 乾杯の世界を益々深めていく・・・。乾杯の芝居にとって、時間と空間の壁を飛び越える事はたやすい。むしろ彼らの芝居自体が時間と空間、 そして身体に対する実験であるかのようだ。もはや私の言葉で、彼らを表現することはかなわない。私が彼らの芝居に関して一つ語ることができるとすれば 「彼らの複雑で突飛な言葉遊びの答を、瞬時に自らの神経回路が解き明かした瞬間の快楽」であろうか。毎回公演でいろいろなコダワリを見せてくれる彼ら。 劇中で登場する水に濡れて所々読めなくなった台本。それを模すためにわざわざパンフレットを水に濡らし文字を流す・・・。 そのコダワリが彼らの芝居のオリジナリティを支えている一つの要素なのだろうと、ふと思った。



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