風林火山(ふうりんかざん)

風林火山というと思い浮かぶのが日本の戦国時代の武将「武田信玄」です。
武田信玄は自分の軍の旗に「風林火山」という言葉を記していたのは特に有名で、その言葉の意味を知っている方も多いと思います。
ところが、武田信玄が好きだったこの「風林火山」という言葉は、実は武田信玄自身の言葉ではないのです。

中国の古い書物に「孫子(そんし)」というものがあり、戦いに勝つ為の方法などがたくさん書かれています。
「孫子」というのはもともと人の名前で、中国の春秋時代(しゅんじゅうじだい)の呉(ご)の国に使えていた孫武(そんぶ)の事です。
そして、「孫子」は最も古い兵法(へいほう)書です。

そして、その中にはこのような一節があります。

兵は詐(さ)をもって立ち、利をもって動き、分合(ぶんごう)をもって変をなす者なり。
其の疾(はや)きことは風のごとく、其の徐(しず)かなることは林のごとく、侵掠(しんりゃく)することは火のごとく、動かざることは山のごとく、知りがたきことは陰のごとく、動くことは雷の震うがごとく、郷を掠(かす)むるには衆を分ち、地を廓(ひろ)むるには利を分ち、権をかけて動く、先(ま)ず迂直(うちょく)の計を知る者は勝つ、此(こ)れ軍争の法なり。

簡単に言うと、「戦いに勝つには相手の裏をかき、自分に有利な条件になるよう臨機応変(りんきおうへん)に物事を良く見計らった上で行動しなさい。」という事です。

日本の戦国時代の名将「武田信玄」もこれらの事を徹底していたので、あのように強かったのですね。

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