切磋琢磨(せっさたくま)

古い中国の書物「詩経(しきょう)」の中に西周から春秋時代にかけて、衛(えい)の国を治めた武王(ぶおう)をほめた詩があります。

彼(か)の淇(き)の川の奥贍(くまみ)れば
緑の竹は猗猗(いい)たり
有(げ)にも匪(あざや)かなる君子は
切(せっ)する如く磋(さ)する如く
琢(たく)する如く磨(ま)する如く
瑟(しっ)たり?(かん)たり
赫(かく)たりかんたり
有(げ)にも匪(あざや)かなる君子は
終(つい)にわするべからず

 (注:下線部分は本来の漢字表記が出来ない為、ひらがな表記しています。)

切磋琢磨とはそれぞれ材料を加工する作業の事を表しています。
「切」とは骨を加工する時の作業。
「磋」とは象牙(ぞうげ)を加工する時の作業。
「琢」とは玉(ぎょく)を加工する時の作業。
「磨」とは石を加工する時の作業。
これらを加工する作業というのは大変手間のかかるものであり、また、丁寧にやらなければなりません。

このことから、勉強したり道徳に励んで人間を成長させることや、友達どうし競い合い励まし合って自分をみがくことを「切磋琢磨」という様になりました。

ちなみに、「論語(ろんご)」の中で孔子(こうし)もこの言葉について弟子と語っています。

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