Liquid Tension Experiment / Liquid Tension Experiment 2


 まずはこのアルバムを聴いた時のファーストインプレッションから言えば『こいつら一体何者!?』とか意味無くシャウトかましたくなる…そんな感じでした。イヤ、本当に。とりあえず1曲目の『Acid Rain』を聴いたらそう思いたくなることは必至だと思います。だってマジですごいッス。今のメタル界においてここまでテクを極めて、それでいて楽曲として昇華されてきたバンドが他にあったか!?と思いたくなるアルバムです。そもそもこのバンド(とは言わないんだろうけど…)Dream Theaterのギタリストのジョン・ペトルーシとマイク・ポートノイのサイドプロジェクトとして始まった、ある意味セッションを楽しむバンドであったわけです。で、ここで参加してきたのはキング・クリムゾンのトニー・レヴィンと現Dream Theater
のジョーダン・ルーデスなわけです。まあ、このプロジェクトはキーボーディスとのジョーダンがDream
Theaterに加入が決まった時点で終わってしまったのは非常に残念ではあるのですが、今まで2枚のアルバムを残したこのアルバムはプログレ・ハード愛好家には全くもって必須のアイテムとなったと私は思います。

 さてさて、肝心の楽曲の方なんですが、とりあえず個人的にはあのDream Theaterのキーパーソンである2人がそろっているわけだから特にこれと言った心配はしていなかったのですが、大きく期待を裏切られました…良い意味でね。まず、ペトルーシが大半のメロディーを聴かせるのかと思いきや、もはやどの曲においてもジョーダンとのバトルの繰り返し!聴いただけではわからないそのテク!ハッキリ言って聞き出したら注目せざるを得ない部分がなんと多いアルバムだと気づくはずです。でも、ペトルーシとジョーダンだけでなく、マイクも負けていません。っツーかこの人のドラミング、本当に華があるんだよね。聴いてて本当にドラムだけでカッコイイと思うもん。あとレヴィンのベース。この人のベースはあまり聞いたことが無かったけど、表現するなら『いぶし銀』!!かと…他の3人に比べれば結構おとなし目に弾いている感じがするけど、実はあまり目立たないところでメチャカッコイイボトムラインを弾いてたりするから、この人も侮れないと感じちゃったわけです。Dream Theaterのジョン・マイアングをもっとおとなしくしたようなベースだったな。

 個人的に大好きな曲は1曲目の『Acid Rain』、4曲目の『Another Dimension』、5曲目の
『When The Water Breaks』ですな。1曲目はとりあえず聞いたら悶絶必至!ギターやキーボードをやっている人が聴いた日には鼻血出して悶絶してもらいたい楽曲です。4曲目はいかにもメタルと言った感じの音なんですが、曲がそうじゃなくちょっとエスニックな感じが入ってて聴き惚れちゃいます!5曲目は前半はものすごく綺麗なキーボードが聞けるのですが、後半は雰囲気が一転。これまたヘビーな展開に入り、こういう複雑な展開が大好きな私にはたまらない曲でした!

 このアルバム、もう非の付け所が無いのですが、ひとつだけ言う事があるとすれば1曲が長すぎると言う事ですかね。でもこれは好き好みがハッキリしてくるところなので、あえて言いませんが
Dream Theaterのような長めの楽曲で、しかもボーカル無しといった曲が好きな人にはもってこいのアルバムだと思います。だって8曲しかないのに全トラックのそう演奏時間は74分だからね〜
1. Acid Rain
2. Biaxident
3. 914
4. Another Dimension
5. When The Water Breaks
6. Chewbacca
7. Liquid Dreams
8. Hourglass