2004年04月30日

ワシントン、日比谷から、収容所国家解体を

4月28日、ワシントンで朝鮮人権弾圧糾弾の集会が行われた。米国の人権擁護組織や安全保障団体が主催し、在米韓国人や北朝鮮の被害にあった韓国人、日本の救う会からも島田洋一副会長が参加した。亡命者三人の記者会見では金正日のキチガイじみた独裁による北朝鮮国内の惨状を訴えた。そして、今日、30日は日比谷公園で救う会、家族による国民大集会と国民大行進が行われる。ワシントンの集会で亡命者は「いまの北朝鮮では主体思想や共産主義を信じる人間はだれもいないのに韓国にはそれが多数、存在する」と韓国の現状を訴え、米国議会に提出されている「北朝鮮自由法案」の可決を訴えた。

4月27日に呉善花さんとお話した内容もそうだし、3月12日には「盧武鉉大統領の弾劾は、吉と出るか凶と出るか?」で韓国の今の状況を書いた。つまり韓国が北朝鮮の工作活動に侵食されて行き、このまま北朝鮮の工作のまま統一すれば、今以上に過酷な、核を持つ反日国家が支那大陸から日本列島にちょうど匕首を突きつけるように存在する事になる。「韓国与党、日本重視わずか2% 靖国反対は40% 」という記事はそれを見事に証明している。

こんな状況下で私たちは北朝鮮から拉致被害者を奪還しなければならない。そのためには韓国へ亡命し、醜い李氏スターリニズム体制を告発している北朝鮮亡命者と連帯する事が必要だ。韓国の政変を軽視してはいけない。日本単独で奪還ができないという軍事的、政治的理由よりも、韓国を拉致問題解決のために有効利用しなければ極東の安全保障全体にも大きな危険をもたらすからだ。昨日も書いたが、時間のある人はぜひ、今日、日比谷へ行って欲しい。金正日に日本人の怒りを見せつけ、経済制裁を発動していく事からしか問題の解決は図れない。日本人が日本人自身の意思で、日本人を奪還する決意を示さなければならない。それは、戦後初めて日本人が自らの意思で、イデオロギー抜きで国際政治に行動を起こし、参加するという事に他ならない。
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2004年04月29日

昭和天皇誕生日と主権回復と自己責任

今日は昭和天皇の誕生日だが、なぜ、「みどりの日」などという名前になったのか? 戦前の祝日が、戦後に抽象的な言葉で呼び直されたままその慣例に従ったからだろう。祝日は祝日になった理由が誰にでも解からなければ、祝日にする意味がない。昨日の「主権回復記念国民集会」と関連あるテーマだが、日本がまだ主権を回復していない証拠とも言える。4月28日を祝日にしようというテーマはパネリストや出席者の大きな賛同を受けていた。残念ながらメディアは取上げていない。記憶では去年は読売と産経が記事にしたが、今年は昨日の読売の社説だけだった。昨日の集会の案内に使われた写真に注視して欲しい。主権回復後、昭和27年10月に靖国神社をご参拝する昭和天皇、香淳皇后両陛下と、ご参拝を見守る国民の姿だ。

一部メディアが、なぜ、自己責任論に拘り続けているのか? 自分たちの目論見通りの反政府キャンペーンに人質たちを利用できなかった腹立たしさと苛立ちが大きな理由だが、それと共に彼らにとって「自己責任」という概念が無縁だからではないか? 何を報道しても責任が問われず、情報操作による世論誘導を繰り返しても、放送法違反にも問われないテレビ朝日やTBS、公共放送の名を借りて特攻隊員の遺書を改竄するNHK、カメラマンが爆破事件を起こし空港職員を殺害した後で政府に助命してもらった毎日新聞、と例を挙げればきりがない。しかも記者クラブ制度に守られた生ぬるい体質で、責任を掛けて報道するという事がないから責任など問われない。都知事の記者会見で毎回愚門を発し、態度も悪い女記者も責任が問われないからあの席に座り続ける。

国会議員の年金未払いも象徴的に現れたもの。お嗤いなのが、民主党の菅代表。ある方は「人の揚げ足ばかり取っていた人の末路です」というメールを寄越してくれた。プラハでチェコを1−0で破った日本代表とジーコの方が遥かに自己責任を果たしてくれた。久保は相撲取りのような受け答えしかできないが、あれも彼の変らない責任の取り方だ。3年前、大分でキリンカップの試合後、偶然居酒屋で彼と居合わせたが、ファンの前でも「良かったです」の一言しか言えないのだ。
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昭和天皇誕生日と主権回復と自己責任(2)

関連して、読者の方からのメールを紹介する。

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はじめまして。いつも日記を読ませていただいております。西村さんが書いておられたように、テレビ朝日の報道番組はとにかく酷いです。特に朝の「スーパーモーニング」の司会者とジャーナリストもどき、あと昼間の「ワイドスクランブル」の司会者とコメンテーター。あまりにも思想が偏りすぎていて気持ちが悪いです。北朝鮮拉致問題以降、何度も抗議のメールを送りましたが、全く伝わらないようです。「スーパーモーニング」も番組が始まった当初は、番組の最後に視聴者の意見を放送していたのですが、余りに自分達に批判的なメールばっかりだったのか、それも無くなりました。どうせ担当者がメールに目を通す前に、批判メールは削除されているのかなと思いつつ抗議のメールを送り続けています。
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全く視聴者の意向に反応しようという意図さえ見せないのは異常だ。この方の嘆きは多くの人の共感を喚ぶ。普通はメールの返事くらいは送るはずだが、テレビ朝日はどこまで傲慢なのだろう。メーカーが消費者の意見に気を使うのは当たり前の事だが、電波メディア(二重の意味で電波)にとって視聴者は消費者という意識がない。彼らにとって、お客さんは番組やスポットのスポンサーだからだ。だが、こうやって、国民一人ひとりが <受け手> としての情報を共有する事で事態は大きく変えられる可能性がある。報道公害を告発するネットワーク構築が第一歩になるし、メディアへの抗議よりスポンサーへの抗議に活動をシフトすればいい。
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昭和天皇誕生日と主権回復と自己責任(3)

さあ、明日は国民集会と国民大行進が行われる。筑紫哲也の報道も見ものだが、3人組の二人の記者会見も行われる。読者の方から人質の支援団体がわざと30日に記者会見をぶつけて来たとお怒りのメールが何通も届いているが、そんな姑息な <反日> カルト組織の目論見を粉砕する集会にすればいい。地方の方からも「30日は東京に行きます」というメールを頂いた。

明日、重要な事はただ一つ。日本人がこんなに怒っているのだ、という 事実を金正日に見せ付ければいいのだ。どれだけの怒りを表明できるかが成否の鍵だ。
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2004年04月28日

「反日」とはあなたですよ、朝日新聞さん 2

(下からの続きです)

52年前の主権回復は吉田ドクトリンによる主権回復だったが、いま、やっと日本が「反日」に抗しながら真の独立を目指して動き始めた時だからだ。吉田ドクトリンから脱しなければ、日本は本当に独立したと言えない。
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「反日」とはあなたですよ、朝日新聞さん

新しい朝が来た。希望の朝〜♪という歌はまだ小学校で教えられているのか? そんな心配はしたくない。唱歌という言葉があって時代が変っても唄い継がれて行く歌は必要だ。教育がおかしくなったのもあなたにかなりの責任がある。「あなた」と二人称で書き始めたのはタイトルの影響。あなたがこんな社説を書いたからだ。柏村議員の言葉は確かに軽率だ。しかし、よりによってあなたに「『反日』とは何ですか」と訊かれるのは彼も最大の屈辱だろう。「インターネットの掲示板では、『反日』という言葉は珍しくない」と書いているが、あなたがWEB上で反日と呼ばれているのは当たり前で、別にWEB上でなくてもそう呼ばれているし、そんなに珍しい言葉ではない。

「柏村氏は人質になったことを『反国家的』『利敵行為』とも述べた。まるで戦時体制のような言い方だった」とあなたは言うが、なんでその言葉が戦時体制なのか? それに彼を擁護するわけではないが、自衛隊派遣に反対する人間全てが反日なはずがない。あなたはそんな自明の事を解かっていてわざと書いた。それだけの知能はあるはずなのに、インチキは止めよう。派遣反対は反日の必要条件であるが必要十分条件ではない。親日の派遣反対もいるのは当然だ。それよりも、日本が北朝鮮にテロを仕掛けられている状況が「有事」である事をあなたは認めるか? 認められれば「戦時体制」と言っても過言ではない。そんな認識だから、北朝鮮問題で何一つ日本人に有益な記事を書けないばかりか、「利敵行為」を行って来たのではないか。それが、あなたが「反日」メディアと断罪される多くの理由の一つだ。

今日、4月28日は日本を愛する人にとって重要な日だ。52年前の今日、サンフランシスコ講和条約が発効し、日本は独立が認められ米国の占領統治から脱した。したがって「反日」は日本の主権回復記念日を黙殺し、記念日として祝おうともしなかった。そんな戦後の風潮に楔を入れるべきと考え始めた有志によって「主権回復記念国民集会」が始まったのは、わずか7年前だった。今日、午後6時から九段会館で開催されるので、読者の方で興味を持った方も、ぜひ、参加して欲しい。(続く)
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2004年04月27日

止まらない報道テロに、視聴者は声を挙げろ

相変わらずテレビ朝日は報道公害を垂れ流している。「スーパーモーニング」で姑息な情報操作。三人組への「自己責任論」批判はあってもいい。当然色々な角度から検証されるべきだが、この番組のように初めから意図的に「自己責任論」を叩く目的で悪質な情報操作を繰り返すなら、<受け手> はますます番組の意図と裏腹に自己責任論を特化させるだろう。悪質な例。過去の事例と比較し、北朝鮮でスパイ容疑で拘留された元日経記者、杉嶋岑氏を登場させる。全く比較にならないケースを比べて、政府批判に持っていく。テレビ朝日は、杉嶋氏を取上げるなら、視聴者をこれほどまで愚弄する代わりに、北朝鮮の宣伝機関TBSによって生命の危険に晒された氏が衆議院安全保障委員会で発言した驚くべき事実を報道しろ。

三人組の素性も知らない海外メディアが日本の反日メディアを観た反応や、外国人の街の声など拾って何の意味がある? 「自己責任論」が湧き起こった原因が政府の記者会見であるかのような事実認識も大きな誤り。ここを読む人なら分かるだろう。昨日お会いした新聞記者氏は、事件発生直後から社内で「自作自演」が話題に上っていたと言う。普通の知性と判断力を持っていれば、誰もそう思うはず。私でさえ、最初にこの事件に触れてこう書いていた。明日もこの番組で「自己責任」否定キャンペーンをやるそうだから、 <受け手> は真実の声を挙げたらいい。抗議はここからできる。

昨夜、ある勉強会があり錚々たる顔ぶれが集まった。初めてお会いした呉善花さんに韓国の事を心配して聞くと、彼女は「北主導の連合国家の道へ進んで行くでしょうね」と言う。つまり、前にも書いたように東アジア状況は日清戦争の頃に戻り、日本は危機を迎えるという事だ。韓国で金正日はアイドルのような存在で、それを民族意識が支えていると言う。
昨夜の勉強会は、東大名誉教授の鳥海靖氏を迎えて「国際的な近現代史の見直しと歴史の相互理解」というテーマで素晴しい時間を過ごした。詳細は後日。
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2004年04月26日

国籍不明の朝日新聞 誰のためのメディアか

一昨日、女子サッカーで日本が強豪北朝鮮を破ってアテネ五輪の出場権を獲得し、昨日の朝日新聞はこう伝えている。前半部分はいいが、後半からおかしくなる。なぜ、日本人より在日朝鮮人のコメントの方が多いのか? 北朝鮮側は「巨大な国旗でゴール裏を染めた」と描写し、使用した写真も北朝鮮の大きな国旗に比べて小さな日の丸を対比させた。実際には日本サポーターは巨大な日の丸を使っているのに、この記事だけを読めばそれが分からない。元来朝日は日の丸を極力紙面に出さない努力をしている。三浦雄一郎氏が親子でエベレスト登頂に成功した報道でも、他紙は日の丸を掲げた写真を使ったのに、朝日だけは使わなかった。

国際試合の見出しや結果表記も朝日は基本的に一人称が日本でなく、対戦国が一人称となるフレーズが横行する。昨日、ハンガリー代表に日本代表は敗れたが、最初にWEBに掲載された記事は「3―2でハンガリーが勝った」とハンガリーが主語。そして時間がたつと「ハンガリー代表と国際親善試合を行い、2―3で敗れた」とコソコソ差し替えるようにするのもいつもの事だ。

今日の社説では、就任三年目を迎えた小泉政権の分析をしているが、これも危なっかしい文章だ。運の良さを社説で論う事もおかしいが、小泉首相のぶれない「強さ」を評価した後、その否定面を挙げ、「首相の靖国参拝へのこだわりも世論のナショナリズム志向と波長が合う。しかし、そこにはアジアの中で生きる日本としての国益判断は見いだしにくい」と靖国参拝を問題化している。靖国参拝がナショナリズム志向とどう繋がるのか? まるで支那や韓国の無知な言い掛かりそのものだ。自分で蒔いた種だから両国だけに使わせるのが勿体ないのか? お笑い種は「アジアの中で生きる日本としての国益判断は見いだしにくい」という白痴的な一節。朝日にとって、支那と韓国だけがアジアなのか?(続く)
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国籍不明の朝日新聞 誰のためのメディアか(2)

かくも低レベルな社説を生み出すのが朝日の論説委員なのだろう。昨日もラストサムライをイラク問題に絡めた目も当てられない論理破綻しているコラムがあったが、これは別コーナーでゆっくり料理させてもらう。群馬版に掲載された「強制連行 思い刻む」という記事も酷い。強制連行という嘘を韓国が捏造するのは、このように朝日がマッチポンプの役割を果たしているからだ。北朝鮮が今年も国連の人権委員会で「日本が強制連行したのに、少数の拉致問題を大袈裟に取上げるのはおかしい」と恥知らずの台詞を吐いたが、こんな拙劣な歴史認識をさせているのが朝日新聞に他ならない。

北朝鮮問題で朝日新聞が過去に犯した犯罪は大き過ぎるが、今現在でもこのように過去の犯罪を反省せず、確信犯としてテロ行為の擁護を行っている。今年の大学入試センター試験に「強制連行」があったとしなければ答えられない問題が出た時、救う会は以下の声明を出している。(続く)
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国籍不明の朝日新聞 誰のためのメディアか(3)

■ 大学入試センター「朝鮮人強制連行」出題に関する声明

 1月17日大学入試センターが実施した試験の世界史で、「朝鮮人強制連行」を正解とする問題が出されていたことが判明し、専門家や言論などから、「設問に欠陥があり、採点から外すべき」という意見が多数出ている。
 よく知られているように北朝鮮は拉致事件追求をかわす狙いで、国連などの場でくりかえし「日本が朝鮮半島占領時代に八百四十万人を強制連行した」と主張している。昨年末の北京での非公式接触でもそれを持ちだした。
 昨年九月三十日の国会「国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会」で川口外相は、山谷えり子議員(当時)の質問に対して、昭和三十四年に外務省が調査したが、そうした事実はない、戦時中に朝鮮半島から渡航してきた労働者の大半は自由意思だったという答弁をした。同じ昭和三十四年に法務省入国管理局が閣議にかけた上で公刊した入管白書も、外務省調査とほぼ同じ内容を書いている。
 昨年11月12日に国連人権委員会作業部会で齋木・外務省審議官が北朝鮮側の強制連行数百万人主張について「これは全く根拠のない主張」と明確に反論している。
 拉致被害者と家族の全員奪還が国家的課題となっているいま、なぜ、入試センターはわざわざ北朝鮮の「根拠のない主張」に通じる出題をしたのか、強い疑問を禁じ得ない。早急に、同問題を採点からはずすことを求めたい。
 また、教育界は、日本人の人権と日本国の主権に関わる重大問題である日本人拉致について、積極的に取り上げていただきたいと強く求める。

平成16年1月25日
   北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳
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この声明を補足する資料もここで読めるので、朝日新聞は明解な反論を提出できない限り、二度と「強制連行」を捏造する報道を掲載するな。
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2004年04月25日

PTSD三人組は、深刻な教育問題に行き着く

気温も平常に戻り、爽やかな日曜日。ちっとも爽やかでないのが、その後の3人組の情報。PTSDとやらが治癒したら早く記者会見をするべきだし、捜査当局が手をこまねいているのが不可解。何らかの意図で捜査を遅らせているのだろう。昨夜、チラッと観たテレビ朝日のニュースがまたやっている。今度は一般アメリカ人のコメントを出して「自己責任」追求の日本の風潮を批判。相変わらずの低脳ぶりだが、そもそも人質に寄付をしたいと思ったアメリカ人や一般のアメリカ人が三人組や家族、支援団体の主張、行動を知っているのか? 朝鮮半島や支那の問題でマッチポンプの役割を果たすメディアが今度はアメリカに舞台を変えて報道テロを行っている。

三人組周辺や日本メディアがなぜ、ここまで駄目になったのか? 結局、教育の問題に行き着く。個人としての人格や日本人としてのアイデンティティを徹底的に破壊される教育を受けているので、そういう環境で純粋培養されると反日日本人が製造される仕組みになっている。昨日書いた「洗脳修学旅行」についても、色々な情報が多くの読者の方から届いている。公立学校より安心だろうと思われる私立の方が危険な場合もあるらしい。特に女子高が危険らしい。例えば都内の女子進学校、女子学院では原爆投下についてまるでGHQの洗脳教育そのままの主張がまかり通っている。昔、ガールフレンドがいたが、こんなではなっかたのに。この事実を教えてくれた方は、静岡の不二聖心女子学院の「韓国体験学習」や三輪田学園の「読書の時間」の生徒に読ませる本のリストを紹介してくれた。さらに、山梨県のお嬢様学校、山梨英和でもこんな「韓国語講座」http://www.y-eiwa.ed.jp/_seikatsu/doyo.htmlが行われていると言う。
京都在住の医師の方からのメールでは、私が昨日紹介した学校は、まだ在日社会に近いので生徒たちにも免疫が備わっている可能性があるが、そういう環境にない生徒がいきなり韓国や支那へ洗脳修学旅行に行かされる場合の方がショックが大きいのではないか、と教えてくれた。
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PTSD三人組は、深刻な教育問題に行き着く 2

それこそ、PTSDになった生徒たちが大学で反日思想に覚醒し、その後、官庁やメディアに就職後、反日活動に邁進するのではないか? 三人組のPTSDよりこちらのPTSDの方が、国家的危機に直接結びつく。北朝鮮スパイと殆ど同じ機能をした外務省の田中審議官や天木という元外務官僚、さらに反日歪曲史観を受験生に強要させる大学入試センターの松浦功事業部長に代表される多くの文科省官僚などは、このコースに乗った <キチガイ> なのだろう。松浦は「入試問題は高校生の使っている教科書に準拠して作成する。教科書に載っていればよいので、史実に基づいているかどうかは検討していない」と平気で言う人間だ。

そう言えば、筑紫哲也をこう非難する外国人もいる。これも読者の方からの情報だ。外国人が活用する「JAPAN TODAY」投稿欄で「And a funny thing is that the Japanese media including yours take in such viewpoint and comment like the Japanese are backward and must listen to those European people (which is a very typical tactic of the Japanese media). What a pathetic act of evasion you are imposing on the Japanese public.What you should be doing is to run the whole story from the beggining and how this mess came into a place..」と酷評している。抄訳すると「面白いことに、筑紫哲也を含めて、日本のメディアがそれと同じ視点で『日本人は後退している、ヨーロッパのこう言った声を聞くべきだ』(これが日本のメディアの典型的な策略であるが) のようなコメントをすることである。(筑紫は)実に上手に日本国民を欺く感傷的なごまかしをしているではないか。筑紫がしなければならないことは、このいきさつの全体像と、なぜこの騒動が起こったかを最初から追求することだ」と言っている。

最近、本当に読者の方からのメールが多くなった。それだけ報道テロを繰り返すメディアの現状に不満を持っている人が多いからだ。昨日、八月に開局する衛星放送局「チャンネル桜」の7時間連続講演会を覗いたら、会場は熱気で一杯だった。クライン孝子さんに久しぶりにお目にかかり、佐藤勝巳氏、山谷えり子さんとお話した。
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セナの想い出

サンマリノGPでバトンがポール・ポジションを獲った。佐藤琢磨は最終シケイン手前のリバッツァというコーナーで大きく膨らむミスを冒したが、それでも7番グリッドを確保した。ホンダエンジン搭載車がポール・ポジションを獲得したのは92年のカナダGP以来12年ぶりの事だった。あの時、モントリオールでセナがポールを獲ったが、心境著しいシューマッハーが不敵な面構えでインタビューを受け、自信たっぷりだった事を思い出した。
今年でサンマリノGPが終わりになるという話しもあるが、ぜひ、続けて欲しい。豊かな自然の中でモータースポーツが行われる、絵に描いたような、素晴しいサーキットだからだ。

今回のホンダエンジンのポールポジション獲得は、ホンダ逆襲の狼煙だ。まさに敵地、アウェーでのポール獲得。金曜日のフリー走行からバトン、佐藤が1、2フィニッシュで、フェラーリを脅かした。今夜のレースが本当に楽しみだ。
ホンダはプロジェクトリーダーにセナの担当エンジニアだった木内氏が今年から就任し、80年代のホンダ無敵時代のチーフメカニック、小山氏も画面に映っていた。セナが亡くなってちょうど10年目。彼が死んだ高速コーナー、タンブレロは無くなったが、イモラはやはりイモラである。予選を伝えるテレビ画面にイモラ特有のポツポリの舞う姿が映っていた。

今夜レースを観る方は、画面に注意して欲しい。まるで綿を細かくちぎったような、小さな綿菓子のようなものが遊弋する姿を目にできるはずだ。この時期、イモラ一帯に生えているポツポリという木の花粉が風に乗って優雅に舞っている。
アイルトン・セナはイモラが好きだった。彼の事は別の所にゆっくり書きたい。
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2004年04月24日

STOP!洗脳修学旅行 保護者の抗議はないのか?

イラク人質事件の陰でこんな修学旅行が行われるニュースがあった。一見、日韓両国の友好を深める良いニュースという事になるが、多くの問題点が隠されている。高校の修学旅行で支那、韓国へ偏向教育と歪曲された歴史観を最後に上塗りする、いわゆる贖罪修学旅行が行われ、問題点を指摘する人が多い。だが、これは、前倒しで中学の内から歪曲史観を押し付けるとんでもない洗脳修学旅行が行われるという事だ。この学校の保護者は何を考えているのか? また、教育委員会はどう把握しているのだろうか? こんな暴挙が行われるなら、教育委員会だけでなく地域住民の監視も必要になってくる。

支那への洗脳修学旅行では南京記念館や北京の抗日記念館、韓国の場合だとやはり抗日記念館などがコースになる事がほとんどだ。反日史観と嘘で塗り固められた <捏造の館> へ生徒を行かせ、千羽鶴献上の贖罪を行うというのが定番だ。生徒たちは外国へ行けるという事だけでかなり満足する修学旅行だが、洗脳とプロパガンダの道具にされた事に気づくのは果たして何年後になるだろうか? 4月19日のこのコーナーで「アメリカ発、30年ぶりの告発。南京百人斬訴訟」を書いたが、南京記念館、抗日記念館には南京虐殺の象徴的なものとしてイメージ付けられている「百人斬」の向井、野田両少尉の写真も展示されている。しかも、その写真は年々、大きなサイズになって反日プロパガンダに利用されているのだ。

京都市東山区の弥栄中の場合、旅行へ行くので韓国語の勉強をしてきたというのはまだいい。だが、「生徒たちは入学以来、在日韓国・朝鮮人らへの民族差別問題などを、人権教育を通じて学んでいる。今冬からは、大阪市・鶴橋地区のコリアタウンを訪れたり、歴史を調べたりして、韓国への理解を深めてきた」という記事の内容を想像すると、恐ろしいばかりだ。村山元総理が23日北九州で犯罪的な講演を行った。阪神大震災で自衛隊の出動を遅らせ死者と被害を増やし、支那と韓国に外交カードを与え続けた村山元総理の雛形がこれらの修学旅行から生み出される可能性がある。阻止へ向け、関係者の真面目な対策が急務だ。
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2004年04月23日

報道テロリズムに屈するな

最初にお礼を申し上げる。多くの方からメールが絶えない。色々な情報をありがとうございます。どれほどイラク人質事件が多くの日本人の怒りを買っているか良く分かる。しかも犯人への怒りではなく人質を支援する人や特にメディアへ向けられているのが皮肉だ。昨日の朝日新聞の社説は歴史的な社説になった。これ以上愚かなものはないという意味で、日本ジャーナリズム史に残る論説だ。詳しくは今週中にCritcalのページに書く。この朝日の社説は一連の「自己責任」否定論の間違いをさらに増幅させた <報道テロ> と言える。今、恐ろしい事に <報道テロ> が日本中を覆っている。そもそも、「自己責任」否定論者はなぜ「自己責任」と「尊い奉仕の精神」を両立させて考えられないのか?  

「自己責任」否定の朝日新聞や一部メディアが唯一の拠り所にしているのは、パウエル発言に続く「ル・モンド」東京支局長フィリップ・ポンスのコメントとは情けない。朝日が21日の社説ですがったこの人物は靖国神社に関してこんな事を書いている。これも読者の方からの貴重な情報だ。日本文化についての知識が皆無でフランス人特有の人種的偏見さえ匂ってくる。 もっとまともなフランス人を朝日は知らないのか? 

さらに別の方からはこんなメールが届いている。
「最近の『自己責任論』の批判において、急先鋒である朝日。 しかし、思い出してみると、郡山氏が人質になったとき、 朝日の入館証を持っていることから、郡山氏が朝日の記者では? と話題になった。 その際、いち早く記者会見を開いた朝日は、郡山氏が朝日が労務管理上責任がある社員ではない。労務管理上からも、あらゆる点で、彼の行動、活動に朝日は責任の取りようがない。ゆえに自己責任で活動するフリーの立場の記者だという事を強調していた。今回の件に関し、もっとも早く、彼等に自己責任論の現実を突きつけたのは、 他ならぬ朝日であった。」(続く)
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報道テロリズムに屈するな(2)

この一週間、日本中に降り注いだ <報道テロ> に絶対に屈してはいけない。テロに屈するなという言葉を朝日新聞は社説で胡散臭いと書いていたが、あの社説は何の影響力もなく、嗤われるものだからと言ってスルーするのも正しくない。私たち国民、メディアの <受け手> に対して発せられた <報道テロリズム> 以外の何物でもないからだ。<受け手> を愚弄する態度は、弱者を弾圧し強者におもねる台湾問題、拉致問題、歴史問題、靖国問題の報道姿勢そのままだ。
再度書く。私たちは <報道テロリズム> に屈してはいけない。メディア権力の <報道テロ> と断固として戦わなければならない。もう、ワールドカップや北朝鮮問題の <報道テロ> を二度と体験したくないと思っている人は多いはずだ。

なぜ、人質事件で「自己責任」という言葉が自然発生的に出たのか? 「自己責任論」は政府やメディアという権力から出されたものでなく、国民から自然発生的に産み出されたものという現実から目を逸らせてはいけない。その原因を虚心に受け止めなければ、彼らはますます状況から取り残され、今以上に嘲笑の対象になるだけだ。

ところで、昨夜発生した中朝国境での列車爆発事故。情報が遮断されているので規模や被害の大きさも正確に分からないが、まさかメディア関係者でただの列車事故と思っている人は多くないだろう。金正日が通過してから9時間後だとか、いや2時間後だったとか情報も錯綜している。北朝鮮の東側一帯で発生している「山火事」も本当に火事なのか? この写真を見れば、誰でも朝鮮半島で何が起きているのか疑問に思うはずだ。
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2004年04月22日

自己責任論は、メディア権力への反乱

朝日新聞を初めとする一部メディアが必死なって行っている「自己責任論」否定キャンペーンは、メディアという権力が足元を揺すぶられた事に対する卑怯で傲慢な仕打ちだ。だが、そんな事をやればやるほど彼らは国民の気持ちから離れ、ますます胡散臭いものとして忌避される。なぜ、人質事件で「自己責任」という言葉が出たのか? 人質たちの主張を支持する人たちは、その原因を虚心に受け止めなければ、陰謀論でしか片付けられない。壁の中に引きこもるのをいい加減に止めたらどうだ? 「自己責任論」は政府やメディアという権力から出されたものでなく、国民から自然発生的に産み出されたものだ。

国民という <受け手> の間で自己責任論が巻き起こったのに、朝日新聞は4月12日に高成田亨論説委員が先頭になって、それを封じ込めようとする動きに出た。専制と独裁が彼らの常套手段。しかし、世論を反映させるのが本来のメディアの仕事ではないのか? 自分の政治主張と異なったものを世論と認めず、批判を <誹謗中傷> とする姑息な方法は北朝鮮問題で暴露されたのに、まだ続けるつもりなのか? これではまるで筑紫哲也の醜態と同じではないか?
読者の方からメールが多数寄せられているが、ある方はこう訴える。
「世論を決める実質的決定権を新聞なんぞに持たせておくのは主権を新聞記者に委ねたのと同じじゃないか。この国の主権者は国民だぞ」

ところで、靖国神社は春季例大祭を迎えている。朝日はまだ福岡地裁の判断を違憲判決と書いているが、まともな世論調査も掲載してくれた。昨年「諸君!」10月号に拙文を書いたように、反日メディアや支那、韓国の総力を挙げたアンチ靖国キャンペーンにも拘わらず、若い世代は権力の情報操作を拒絶している。世論として湧き起こった「自己責任論」は、これまでマスメディアがリードしていた情報操作、情報工作に対する国民の側からのアンチテーゼであり、偉大な反乱の第一歩なのだ。
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2004年04月21日

テレビ朝日は、自らの「自己責任」を問え 2

(下からの続き)

以前も書いたが、抗議はここからできるので <受け手> もメディアという情報貴族が君臨する情報ヒエラルキーに反乱を起こして欲しい。そもそも、この事件の一番の被害者は自衛隊であるという事をなぜメディアは報道しないのか? 

そう言えば、この番組に安田純平氏が出演していた。安田さん、もし、ここを読む事があったらお電話下さい。
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テレビ朝日は、自らの「自己責任」を問え

他に書かなければいけない事があるが、忘れぬ内にメモを書く。たまたま目にしたテレビ朝日が朝から昼まで、狂ったように人質「自己責任」論を否定している。さすがに公職選挙法違反や放送法違反で何度も責任を問われる放送局だけの事はある。昨日書いたように、情報の共有化こそ <受け手> にとって重要なので、多くの方の参考になるようにちょっと感想を書く。まず「スーパーモーニング」で、被害者の自己責任に対して政府が責任を果たしていないと、児戯の様な論理のすり替えを行った。人質を取り戻した政府への言及はなく、一方的に無理やり政府批判に誘導する報道姿勢は視聴者を愚弄する。レギュラーの鳥越俊太郎は三面記事ネタの報道では能力を発揮するが、政治や国際問題になるとお里が知れる。何しろ、拉致被害者五人を北朝鮮へ返せと言っていた人間だ。

キャスターの渡辺典継氏は昨年拉致被害者救出の国民大集会の出席後、それまでの報道姿勢に「自己責任」を感じたのか、危なげない姿勢は保っていたのに、全社を挙げてのキャンペーンには逆らえなかったのか? 「我々ジャーナリストがイラクに行って、これだけ危険な目にあうのは、小泉さんにこそ自己責任を問いたい!!」と鳥越氏が口走ると、「こうなったらブッシュさんに自己責任を・・・」と反応してしまった。「この国の国民はバランス感覚がちゃんとしてる」と反論した森本氏や小林よしのり氏を呼んでいた事がこの番組の良心の証なのか? しかし、この番組のスタッフが邦人保護の際の飛行機代は自己負担が原則であるという事を知らないのか? 外務省邦人保護課は邦人救援のため航空機をチャーターした場合、同じルートの民間機のエコノミー片道正規料金を請求するのが規定と説明している。

それに輪にかけて発狂したのは、前にも触れた「ワイドスクランブル」。初めて見た番組だが茶番どころとか、報道公害と言っていい番組だった。無知で偏狭な山本晋也が突っ走り、川村という朝日新聞記者が屁理屈でそれを補強し、大和田獏という俳優が締めくくる。こんなスタイルで放送されている。川村が「日本は国民が国家に従属するという考え。欧米の市民とは違う」と小学生並みの理屈で「自己責任」を非難し、トドメは大和田の「20億の費用がかかったと言っても、国民一人当たり20円です。人命は地球よりも思いのですから・・」という発言(獏。  
(続く)
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2004年04月20日

メディアの自己責任(2)

番組冒頭の20分くらいの間は、金子勝のお約束的な
「アメリカが問題を困難にしたのだからすぐに手を引け」
という結論のために厚みのない御高説を並べてらっしゃいました。
そしてその後にワシントンの支社からと言う事で、
このたびのパウエル発言を
「『日本人は三人の事を誇りに思うべきだ』
というような事も発言しています。」
と伝えました。

そしてこの発言を元に、金子勝は
「アメリカだってこう発言しているんですよ。
さすがにアメリカは大人ですね。なんだかんだ言って、
ハリバートンは現地で二万人以上が働いていてがんばってるんですよ。
アメリカはきちんと彼らの命も考えて発言してますよね。
それに比べて日本の政治家のレベルがいかに低いかよくわかりますね」
と、だいたいこのような内容の発言をしていました。

自分は違和感と不快感を感じずには居られませんでした。
いや、むしろ激しい嫌悪感を抱きました。

また、この後の視聴者が電話で参加し番組内で討論するときも、
金子勝は「アメリカはすぐに撤退すべきではない」
という主張の視聴者に対して、
おおよそ討論とは思えない高圧的とも言える一方的な物言いで
問いつめておりました。
(この日は司会の麻木久仁子も中立ではなく金子勝と同じスタンスで
視聴者に問いかけるために、
おおよそ討論にはなっていませんでした。)
そうして2〜3人ほど視聴者をやっつけた後に、
アメリカは今すぐ撤退すべきでない。
とする視聴者が
「今すぐ撤退したら収拾がつかなくなるだけだ。」
というとすぐさま金子勝がそれまでの視聴者と同じように、
高圧的に言い切って追い返そうという雰囲気で
(少なくとも自分にはこういう雰囲気以外には思えませんでした)
いじめようとして発言したところへ、
その視聴者が
「今のうちに国連主導なり、他への根回しをしてシフトさせる手段を取るべきである。」
という趣旨の発言をしたわけです。
そこで金子勝氏は
今までの自分の持論であったかのような発言をして
これ以降は
「アメリカ即時撤退、ただし撤退する前に他への根回しをしろ」派
という発言に変わります。
(それまでは、
「第二のベトナムにならないために米軍はさっさと撤退しろ」
ということで一貫していました。)

これはお笑いなのでしょうか・・・
(続く)
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メディアの自己責任(3)

ちなみにTBSの掲示板は昔から検閲方式なので、
あまりに都合が悪い意見は、無かった事にされるシステムです。
(意見を書き込みますと。数分から十数分してから、
その意見が掲示され、都合が悪いと投稿されなかった事になります。
このシステムのために、先週は「インターネットでの投稿の方が
システム障害を起こしてしまって書き込めなくなっています。」
などと説明して更新が完璧に止まっていた日がありました。)
この日、自分があまりにフェアじゃないと感じたので
「番組冒頭のパウエルの発言に歪曲であって、
これを元にした発言でその後の番組を進めた事を
訂正しなければならない」
と、投稿しましたが案の定無かった事にされてしまいました。

さて、話が長くなってしまっていますが、
もう一点。

同じくTBSラジオで
デイキャッチという昼枠の番組があるのですが、
そこで毎週金曜は国民大審判と称して、テーマを用意し
視聴者に電話投票してもらい。
その中で一番パーセンテージが高い選択肢を
「国民の意見は○○でした。」
と結論づけるというコーナーなのですが、

2004年04月09日のテーマが(イラク人質事件に際して)
<自衛隊は撤退しないと小泉総理、
あなたは自衛隊は撤退すべきと思いますか?>
でした。
ところが、選択肢が露骨に恣意的な物を感じるしかないのです。

1,自衛隊派遣には賛成だったし、撤退すべきではない。
2,自衛隊派遣には反対だったが、撤退すべきではない。
3,撤退すべきだ。
下がソースです
http://www.tbs.co.jp/radio/dc/fri/main.html

自衛隊撤退論を推し進めるために、
自衛隊撤退反対派が二つに分かれるように
そちらだけ選択肢を分けてあるのです。
これに対して呆れた人はそもそも電話投票すらしなかったと思います。
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この方のご指摘どおりだ。こうやって、情報の共有化を進める事が、反日メディアの情報操作、偏向に打ち勝つ方法だ。
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メディアの自己責任

読者の方からの応援メールが本当に多くなった。それらに共通するのは日本のメディアに対しての失望、怒りだ。「News23」のパウエル発言の恣意的な取り上げ方は滑稽だが、ある方からのメールによると、TBSはそれをあらゆるニュース番組で取り上げたらしい。しかも、一方的に自分たちの意に沿うような情報操作が成されていた。パウエル発言は朝日新聞もこの記事で取り上げた。 一見もっともらしいが、随所に穴のあるレベルの低い記事だ。朝日の大好きなピースボートや北大教授のコメントも一面的な取り上げ方で、プレスクラブでの家族の記者会見のいい加減さを日本政府のせいにしている。こんなトンでもない記事はカルト団体の機関紙でしか目にできない。パウエル発言の取り扱いも恣意的で自衛隊派遣を日本人は誇りに思うべき、というコメントへの感想はどこに行った?

ところで、金正日が北京入りした事を北京政府はアメリカに事後報告で伝えているが、日本政府には伝えられたのか? 外務省は伝えられていない事実に対して、支那に対する不快感を表明しろ。

さて、前述の読者からのメール。長いが、興味深い内容なのでご紹介する。
-------------------------------------------------------------

こんにちは、●●●●と申します。
お忙しい中、このような駄文をお送りする事をご容赦ください。

4/16にTBSがパウエル発言を意図的に歪曲して報道して居たことに関してです。
(News23でも利用されたこのパウエル発言で
and very proud of the soldiers that you are sending to Iraq that they are
willing to take that risk
の部分を削除改竄した件)

同日放送のTBSラジオのアクセスにて

TBSラジオ アクセス
2004年4月16日(金)のテーマ
金子勝さんとバトル。
「アメリカはイラクから今すぐ手を引くべきだ」という意見に、
あなたは現時点で、賛成ですか?反対ですか?

という内容で番組が行われ、視聴者の意見を集めていたのですが、
(金子勝と聞いた時点で番組全体の内容が偏るのは予想していましたが)

(続く)
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2004年04月19日

アメリカ発、30年ぶりの告発。南京百人斬訴訟

お気楽人質事件にいつまでも振り回されているわけにはいかない。被害者たちがPTSDに掛かり記者会見も行われないまま24時間以上が経過した。PTSDは普通、衝撃を受けてから発症するまで三カ月だ。昨日の家族の記者会見もまるで茶番劇。質問する記者に事態を究明しようという意欲すら感じられなかった。彼らのPTSDは警察が捜査しやすいように発症したのか、それとも被害者が何かを守るためのPTSDになったのか? いずれにしても、公安当局の厳しい取調べを受けている最中だ。もしかしたら。世界的な汚辱になるような人質事件に目を奪われてる内に、金正日が列車で北京に乗り込んだ

金正日は胡錦涛総書記(国家主席)と会談し、明日には反日の鬼、江沢民中央軍事委員会主席と会談するらしい。北朝鮮は核保有を残したまま問題の解決を図りたいのだが、支那はアメリカとの関係でそれを許せない事情になっている。拉致問題が片隅にやられないように私たちは監視しなければならない。その支那と言えば、今日、百人斬訴訟の4回目の裁判が行われた。

百人斬訴訟とは、南京虐殺の根拠として挙げられている向井少尉、野田少尉の百人斬競争を報道した東京日日新聞(現毎日新聞)と本多勝一、朝日新聞らが訴えられている裁判だ。要するに、事実無根の記事により、南京裁判で昭和22年に一方的に処刑された故人の名誉を回復しようという裁判だ。南京事件そのものの事実認定、歴史認識を問う裁判ではないが、この裁判の行方は戦後史の行方と今後の日支関係に測り知れない意味を持つ。今日は原告側のエミコ・クーパーさん(野田毅少尉長女)がはるばるウイスコンシンから日本を訪れ、切々とこの30年間の苦しい胸の内を打ち明けた。30年とは、本多勝一が「中国の旅」を出してからの年月だ。彼女は「何も悪い事はしていないからすぐ戻って来るよ」と言って家を出た父親の笑顔が忘れられないと言う。(続)
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アメリカ発、30年ぶりの告発。南京百人斬訴訟(2)

野田少尉の妹さん、野田マサさんも朴訥に兄への想いを陳述した。法廷は水を打ったように静まり返った。<悪魔の書> により向井、野田両遺族は地獄の苦しみを味わって来て、現在もその責め苦は継続中だ。日本の修学旅行生が行かされる南京記念館、北京の抗日記念館には、支那の反日プロパガンダの材料として、無実の二人の写真が晒されている。あんな場所に修学旅行で行かされる高校生は何を想うのか? 支那への修学旅行を企画する教師たちは、イラク人質事件の支援団体とリンクしている。
向井少尉の次女、千惠子さんは去年、ポツリと私にこう言った。
「せめて南京記念館から父と野田さんの写真だけでも取り除いてあげたい」

無実の罪で処刑される時、向井元少尉は遺書を遺しているが、支那では、もちろんこのような遺書の存在も一切伏せられている。支那に毎年歴史討論ツアーを行っている歴史学者、名越二荒乃助氏は支那人との討論会でこの遺書を披露すると、彼らは押し黙って言葉が重くなると言う。

辞世  大日本帝国陸軍少尉 向井敏明

我は天地神明に誓い
捕虜住民を殺害せること全然なし
南京虐殺事件等の罪は
絶対に受けません
死は天命と思い日本男士として
立派に中国の土となります
然れども魂は大八州島に帰ります
我が死を以て中国抗戦八年の
苦杯の遺恨流れ去り
日華親善東洋平和の因とも
なれば捨石となり幸いです

中国の御奮闘を祈る
日本の敢奮を祈る
中国万歳 日本万歳
死して護国の鬼となります
天皇陛下万歳
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2004年04月18日

解放された人質たちは、靖国参拝を

この一週間で多くの時間や労力、莫大なお金が失われた。しかし、改めて明らかになった事も多い。日本人が意外と冷静で客観的に事態の推移を見ていたこと。これは大きな収穫だ。どの世論調査でも政府の対応を評価した意見が多かったし、逆に小泉首相の支持率が上がってしまった。それだけ日本政府も的確に対応したということだ。それに引き換え、メディアが幼稚さを曝け出した。特にテレビは酷い。前にも書いたが「報道ステーション」の古舘伊知郎には本当に失望させられ、あれ以来、チャンネルを合わせていない。一番の問題点は、クライン孝子さんも言及していたが、日本メディアの騒ぎすぎる事だ。騒ぐ割にまともな報道ができない。海外特派員協会の記者会見と比べてほしい。

安田氏も戻ってくる。メールを入れておいたが、彼が戻ってきたらじっくり話しをしてみたい。私の取材を受けた安田氏も本物の安田氏だったはずだ。ところで、メディアはこんな事態をどう思っているのだろうか? 札幌市交通局が「週刊新潮」の中吊り広告に言論弾圧に等しい行為をした。札幌市長はかなり問題のある人物で雪祭りの時に日本中の国民から顰蹙を買っていたが、そんな薄らサヨク的体質が交通局まで覆っているのか? 札幌市交通局は、地元圧力団体、カルト団体の抗議などを恐れてこんな処置をしたのか? 徹底的に取材し、実態を暴いてもらいたい。

怪しげなイスラム聖職者協会が言う事だけが日本人人質解放の真実なのか? 確かにイラク人は昔から親日感情を抱いている。それは、フセイン政権下で日本の援助で多くのインフラが整えられた事より、もっと大きな日本の歴史的遺産があるからだ。それはイラクだけでなくアラブ社会全体に言える事で、日露戦争の後、孫文がスエズ運河を通る時、多くのエジプト人が孫文を日本人と間違えて、祝福の嵐を送ったという話は有名。日露戦争でアジアの小国が大国ロシアを破り、大東亜戦争でアジアを支配していた欧米列強と戦った日本の歴史的遺産は、日本より他国で継承されている。命を救ってくれた先人に感謝するように、彼らにはなるべく早い靖国参拝をお勧めする。
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2004年04月17日

イラクの陰に北朝鮮

イラクの人質事件に気を取られている内に、朝鮮半島が大変な事になっている。まず北朝鮮。国連人権委員会で拉致問題を緊急に解決しろ!という強い非難決議案が採択された。珍しく朝日新聞がきちんと伝えていたが、日本での報道は少なかった。前からここで何度かお伝えしていたように、今月30日には日比谷公園野外音楽堂で拉致被害者奪還のための国民大集会が開催され、集会後はデモが行われる。以前、ここで私が提案したように、日の丸とブルーリボンが参加者に配布されるのは嬉しい。イラク人質事件で、いつから準備をしたのか分からない署名を15万集めた方々も、ぜひ、拉致問題の集会とデモに参加してもらいたい。外人記者クラブでの記者会見で、「拉致被害者を支援している人はいるか?」と質問されて困ったのではないだろうか? 特に勘違い支援グループは一般国民の気持ちを学ぶ必要がある。

今度の国民大集会を筑紫哲也が伝えるかどうかも見物だ。昨年、私にあれだけはっきり書かれたのだから、さあ、どうする? 噂によると昨日も「Nwes23」は変だったらしい。パウエル国務長官の単独インタビューを元に、イラク人質事件被害者を非難する日本世論、一部良識あるメディアの傾向を否定するコメントを出させて、得意がっていたらしい。パウエル長官が3人の被害者が反自衛隊活動家という素性を知るわけもなく、それを得意になって「日本人は彼らの勇気を誇りに思うべき」だと、いつも憎悪しているアメリカ政府からお墨付きをもらって何が嬉しいのか? 褒めたいものは自分で褒めればいいだろう。卑怯という言葉を絵に書いたような報道だ。おまけに「日本人は誇りに思うべき」という対象に自衛隊が入っているのに、TBSは最初の報道でその部分を削除改竄して報道していた。パウエル長官のインタビュー内容はここにある事をTBSはご存じない?

おっと、韓国の大事件を忘れる所だった。総選挙のウリ党圧勝は日韓関係に戦後最大の危機をもたらす。何しろ北朝鮮の傀儡政権を支える政党が与党になった。(続く
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イラクの陰に北朝鮮 2

韓国の政変は、結果的に日本の韓国政策を大転換させ、日本は今までなかった対韓国強硬策を強いられる事になる。政治力学とはそういうものだ。なぜなら、韓国がこれまでの反日政策、反日歪曲歴史教育を正さないなら、必然的に日韓関係は緊張を強いられるからだ。おまけに、アメリカは盧大統領が誕生した瞬間から、朝鮮半島からの米軍撤退を既定の方針にしている。極東情勢はいま、大きく変ろうとしている。冗談ではなく、日清戦争前の明治二十七年、110年以上前に戻ってしまうと言っても大袈裟ではない。

ところで、読者の方からいただいたメールに、日本政府が本当にアメリカにファルージャでの停戦を呼びかけたのでしょうか? というご質問があった。ちょうど、さっき、朝日新聞のサイトにそういう内容の記事が掲載されたので、ご参照いただきたい。私はチェイニー副大統領と小泉首相の会談の時からそれを匂わせ、昨日もそう断言した。

あ、それから、お気付きでしょうが、トップページにニュースのヘッドラインが流れる新兵器を設置した。当初は朝日、読売、産経、毎日と各紙社説も流れるようにしていたが、産経の社説から各紙にリンクが張られているので、読売、毎日を削除した。伝えたいニュースが多くなれば、朝日の社説も一時的に削除するのでよろしくお願いいたします。

最後に。明日午後1時半から面白いイベントがある。在日韓国・朝鮮人の団体が主催する公開討論会で、救う会会長、現代コリア研究所所長の佐藤勝巳氏と、「あの」和田春樹東大名誉教授が対決する。詳細は電脳補完録のイベントスケジュール表にあるので、ご参考までに。
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2004年04月16日

イタリア人の死に様と、日本人の解放

イラクで人質になったイタリア人の一人、クアトロキさんが殺害された。日本人事件が起きなかったから、この類似事件は起きなかったかも知れない。彼は殺害される直前に「短銃を突きつけられると、頭にかぶせられた袋を外そうとし『イタリア人の死にざまを見せてやる』と叫んだ」という。この事件でイタリアはイタリア軍撤退派の野党も含め、反テロリズムで国論が一致した。これが普通の国の対応だ。
一方、日本人の人質解放のニュースを聞いて、心から素直に喜べた人がどれだけいたのだろうか? 人質解放後の家族の記者会見にも驚かされた。

「まず謝れって言いたいです。イラクの子供たちに謝れって言いたいです」

まず謝るべきなのは、日本政府、日本国民に対してだ。そう思えないから、これだけ批判に晒されているのが分からないらしい。家族の会見で目立ったのは、最も人質解放の力となった日本政府への感謝がない事だ。やっぱり、基本的に何かが欠けている。彼らには日本政府、日本という国家に庇護されて生活しているという自覚がない。
すでに2日前から日本政府は三人の居所も掴んでいた。解放のためにはファルージャの停戦が有効になる。日本政府がアメリカに働きかけ、停戦を延長させた事が解放の一番の原因だ。皮肉な事に自衛隊を派遣している事実があるからこそ、アメリカに停戦延長を実現させた。また、危険な状況で政府関係者がギリギリの情報収集も行っていた。そういった動きと政府のイスラム法学者協会など宗教関係者へのアプローチも行われた。

海外特派員協会の記者会見で家族は厳しい質問に晒され、現実を少しは見たのではないか? 記者クラブ制度で生温い体質に漬かったまま、エセ人間主義と反日意識が支配する日本のメディアとは大違いだ。救出に掛かった経費が請求されるかもしれないが、それ以上に厳しい目が向けられている事を三人は自覚しているのか? 赤軍や日本共産党、様々な過激派に繋がる背後組織の影。支援団体の募金期限が16日になっていた事など。じつは事件発生後、日本のどこが一番精力的に動いていたのか? ある関係者は私にこう打ち明けた。「公安だよ」。事件発生直後から、外務省や官邸の不眠不休の働き以上に彼らがフル稼働しているようだ。
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2004年04月15日

行方不明になった、安田さんの事

今日未明、安田純平氏がイラクで行方不明になったという情報が飛び込んできた。最初は共同電だけだったので真偽の不明も明らかでなかった。今のところ、複数のソースが確認されていないが、どうも安田純平氏と渡辺さんという人がイラクの武装勢力に拉致されたようだ。安田さんとは昨年、取材でお会いした。いま、どのように彼の事が報道されているか分からないが、ちょっと耳に入ったものでは、彼は先に誘拐された三人の誰かと非常に関係が強い活動家として報道されている。

そういう報道を耳にすると、ちょっと違和感がある。なぜなら、私の接した安田さんは、ただそれだけの薄っぺらい人物でなく、リアリスティックな見識も持ち併せていた。人間を語る時、一面だけを見てそれを強調、増幅して語るのは危険だと思った。少なくとも安田さんは私と接した時は、報道というものを真剣に考えていた好青年だった。
「諸君!」二月号に私が書いた「殉職----奥克彦・井ノ上正盛が向きあった『日本』」という拙文に彼のコメントを入れた。イラク戦争開始前の慌しいバグダッドで、彼は昨年亡くなった外務省の井ノ上正盛氏と接触を持っていたからだ。

そんな経緯があり、井ノ上氏が亡くなった時、安田さんは複数の取材を受け、新聞にも安田さんの言葉で井ノ上氏のイラクへの想いが掲載されたが、あの報道も一種の情報操作だった。それは安田さんの言葉を読んでもらえれば分かるし、井ノ上氏の熊本大学時代の恩師、竹内重年明治大学教授も私に証言している。詳しくは拙稿を読んでいただきたいが、安田さんの誤ったイメージ、いや、彼の一面だけがイメージとして広がり、増幅するのは忍びないので、拙稿の内、安田さんのコメント部分と前後だけ、取り敢えずCriticalのページに「特別レポート 安田純平氏の言葉」というタイトルで掲載した。彼の一刻も早い救出が望まれる。

今回の二人が跳ね返り分子の行動で誘拐されたとしたら、最初の三人の日本人誘拐テロ事件が大きな影響を与えた事は間違いないだろう。
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2004年04月14日

イラク事件 情報戦争と二元外交の危険

人質奪還のためには、政府や関係者と国民が一枚岩にならなければらないと昨日も書いた。ところが、ピースボートという団体の代表がアルジャジーラに出演し、こう述べたという。「日本人は自衛隊の派遣に反対。イラクの人々と連帯して日本政府を説得するためにも人質解放が必要だ」と。この際、ピースボートの怪しい背後関係や辻元清美、筑紫哲也との関係は問わない。それより、こんなメッセージをいまさら送る国際感覚、政治感覚の無さに言及したい。

日本は言論、思想の自由が保障されているので何を言うのも勝手だが、吉岡氏が本気で三人の救出を考えているなら、二元外交を情報戦のさなかでするべきではない。北朝鮮問題で、なぜ、山崎前自民党副総裁、平沢前拉致議連事務局長が厳しい批判に晒されたのか? 拉致被害者家族や救う会がなぜ、彼らに不信感を抱き、昨年から色々なNGOの動きに批判的なのか? なぜ、北朝鮮問題から得られた教訓を活かそうとしないのか? 誘拐テロを起こしている勢力と交渉するとき、色々な見解を垂れ流しすれば、それだけ人質の利用価値が高くなる。吉岡氏が、政府の救出活動は必要ない。自己責任だから自分たちだけで救出すると思っているのなら、物事が見えない壁の中の人になってしまう。

ところで、テレビ朝日の「ワイドスクランブル」という番組で山本晋也という元映画監督がまた大失態をやらかしたらしい。被害者家族に対し彼らの感情を逆撫でし、「謝罪する必要は無い。自衛隊より三人の活動が役に立っている」というような事を言ったらしい。この番組の影響力、山本という男の知性は別問題としても、苦しんで言葉を搾り出した被害者家族に対する冒涜であり、二元外交を煽る利敵行為である。ワイドスクランブルを実際に見て怒った人の声が私にも届いている。抗議はここからできるので、視聴者も、そろそろメディアという情報貴族の作るヒエラルキーにそろそろ反乱を起こして欲しい。
小泉首相のアラブ社会へ送る取っておきのメッセージを考えたのだが、今晩中にCRITICALのコーナーに書く。
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2004年04月13日

追記 お礼とお願い

多くの方から励ましのメールが届いている。本当にありがとうございます。
その中で気になった情報も寄せられた。この日記コーナーが連日、朝からお昼頃までアクセス不能になっていると言う。
中には、テロ勢力によるサイバー攻撃をご心配してくださる方もいらっしゃる。
いずれ明らかになるだろうが、そんな暇な人はいないと思うので(笑)、ご心配なく。
励ましのお便りにはできる限りお返事をしていますが、この場を借りてお礼申し上げます。なお、できればここのコーナーは半日もアクセス不能になるので、サイトのコーナーから送っていただくと助かります。
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イラク事件と情報戦争

事態は依然膠着したままだ。昨日も書いたが、もう一度書く。人質奪還のためには、政府や関係者と国民が一枚岩にならなければらない。被害者家族や支援組織が、テロリストの犯人と同じ主張をこれからも続けたら、絶対に救出作戦は失敗する。中東問題の専門家、池内恵氏も日経にこんなコメントを寄せている。「日本政府を批判するデモが中東のテレビで連日流れているが、それが膠着の原因の一つかも知れない」と。なぜなら、誘拐に巻き込まれた国の中で、犯行グループではなく自国の政府を批判する家族や団体が際立つのは日本だけ。政府批判をメディアで見聞きする習慣のない中東なので、犯人たちが「日本国民の支持を得ている」と思い、政府に更なる要求、条件を提示できると誤解した。家族は人質解放を懇願し続けるとともに、個人として犯行グループを批判する必要がある、と池内は言う。

さすが池内氏だ。日本は自衛隊撤退要求を拒み、人質解放に向けて成功しつつあったのに、それをぶち壊したのが、家族と支援者の行動である。それとも、わざと解決を遅らせようとしているのか? あの勘違いグループが事件解決を遅らせている一番の張本人だと分からないのだろうか? 
今回の事件は誘拐テロ事件でありながらアルジャジーラを使ったバーチャルテロでもある。それもこの事件のリアリティを失わせている理由の一つだ。バーチャルテロは、情報戦という側面を持つ。実際、日本メディアも情報戦争に加担している。

毎日新聞がネットでアンケートを取っていると前に書いたが案の定、自衛隊撤退反対の意見が多かったのでデータをリセットし、その代わりにこんな子供だましの緊急アンケートを捏造した。20人の調査を国民の声として伝える猿芝居は以前も北朝鮮関連で行われた。毎日にカルトと言ってもいい粘着の反自衛隊一派がいるが、幾らなんでもこれは酷い。朝日新聞は被害者家族に嫌がらせの電話があるという記事を書いたが、批判を嫌がらせと報じるのは、拉致問題が表面化した後の朝鮮学校や総連機関の報道と同じだ。
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2004年04月12日

イラク、北朝鮮、日本を結ぶ、点と線(2)

そう、イラクに目が行っている内に大切な情報を見逃すところだった。拉致問題を話し合う日朝交渉が26日から始まる。「複雑怪奇」だった山崎、平沢両氏の大連行きの真相は、北朝鮮が特定船舶入港禁止法を是が非でも成立させないための工作である事も分かってきた。つまり、北朝鮮は7人の家族を日本に返す事で、日本の世論軟化を狙い、拉致問題に幕引きを図り、国交正常化交渉に入ろうという戦略だった。北朝鮮の人質外交が展開されようとしていたのだ。特定失踪者問題調査会の極めて拉致の疑いが濃い、というリストに入っている山本美保さんが、20年前の行方不明の女性だったという唐突な警察発表も、こんなシナリオから生み出されたのだろう。

さっきの話でないが、それこそ北朝鮮に拉致された三百人以上の人々こそ、自衛隊の特殊部隊に救出してもらいたいと思っているのは、私だけではないだろう。すでに、二年前から漏れ伝わってくる最精鋭の特殊部隊、「特殊作戦群」も今年三月末に正式に結成されたばかりだ。そういう背景があって初めてまともな外交交渉ができるのだが、やっと日本も曲がりなりにも独立国家並みの外交手段を得ようとしている。一昨年から日本側が提出した行方不明十人の情報開示を怠ったまま、国交正常化交渉に入れない事は、政府首脳より家族会、救う会、一般世論の方が知っている。

北朝鮮が切迫した状況を切り抜けようと色々考えれば、盟友イラクとの共同作戦も視野に入るはずだ。目的は日本の世論軟化と分断、小泉政権の弱体化から倒閣。そう考えると、今回のイラクの人質事件も背後に北朝鮮がいても何の不思議は無い。しかも、そのような不可解さと論理性の無さが人質事件を貫いている。
日本赤軍は、北朝鮮の庇護の下にある。つまり、日本と北朝鮮を結ぶ線と、北朝鮮とイラクをベイルート経由で結ぶ線は、意外と簡単に引けてしまう。その線上を動ける日本人は幾らでもいるし、反日反自衛隊活動とも容易に繋がる。イラクの三人の無事救出を祈りながら、突き詰めて考えると、こんな構図が浮かんでくる。
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イラク、北朝鮮、日本を結ぶ、点と線

来日中のチェイニー米国副大統領と会見した小泉首相は、イラク人質事件解決のためにアメリカの全面協力を取り付けた。イラク中部の都市、ファルージャではイラク戦後、最大の戦闘が行われていて現在停戦中だが、アメリカの協力を取り付けたという事は、停戦期間の延長もあるかもしれない。停戦期間の延長こそ、緊迫した人質奪還交渉に何よりの支援となる。アメリカ軍の存在を別として、日本は過去に築いたイラクとの色々な独自のパイプを使って、熾烈な奪還交渉に臨んでいるところだ。人質奪還のためには、政府や関係者と国民が一枚岩にならなければらない。しかし、これまでの被害者家族や支援組織の言動を知ると、大いに疑問だ。今日の安倍幹事長との会見では、これまでと打って変わってご迷惑をかけて申し訳ないと冒頭にあったらしいが、テロリストの犯人と同じ主張を彼らがこれからも続けたら、絶対に救出作戦は失敗する。

アメリカが特殊部隊を使うかも知れないと聞いて、興奮したり、川口外務大臣のテレビメッセージに「自衛隊は戦闘のためでなく復興支援のために来た」という一節が入るといって激怒したり、本当に不思議な人たちだ。日本がアメリカの隷属下でなく占領憲法を解体した普通の国だったら、日本が特殊部隊を送るだろう。自衛隊への正しい認識をしてもらうメッセージこそ、救出の第一歩だ。自衛隊がイラクの人道支援のために派遣されていることを自衛隊を敵対視しているテロリストに伝える事が、最初の重要なメッセージなのに、それを阻止しようとした家族って、何だろう? この事件に初めから付きまとう論理性の無さが、事の本質なのかも知れない。

被害者側と犯人側の関係が色々取り沙汰されているのも、一昨日から書いている <リアリティ> 欠如の理由だが、やっぱり解放しませんよ、という犯人の三回目の文章は本当に滑稽だった。「逢沢外務副大臣のファルージャ視察」で? 「日本のイラク国民への謝罪」に至っては大嗤い。そしてお決まりの自衛隊撤退が来る。まるで日本のサヨク勢力の政治スローガンそのままで、しかも、稚拙さを拭えない。「イラク国民への謝罪」は、そのまま「朝鮮人、支那人」に置き換えられるから不思議だ。(続く
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2004年04月11日

イラク人質事件のリアリティ

事件発生直後から様々な情報が政府中枢、情報機関の間を駆け巡った。通常のこの種の事件より何倍にもなったのは、色々な理由がある。その最大の理由は昨日も触れた「リアリティの無さ」だ。普通のアラブテロリストの犯行とは思えない、犯人側の幼稚な要求。脅迫映像の不自然な様子。そういうものが、日本政府の判断に必要以上の情報量を要求していた。今日未明の「FAX」による人質解放声明もリアリティが感じられない。報道でも、ネットでも細かい指摘が挙げられているが、それらを肯定するかどうかは別にしても、私の感性がリアティティを拒否している。

それに輪をかけてこの事件を胡散臭いものにしているのは、被害者家族の態度だ。テレビ朝日の「サンデープロジェクト」に出演した家族の一人が、「お子さん達が解放された後、またイラクへ行きたいと言ったら?」という質問に、「子供が行きたいと言ったら、やはり行かせると思います」と答えている。この人は国民に喧嘩を売っているのか? この人は別のインタビューで、犯人に向かって「平和のためにやってきたことを訴えてほしい。今まで活動してきた事を理解して欲しい」と言った。そんな事が分かる犯人がいたら、テロも起こしはしない。何か大事なものが一本、それも一番重要なものが抜け落ちている。この人たちの支援グループにも驚かされた。昨夜、官邸前に押しかけて、蝋燭を持ちながら「We shall overcome」を唄っていた。吹き出したのは私だけではないだろう。60年代末期にタイムスリップしてしまった。

解放声明が出された時は「市民グループの力でここまで来た」という発言。日本政府にどれだけの事を強いているのかという想像力も働かせられない、独り善がりの発言だ。昨日ファルージャ近郊で誘拐されたドイツ人の遺体が発見されたという報道もある。アメリカのイラク攻撃に反対して、現在もイラクの暫定統治に関与していないドイツの国民も殺されている。彼らはドイツ大使館の警護をしていた軍人だ。この現実は、人質解放と一緒に自衛隊の撤退を口にする非常識な被害者の幻想を瓦解させるものだ。仮に三人が帰ってきたとしても、彼らは厳しい日本の現実に直面する事が分かっているのだろうか?
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2004年04月10日

筑紫哲也よ、イラクへ飛べ!

続きです。湯川さんの音楽の把握力は尊敬しています。いま、まともな音楽評論家がいないので、是非、音楽評論で以前の業績を汚さないよう、晩節を全うしてもらいたい。中村とうよう氏DJの東京FMの深夜番組「ミッドナイトマガジン」を制作していた時、あれは「ニューミュージック・マガジン」編集部で完パケを作り、テープを東京FMに納品するという革命的なシステムだったが、湯川さんとお会いできるのを楽しみにしていた。レス・ポールとチェット・アトキンスの「Avalon」を湯川さんのコーナーのテーマにしたセンスの良さは今でも忘れる事はできない。おっと、話がずれてしまったが、テレビのコメンテーターやキャスターは、いま、どれ位の影響力を持っているであろうか?

というのも、人質になっている今井さんは高校時代から熱心な活動家だった。筑紫哲也が編集委員を務める「週刊金曜日」にも熱心に寄稿していたという。当然、あの雑誌の熱心な読者だったのだろう。著名人の政治的言語に影響され、若い人間が政治的行動を執った時、その行動の責任の一端は、その著名人にある。三島由紀夫が政治評論を書き出し、政治的行動をするようになった時、自分の文学には結果責任は取らないが、政治的言語には結果責任を取ると書いている。つまり、「金閣寺」を読んで金閣を放火されても、「午後の曳航」を読んだ子供が猫を惨殺し大人を毒殺しても、三島由紀夫は責任を問われない、というような事をはっきり書いていた。だが、「文化防衛論」を読んで日の丸を立てて大学を占拠する学生がいれば、その責任は自分が負うと三島由紀夫は宣言していた。

昭和45年11月25日の楯の会事件と自決は、まさにその言葉通りの帰結であり、三島由紀夫は言論人としての責任を全うした。それが、いわゆるサヨク言論人との決定的差異であった。当時、羽仁五郎の「都市の論理」を読んで反戦高共に入ったまま、行方不明になってしまった同級生がいたが、羽仁五郎が責任を取ったという話は聞かない。筑紫哲也が、もし、新しいタイプの言論人を目指しているのなら、今井君の行動に責任を感じてイラクへ飛んだらどうだろう? 急落した人気と信頼を一気に回復するチャンスだと思う。今、飛べば、間に合う。さあ、時間は無い。筑紫哲也よ、イラクへ飛べ!開戦前にイラクへ行ってチグリス川でのんびり船に乗っていたが、いま行動を起こす方が遥かに意義がある。
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イラク人質事件と情報操作

NHKのニュースでいきなり不愉快になった。社民党の福島党首がキチガイじみた事を言っている姿を見せられたからだ。この事件の責任は、自衛隊派遣を決めた小泉首相にあり、一刻も早く自衛隊を撤退させるべきだと言う。社民党がまだ存在している事も驚きだが、この発言はテロリストの要求そのままである。昨夜のニュースで被害者の記者会見などが報道され、モヤモヤしたものが益々大きくなった。なぜなら、郡山さんの母親以外の家族にほとんど同情を感じないのは、彼らが社民党の主張と同じ事を言っていたからだ。被害者家族が犯人と同じ主張をしている。
これだ!! 事件が起きてから感じていた奇妙な感覚の正体は。

この事件のリアリティの無さはここに起因している。昨日も書いたが、被害者家族を責めるメディアがいないのも不思議だ。彼らは何のために政府が渡航延期勧告をしているイラクへわざわざ行ったのだ? 昨日の筑紫の番組で、自衛隊が撤退するべきかどうか、アンケートを取っていたが、あの番組お得意のテレゴングをやらないばかりか、どちらの意見が多かったかも伝えない。珍しい事だ。いつもなら捏造した数字を伝えるが、昨日はそれもできなかったのか? News23は来週あたり、捏造されたテレゴングをやるだろう。TBSラジオのサイトでアンケートを取っているが、「撤退すべきでない」にアットいう間に300以上の票が入ったら、そのデータがリセットされたらしい。反日メディアにとって、国民の声は脅威なのか?

現在毎日新聞のサイトでもトップページでアンケートを行っていて、「撤退させるべき」をデフォルトにした情報操作(笑)が成されている。現時点(午後1時45分)「撤退すべきでない」に67%が入っているが、本当はもっと多いのでは?と疑ってしまう。これもデータが改竄されないように監視が必要だ。「2ちゃんねる」の有志が「メディア世論調査監視委員会」みたいなものを作ってくれるとありがたい。そう言えば、湯川れいこが昨日変な事を言ったらしい。人質たちのこれまで行動が自衛隊100人よりイラクに貢献している、とやってしまったらしい。湯川れい子さん、あなたとは大学中退後、20年以上前に一緒に仕事をした事があるし、あなたの評論は好きだったが、それは音楽だけですよ。(続く
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2004年04月09日

イラク人質事件と拉致事件の言葉

昨夜は都内で教科書関係の連続シンポジウムに行き、西尾幹二氏の興味深い話と藤岡信勝氏との討論に聞き入った。西洋人の海外進出というテーマで、16世紀から21世紀までの西洋の海外進出という大きな枠組みから演繹された日本の近代史は非常に面白い。結局、いま、殆どの歴史教科書がこういった視点を欠いているので、日本の近代史を相対化できない事に驚く。最近、教科書では個々の歴史事実の認識だけに目が向かっていたので、こんな大事な問題に気づかなかった。唯物史観、自虐史観などという歴史認識以前の大きな問題で、西洋人の視点で日本史を見るか、日本人の視点で日本史を見るか、という前提が重要だ。前段が長くなったが、イラクの事件を知ったのはかなり遅い時間だった。家人から電話で聞いた時、まず感じたのは「何かおかしいな」という感覚だった。帰宅すると、事実である事は分かったが、腑に落ちない点が余りに多すぎた。

イラクでの人質事件が珍しいと思ったが、対象は日本人だけでなかったのでそれは納得。だが、人質になった民間人が特殊な人だった事で、何かすっきりしないものが残った。人質になったのはフリージャーナリストと活動家の人だった。報道の一面だけを見れば、NGO活動を通してイラク復興に参加する人たちが人質になったという事になるが、これも納得できないモヤモヤを残す。外務省が渡航禁止勧告、退避勧告を出している状況で、どんなNGOが活動できるのか? 驚いたのはテレビで見た記者会見。興奮した記者が、小泉首相に責任を感じていないかなどと頓珍漢な質問をした。チラッと見た「報道ステーション」という新番組では、古舘伊知郎に失望した。始まったばかりのニュース番組で、古舘氏への評価は保留していたが、一気に瓦解した。興奮して論点がずれた捨て台詞を言う。日米安保でアメリカが人質を助けられない事に憤って、不平等条約のように思ったらしい。もちろん、厳密には平等な条約ではないが、この事件を乱暴に安保の中で語るのは無知だ。

一夜明けたら、ますます腑に落ちない。昨夜の政府の態度は立派だったが、野党が政治問題化するような発言をしている。被害者に明らかに落ち度があるのに、それに触れるメディアも無い。これも腑に落ちなかった。(続く
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イラク人質事件と拉致事件の言葉(2)

新聞は朝日を除いてまともな社説を掲載したので、安心した。思い出したのは七七年のダッカ事件。現官房長官の父親、福田赳夫首相が「人命は地球より重い」という名台詞?を残して、人質151人と引き換えに、拘留中の赤軍派奥平純三ら六人にお土産六百万ドル(当時約十六億円)を付けてハイジャックした赤軍派に渡してしまった事件だ。当時、日本のヘタレな対処が世界的に大ブーイングを受けたが、二十七年経って日本政府もすっかり逞しくなっていた事に気がついた。福田首相の息子である官房長官がテロリストの要求である自衛隊撤退について、「なんで自衛隊を撤退させるんですか?」と馬鹿な記者に切り替えしたのは小気味良かった。だが、どうしても腑に落ちないモヤモヤが残っていた。

モヤモヤの原因は人質の一部のご家族のインタビューだった。少なくとも私の親の日本人の世代なら、間違いなく持っていた常識、Common Sence がある年代の日本人からサクッと抜け落ちているのではないか。常識というか、思想信条と関係なく、日本人共通の心根みたいなものだ。「ご迷惑をおかけしました」という言葉が出たかどうかという事より、言外に漂う雰囲気みたいなものかも知れない。この事件がダッカ事件と大きく異なるのは、人質に捕られる必然性から人質になった人が一人しかいない点だ。ハイジャックはその飛行機がテロリストの手に落ちれば、乗客は必然的に人質になる。しかし、今回の事件にはそういう必然性がない。被害者家族が「●●を助けるために自衛隊を撤退させてください」といった時に、なぜ、そんな所に行ったのかという疑問が打ち消されてしまう。そうすると、事件の全容に霞が掛かってしまう。ネット上では昨夜から自作自演説などの風評が飛び交っているが、そんな無責任な言説の背景にもそれがあるのではないか。

約一年半前、小泉訪朝が実現し、拉致被害者の五人生存、八名死亡という情報がもたらされた。あの時、政府と北朝鮮で合意していた国交正常化交渉のプログラムを粉砕したのは、9.17の家族会の記者会見だった。特に横田早紀江さんの言葉が、多くの人の胸を撲った。めぐみさんが死亡したと宣告され、彼女は「日本のために死んだめぐみのことを忘れないで下さい」と無私の言葉を振り絞った。そこには政治的意図も無く、その発言を利用するメディアの力もなかった。そんな無私の言葉だったから、日本の外交を変えたのだ。
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2004年04月08日

ありがとう、朝日新聞!!

ところで、朝日の社説って、いつトップページからリンクが貼られて読めるようになったのか? ここで指摘した事を朝日新聞は気づいてくれたのだろうか? 改めて感謝の気持ちを述べたい。
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ありがとう、朝日新聞!!1

昨日はちょっと厳しかったので、今日は褒める。このコーナーはもちろん朝日新聞の感想を書くコーナーではないのだが・・。さて、昨日の朝日新聞の夕刊と今日の社説は、いい啓示を与えてくれた。昨日の夕刊を見た人から連絡があり、首相の靖国参拝に違憲判決が出たという。へぇ〜、と思って後で確認すると、違憲判決なんで出ていないではないか? つまり、あれ位の情報操作が許容されているのを確認できた事。これは大きい。そう言えば、この新聞は戦争中に、負けたのに勝った!という報道を繰り返していた。

で、今日の社説は、具体的に政治プログラムに上ってきた憲法改正で、靖国神社をきちんと憲法で明文化したほうがいいなと気づかせてくれた。今日も昨日の裁判官の「判断」を「判決」と事実を捏造したままだが、「戦前の日本では、国家神道に事実上の国教的な地位が与えられ、神社への参拝が強制された。その国家神道の要が靖国神社だった。靖国神社は軍の宗教施設としての性格を持ち、軍国主義の精神的な支柱という役割を果たした」と書いている。国家神道は真っ先にアメリカ占領軍に否定された <イデオロギー> だったが、実際、神道が国教的な地位が与えられた事実はない。最近の進んだ神道研究が明らかにしているのは、朝日の社説のような考えはアメリカ占領軍の言い掛かりに過ぎないという事だ。靖国が国家の庇護を受けたのは、戦没者追悼の神社として当然の事だ。

おまけに、A級戦犯の合祀に支那と韓国が反発している事を日本の首相に諭している。おいおい、自分たちが内政干渉を煽って、支那と韓国の二カ国をアジア諸国とする嘘を平気で書いてきた犯罪を認めたのか? 台湾の李登輝元総統や一般参拝者を知らないのか? これが本当の自作自演だ。その内、この二カ国以外でも靖国反対という活動家を育てて、報道しそうな勢いだ。こんないい加減な理屈と情報操作で鬼の首を取ったように騒いでいる理由は、何だろう? こういう状態を見ると、憲法改正は九条だけでなく靖国の戦没者追悼施設としての明文化が必要だと気づかせてくれた。首相の記者会見で質問した無知な記者はどこの記者なのか? 支那と韓国の言い掛かりの理由はここを読め。
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2004年04月07日

弱者虐め、支那におもねる朝日新聞の傲慢

「壮絶社説バトル無制限何本勝負?」というテーマで書こうと思っていた。北朝鮮問題に目を奪われている内に、朝日新聞、産経新聞、読売新聞の間で、社説やコラムを使ってバトルが繰り広げられていた。前にも指摘したとおり、朝日は社説や記事で書けないものを「声」という投書欄を用いてプロパガンダに利用しているが、今回は社説で産経、読売とバトルを繰り広げていた。卒業式での「日の丸・君が代」問題だ。しかし、このコーナーにもっとふさわしいニュースが飛び込んできた。朝日、産経、読売の社説&コラム論争はCriticalのコーナーに書く。

さて、何が飛び込んできたかと言うと、朝日新聞のサイトで四月五日から昨日まで掲載されていた時事風刺漫画がトンでもないもので、在日台湾人が激しい抗議をしたというニュースだ。そのイラストは現在、朝日のサイトから削除され、見る事ができないが、googleのキャッシュに残っているし、ここで見る事が可能だ。台湾人でなくても、このWEB上のアニメーションに不快感を覚える人は多いはずだ。日本の台湾支援団体「台湾の声」は早速抗議声明を出した。「朝日新聞のHPが4月5日から掲載している『山井教雄のアニメコラム』(へその緒)は、裸体の陳水扁総統が拳銃で狙撃され、血しぶきをあげるさまをギャグにした。これほど非情で冷酷なものはない。人間の心というものが一切感じられない。これは朝日新聞が人命の尊厳を軽視し、テロを容認している証である。そして一国の元首に対する悪質きわまりない侮辱であって、台湾人民の感情を大きく傷つける以外の何物でもない。我々は絶対にこれを許すわけにはいかない」と厳しいものだが、当然だ。

以前書いたが、「声」という投書欄のイラストで自衛隊員の墓標を描き、自衛隊と日本人に不快感を与えた行為と同じだ。根底にメディアとしての傲慢と偏狭なイデオロギーがあるので平気で悪意に満ちた行為をする。「声」のイラストは三日で差し替え、今回は一日でサイト上から削除した。しかし、削除したから済まされる問題ではない。単純な誤植や誤記とは違う、確信犯としての犯罪行為だからだ。
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弱者虐め、支那におもねる朝日新聞の傲慢2

そういう朝日新聞の体質は、産経、読売との「日の丸・君が代」論争でもプンプンに匂う。傲慢なのだが、悲劇的な事にその傲慢さが笑われている事に気づいていない。自分をまだ、オピニオンリーダーだと思っている事が滑稽極まりない。このイラストを描いた国際政治漫画家という奇妙な肩書きを持つ山井教雄氏はこんな事を朝日に書いている。
「少しでも国境越えたい------ 僕のテーマは反民族主義。民族国家、国民国家の概念ほどあいまいなものはありません。その基盤の言語とか宗教なども歴史をたどればころころ変わり、普遍的なものではないしね。それが民族を名乗って殺しあう悲惨さ。多数決と民族主義が結びつくとろくなことはありません。ここにいて、行動も含め、少しでも国境を越えることをしていけたらいいなと思ってます」

なるほど、これなら台湾問題など全く理解できない国際政治や民族問題に無知な人間なんだとネタバレしてしまう。グローバリズムが進めば進むほど、民族問題が焦点になり、民族のアイデンティティへの求心力がどんどん強まることも理解できないらしい。支那共産党の支配を逃れたいと思っている台湾の気持ちを分からないどころか、チベットやウイグル自治区への支那の圧制、虐殺を台湾にも広めようと思っているのだろうか? 朝日新聞の主張そのままだ。台湾の声は昨夜遅く声明を出した。

「本日、我々の抗議を受けて朝日新聞は、陳水扁総統の名誉と台湾人の感情を著しく傷つけたこの作品を直ちに削除した。しかしもちろんこれで問題がすべて解決したわけではない。朝日新聞が抗議に慌てて同作品を削除したのは、事の重大さを充分に理解してのことであろう。もしこれで一切を済ませようというのであれば、それは証拠隠滅を行って逃亡を図ることに等しく、マスメディアとしては断じて許されないことである。朝日新聞が行うべきは本紙において、作者山井教雄とともに陳水扁総統と台湾全国民に対し謝罪を行うことである。そして言うまでもなく『山井教雄の「アニメコラム」』の連載を中止することだ。それまで我々は、朝日新聞と山井教雄への責任追及を絶対にやめない」
アジアの覇権主義国家の前で圧殺される弱者の声は、自らを覇権主義の権化とする朝日新聞には、絶対に届かない。
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2004年04月04日

「複雑怪奇」2

昨日は終日、不思議な山崎氏と平沢氏の日朝非公式協議について情報収集をした。その結果得られたものは、あんまり考えたくない事だが、北朝鮮の工作活動が相変わらず日本でかなりの力を持っているという事実だった。マスメディアは言うに及ばず、対北朝鮮戦略の拠点である拉致議連幹部が、ついに北朝鮮の謀略に絡め捕られ、対日本工作の道具になってしまったのではないか。そんな悲しい現実しか見えてこなかった。一見、平和な日本で、熾烈な情報戦争が戦争が行われていると昨年から色々書いてきたが、今回の訪中も、北朝鮮、日本政府、日本の反日メディアが複雑に絡んでいるようだ。

今日、救う会の幹事会が行われ、対北朝鮮交渉の窓口一本化が改めて確認された。平沢拉致議連事務局長の今回の訪中は、去年十二月に冒した過ちと同じだった。あの時、これからは交渉は一本化すると決め、平沢氏も色々なNGOの動きを牽制し、テレビで叱正したのに、自分で同じ事をしてしまった。なぜ、そんな事が行われたのか? 最大の謎はそこに尽きる。結論から先に言えば、平沢氏は騙されたのだ。去年十二月の訪中のときは、行方不明十人の情報を出せる、と北朝鮮に言われたのだが、そんな情報は出てこなかった。去年の経緯は、救う会会長の佐藤勝巳氏から私が昨日直接聞いた事なので間違いない。では、なんで、また同じ過ちを冒したのか? 

同じ相手に続けて騙されるほど、平沢氏の頭は明晰でないのか? そんなわけがない。つまり、平沢氏は北朝鮮の意向に沿って訪中しなければならない事情があったのではないか? 二度続けて騙されてしまう事情もあったのではないか? そう考えるのが普通だ。しかも、今回、秘密交渉と言いながら、メディアにはリークされている。大連のホテルに北朝鮮の担当者が来た様子はニュース映像になっていたが、テレビ朝日、フジテレビ、日本テレビを見比べると、北朝鮮側がテレビ朝日のカメラにだけは撮影させている様子が良く分かる。これも、ネットの普及によって、各テレビ局のニュースを比較したファイルがネット上に流れる事で誰もがこんな事実を知ってしまう。何度も書いているが、情報の共有化こそ、マスメディアの情報操作を許さない <受け手> の武器になる。
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「複雑怪奇」3

以上の経緯から、平沢氏がテレビ朝日の誰かに情報をリークしていたと考えても無理はないだろう。おまけに、昨日から、朝日新聞には今度の交渉で「出迎え案」に北朝鮮はこだわっていないという記事が出た。すぐ、そのニュースソースが安倍幹事長の平沢氏への確認で否定される別の報道もあったが、朝日の報道は完全な、北朝鮮へのイメージを和らげる情報操作だ。ちょうど、自民党の特定船舶入港禁止法案が作成され、アメリカがテロ国家認定の重要な理由として拉致問題を挙げた、そんな日に向けて今回の訪中が仕組まれたのは間違いない。先ほど届いた救う会からのメールでは、四月三十日の国民大集会前日の二十九日に、アメリカ国務省がテロ支援国リストを公表し、拉致問題が大きくクローズアップされる可能性もあるということだ。

それにしても、平沢氏の行動は本当に残念だ。あれだけ昨年まで一生懸命色々なテレビ番組で正論を吐き、親北派や北朝鮮工作員をたじたじとさせる活躍をしていたのに、なぜ、北朝鮮に意図も簡単に騙されたのか? 今回も大きな餌をぶら下げられ、テレビ朝日にだけ情報を与え、山崎氏と大連に乗り込んだのはいいが、言葉にできない失望感を味わったのではないか? 陰で嗤う北朝鮮担当者と北朝鮮工作員の姿が見えるようだ。昨日、話し込んだ佐藤勝巳氏は私にこう断言した。
「工作員であるソン・イルホ→北朝鮮工作員の吉田猛→平沢議員というラインができたんでしょうね。重要なのは、北朝鮮が平沢さんを捕まえてしまったという事です」

また、すでに日本の情報機関は平沢議員が北朝鮮の意向で動いている、という情報を持っているらしい。なぜ、そんな事になってしまったのか? 本当に残念で堪らない。元拉致議連会長の中山正暉氏が北朝鮮を訪問した後、急に親北派になってしまった事とよく似ているが、それだけ未だに北朝鮮の工作活動が力を持っているという証拠だ。昨年十二月の北京会談。北朝鮮と平沢氏、西岡氏の接触で「出迎え案」が大きく反日メディアで効果的に報じられた後、一月九日に「家族会」「救う会」が「論評に値しない」とコメントを出した事が、よほど北朝鮮に衝撃だったのだろう。様々な情報工作が行われ、国内の反日勢力も加担する中で一番大切なのは、原則に戻って原則を貫くという姿勢以外にない。そんな国民一人ひとりの意思の表明が、四月三十日の国民大集会と国民行進だ。
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2004年04月03日

「複雑怪奇」

「複雑怪奇」という言葉を残して平沼騏一郎が内閣を解散し辞職したのは昭和十四年(1939年)だった。ナチスドイツがソ連と不可侵条約を結んだからだ。それから65年後、平沼赳夫拉致議連会長が平沢勝栄拉致議連事務局長の訪中に遭遇した事は面白い。平沼拉致議連会長は「複雑怪奇」と言っていないが、養父の歴史的名言を思い出したりしたのだろうか。小泉首相は山崎氏と平沢氏の訪中と北朝鮮との接触に対して「知らなかった」と言ったが、とても本当とは思えない。では、なぜ、情報が漏れたのだろうか? 日本テレビが真っ先に報じたのはなぜだったのか? 四月一日発売の「週刊新潮」に読売新聞社内での内輪の会合で話した平沢氏の講演内容が掲載され、非難されたのはなぜだったのか? と「複雑怪奇」で興味が尽きない。

興味が尽きないと書いたが、家族会や拉致被害者はたまったものではないだろう。平沢氏が去年12月の北京での北朝鮮当局者との会合後、急変してしまったのはなぜなのか? 拉致問題を解決する急先鋒だったのに、解決を阻害するような働きをし始めたのは、なぜなのか? 今度の訪中が、自民党の特定船舶入港禁止法案がまとまった日に起きたのは、なぜなのか? アメリカが北朝鮮をテロ国家認定する根拠に拉致問題があると発表した日に、起きたのはなぜなのか? まさに「複雑怪奇」だ。

時間がない、今夜、また、この続きを。。
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2004年04月01日

「ボワーとした」日本代表も4月馬鹿?

W杯予選緒戦後に「Critical」にも書いたが、本当に日本代表は危機に瀕している。僕もドイツ大会への道はかなり険しいと思っていたが、まさか一次予選で薄氷を踏むような思いをさせられるとは思っていなかった。正直、最終予選でのスリリングな状況は覚悟していたが、シンガポール相手に、いくらアウェイでも互角の試合をしていては、モルジブに引き分けた韓国や、スリランカに1−0の辛勝をしたサウジアラビアを嗤っている場合ではない。

試合後の中田のコメントが話題を喚んでいるが、それよりも川淵サッカー協会長の「ジーコを信じるしかない」という発言ほどのインパクトはない。中田はこう言った。「まあ、内容的としてはちょっと最低ですけど。 それでも勝ち点3を挙げたというのは非常に…前回に続いていい経験じゃないかと思います。結局、いい形まで作っても最後は入られちゃうというのは今までの課題と同じなんですけど、今回はさらに近いところまで行っても入らないというのは… 技術的な問題じゃないとは僕は思いますけど。まあ、やはり昨日合流した時にも、この気候のせいもあってかボワーとした感じがあったんですけど、今日のウォーミングアップにしてもやっぱりそういう感じは否めずに、まあ前回のオマーン戦とそういう意味での改善が全くなされていないというのはちょっと異常な感じがしました。僕も含めてみんなが考え方を変えないと、手遅れにならない前に何とかしないと」

技術の問題ではなく気持ちの問題であるのは、明白だ。中田の言葉に集約される。国を背負う死に物狂いのハートが持てない選手の責任であり、チームをそうさせない監督の責任である。結論から言えば、全ての責任は日本サッカー協会にある。監督と選手が悪いのだが、それは協会の責任でもある。結局、二〇〇二年W杯後の体制に問題があったと言うことだ。岡田→トルシエ→ジーコと続いた監督就任が、協会の強化方針、コンセプトと全く無縁なものから決まってきたという根本的な欠陥が全く顧みられる事は無かった。この危機は、W杯の成功で「ボワーとした」サッカー界全体に問われている。もちろん、それは「ボワーとした」スポーツジャーナリズムにも問われなければならない。
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拉致の原因になった自虐教科書を、どう潰せるか?

下からの続きだが、拉致事件を扱うなら、もっと真面目に書いたらどうだ! 教科書出版社の編集者と著者は、日清、日露の戦いを侵略戦争としたり、強制連行や南京虐殺をでっち上げる傾向がある。つまり、そういう歪曲された歴史認識が、拉致事件を真面目に扱えない理由なのではないか? 与謝野晶子を単なる反戦詩人とする認識からは、著者の歪んだ人間性しか感じられない。卒業式で「日の丸」「君が代」に反撥するバカ教師たちは、バカ教師に洗脳されて育った洗脳第二世代であるが、時代的にはGHQによる日本占領政策第三世代だ。都立学校の卒業式で、国歌斉唱の際に起立しなかったとして、都教委は百七十六人の教職員らを戒告などの処分にした。

産経の記事で傑作なのは以下の指摘。「《ダブルスタンダード》日本に侵略の文字を使うが、欧米諸国やロシアには『欧米諸国の進出』(大書)、『ロシアは満州に軍隊を送って朝鮮半島にも勢力を広げようとした』(日文)と表記。秀吉の出兵は『侵略』で、元寇には『(日本を)おそいました』(光村)『おそってきました』(日文)、『せめてきました』(教出、東書)、『おしよせてきました』(大書)。第二次大戦末期のソ連軍を『侵攻』と表記したのは大書のみで他社は『攻め込み』や『攻め込んできました』」。

こういう教科書を文科省の官僚が許しているという現状、それこそが拉致を許し、 拉致問題を自力で解決できない日本の現状を表している。二十五年以上も自国民の拉致を放置するなんて、普通の国家ではありえないが、普通の国家ではあり得ない教科書を官僚が許しているのだから、答えは簡単だ。日本国憲法と自虐教科書が拉致問題の最大の原因である事は、間違いない。指を咥えて文句を言っててもしょうがない。各教科書会社や文科省に抗議をする事から始めたらどうだろう。例えば、悪名高い中学の歴史教科書で50%のシェアがある東京書籍はここで質問などを受け付けているし、メールも送れる。東京書籍の教科書についてはここで良く解かるが現物を確かめて対処したらいいだろう。
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4月馬鹿ならいいんだけど、昨日は31日だった。

昨日、いきなり朝日新聞が、小学校教科書の検定結果発表の記事で、「ゆとり」教育を見直しが始まったと文科省を批判した記事を書いていた。ただ、「ゆとり」教育を推進した文科省の元全共闘官僚を持ち上げていた恥ずかしい自らの過去には言及していない。そんな事より、昨日報道された検定結果でもっと重要な問題は、「小学校教科書検定 社会科 依然目立つ『自虐史観』」という記事だ。ゆとり教育というバカでも判る欠陥が批判されるのは当たり前。そんな事より、小学生から「強制連行」という嘘で洗脳され、あらゆる方法で、アイデンティティを破壊されるように教育される現状は、悲惨を通り越している。

僕の世代も酷かった。中学1年の時、国語の女教師が、いきなり「日本は卑怯な戦争をしたんですよ。真珠湾を騙まし討ちにした」なんて言い出して、それなりに歴史を知っていた僕は大いにその教師に反撥し、何度立たされたか事か。最近会っていないが、同級生の栗原君(忌野清志郎)もあの教師には反感を覚えていただろう。しかし、そんな僕らの時代より、今はもっと酷くなっているのではないか? まだ、我々の世代は戦前を知っている教師がいた。「今日は十二月八日だ。大東亜戦争が始まった日だよ。そんな事言っても判らないだろうけどね」なんて言った小学校五年の担任もいた。彼は滅法恐かった先生だった。その小学校は国分寺に引っ越す前、都内の文部省モデルスクールに認定されていた学校で、日本初の給食用エレベータがあり、官僚のアパート群の真ん中にあった。同級生の七割は高級官僚の子供だった。僕はその「モデル」にはなれず落ちこぼれだったが(笑)。

先の記事によれば、東郷平八郎元帥の名前もない教科書もあり、もっと酷いのは日露戦争の勝者がどちらか解からない記述もあると言う。その反面、拉致事件への言及は少ない。「日本人拉致事件を取り上げたのは東書と大書のみ。他社は北朝鮮とは国交正常化交渉に触れただけで記述はなし。記述した二社も本文以外の写真説明で触れた程度で大書は被害者数を「十数人」と表記、『未解決であることへの誤解が生じる』と検定意見がつき、数字を削除した」となっている。(続く
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