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国連安保理制裁委員会が指定した制裁対象者リスト
（氏名は名・姓の順に表記）
- フランク・カコレレ・ブワンバレ
Frank Kakolele BWAMBALE（別名）フランク・カコレレ（Frank Kakorere）、フランク・カコレレ・ブワンバレ（Frank Kakorere Bwambale）
（指定の根拠）RCD-ML（コンゴ民主連合・解放運動）元指導者。国連安保理決議1493（2003）パラ20にいう武装集団の一つであるRCD-MLの政策に影響力を行使するとともに、RCD-ML軍の活動の指揮及び統制を維持しており、武器禁輸措置に違反する武器の不正取引について責任を負っている。
- ジェローム・カクワヴ・ブカンデ
Jérôme KAKWAVU BUKANDE（別名）ジェローム・カクワヴ（Jérôme Kakwavu）
（旅券、人定情報）コンゴ民主共和国国籍。「ジェローム司令官（Commandant Jérôme）」として知られる。
（指定の根拠）UCD/FAPC（民主主義のためのコンゴ人連合・コンゴ人民武装勢力）元議長。FAPCは武器流通の主要な輸送経路であるウガンダ・コンゴ民主共和国間の国境に不法に駐留。同人はFAPC議長として武器の不正取引に関与するFAPC軍の政策に影響力を行使するとともに指揮及び統制を維持しており、したがって武器禁輸措置に違反している。2004年12月コンゴ民主共和国国軍将軍に昇級。
- ジェルマン・カタンガ
Germain KATANGA（旅券、人定情報）コンゴ民主共和国国籍。FRPI（コンゴ愛国的抵抗戦線）による人権の侵害に関与したため2005年3月よりキンシャサにて自宅拘留。
（指定の根拠）FRPI幹部。2004年12月にコンゴ民主共和国国軍将軍に任命。武器禁輸措置に違反して武器の輸送に関与。
- トマ・ルバンガ
Thomas LUBANGA（生年月日・出生地）コンゴ民主共和国イツリ
（旅券、人定情報）コンゴ民主共和国国籍。UPC/L（コンゴ愛国同盟ルバンガ派）による人権の侵害に関与したため2005年3月よりキンシャサにて拘留。
（指定の根拠）UPC/L議長。UPC/Lは国連安保理決議1493（2003）パラ20にいう武装集団及び民兵の一つであり武器禁輸措置に違反して武器の不正取引に関与。
- カワ・パンガ・マンドロ
Khawa Panga MANDRO（別名）カワ・パンガ（Kawa Panga）、カワ・パンガ・マンドロ（Kawa Panga Mandro）、カワ・マンドロ（Kawa Mandro）、イブ・アンドゥル・カリム（Yves Andoul Karim）
（生年月日・出生地）1973年8月20日、コンゴ民主共和国ブニア（Bunia）
（旅券、人定情報）コンゴ民主共和国国籍、「チーフ・カワ（Chief Kahwa）」、「カワ（Kawa）」として知られる。
（指定の根拠）国連安保理決議1493（2003）パラ20にいう武装集団及び民兵の一つであるPUSIC（コンゴ統一性・領土保全党）元党首。武器禁輸措置に違反して武器の不正取引に関与。2005年4月よりイツリ和平プロセス妨害のためにブニアにおいて刑務所に留置。
- ドゥグラス・ムパノ
Douglas MPANO（旅券、人定情報）コンゴ民主共和国国籍。ゴマに本拠地を置く。
（指定の根拠）大湖地域航空会社（Compagnie Aérienne des Grands Lacs）及び大湖地域ビジネス会社（Great Lakes Business Company : GLBC）マネージャーであり、同社の航空機は国連安保理決議1493（2003）パラ20にいう武装集団及び民兵に支援を提供するために使用された。また、明らかに武器禁輸措置の違反を認めるため、航空機及び積荷に関する情報を偽装した責任がある。
- シルベストル・ムダクムラ
Sylvestre MUDACUMURA（旅券、人定情報）ルワンダ国籍、「ラドジャ（Radja）」、「ムペンジ・ベルナール（Mupenzi Bernard）」、「ムペンジ少将（General Major Mupenzi）」として知られる。
（指定の根拠）FDLR（ルワンダ解放民主勢力）の現地司令官であり、国連安保理決議1493（2003）パラ20にいう武装集団及び民兵の一つであるFDLR軍の政策に影響力を行使するとともに、FDLRの活動に指揮及び統制を維持しており、武器禁輸措置に違反して武器の不正取引に関与。
- イグナス・ムルワナシ・アカ
Dr. Ignace MURWANASHY-AKA（別名）イグナス（Ignace）
（旅券、人定情報）ルワンダ国籍、ドイツ在住
（指定の根拠）FDLR（ルワンダ解放民主勢力）議長であり、国連安保理決議1493（2003）パラ20にいう武装集団及び民兵の一つであるFDLR軍の政策に影響力を行使するとともに、FDLRの活動に指揮及び統制を維持しており、武器禁輸措置に違反して武器の不正取引に関与。
- ジュール・ムテブチ
Jules MUTEBUTSI（別名）ジュール・ムテブシ（Jules Mutebusi）、ジュール・ムテブジ（Jules Mutebuzi）
（生年月日・出生地）コンゴ民主共和国南キブ州
（旅券、人定情報）コンゴ民主共和国国籍（南キブ州出身）、現在、ルワンダにて拘留。「ムテブチ大佐（Colonel Mutebutsi）」として知られる。
（指定の根拠）民主共和国国軍の元地域軍司令官補であり、2004年4月規律違反により除隊。他の元RCD-G（コンゴ民主連合）の造反分子とともに、2004年5月ブカブ市を武力占領。武器禁輸措置に違反して、コンゴ民主共和国国軍の組織外から武器を受領し、国連安保理決議1493（2003）パラ20にいう武装集団及び民兵に武器を供給することに関与。
- マチュウ・キュイ・ングジョロ
Matthieu Cui NGUDJOLO（別名）キュイ・ングジョロ（Cui Ngudjolo）
（旅券、人定情報）大佐（Colonel）または将軍（General）として知られる。
（指定の根拠）FNI（国民主義・統合主義戦線）主任、FRPI（コンゴ愛国的抵抗戦線）元主任。国連安保理決議1493（2003）パラ20にいう武装集団及び民兵の一つであるFRPI軍の政策に影響力を行使するとともに、FRPIの活動に指揮及び統制を維持しており、武器禁輸措置に違反して武器の不正取引に関与。2003年10月、国連コンゴ民主共和国ミッション（MONUC）によりブニア市において拘留。
- フロリベール・ンガブ・ンジャブ
Floribert Ngabu NJABU（別名）フロリベール・ンジャブ（Floribert Njabu）、フロリベール・ンジャブ（Floribert Ndjabu）、フロリベール・ンガブ・ンジャブ（Floribert Ngabu Ndjabu）
（旅券、人定情報）FNI（国民主義・統合主義戦線）による人権侵害に関与したため、2005年3月よりキンシャサにて自宅拘留。
（指定の根拠）FNI議長。FNIは国連安保理決議1493（2003）パラ20にいう武装集団及び民兵の一つ。武器禁輸措置に違反して武器の不正取引に関与。
- ローラン・ンクンダ
Laurent NKUNDA（別名）ローラン・ンクンダ・ブワタレ（Laurent Nkunda Bwatare）、ローラン・ンクンダバトゥワレ（Laurent Nkundabatware）、ローラン・ンクンダ・マホロ・バトゥワレ（Laurent Nkunda Mahoro Batware）
（生年月日・出生地）1967年2月6日、コンゴ民主共和国北キブ州ルツル（Rutshuru）
（旅券、人定情報）コンゴ民主共和国国籍。現住所不明。ルワンダ及びゴマにおいて目撃されている。「ンクンダ将軍（General Nkunda）」として知られる。
（指定の根拠）RCD-G（コンゴ民主連合）元将軍。他の元RCD-G造反分子とともに2004年5月ブカブ市を武力占領。武器禁輸措置に違反して、コンゴ民主共和国国軍外から武器を受領。
- ジェームズ・ニャクニ
James NYAKUNI（旅券、人定情報）ウガンダ国籍
（指定の根拠）ジェローム司令官の取引相手であり、特にコンゴ民主共和国・ウガンダ国境で密輸を行っており、未検査トラックによる武器・軍事関連物資の密輸も疑われている。武器禁輸措置に違反し、また国連安保理決議1493（2003）パラ20にいう武装集団及び民兵へ支援を提供（それらに軍事的に活動させる資金の援助を含む）。
- ディウドネ・オジア・マジオ
Dieudonn OZIA MAZIO（別名）オジア・マジオ（Ozia Mazio）
（生年月日・出生地）1949年6月6日、コンゴ民主共和国アリワラ（Ariwara）
（旅券、人定情報）コンゴ民主共和国国籍、「オマリ（Omari）」または「ミスター・オマリ（Mr.Omari）」として知られる。
（指定の根拠）Aru地区コンゴ企業連合（FEC）会長。ジェローム司令官及びFAPC（コンゴ人民武装勢力）とともに金融謀略し、コンゴ民主共和国・ウガンダ国境で密輸を行い、ジェローム司令官及びその部隊に資材及び現金を利用可能にさせる。国連安保理決議1493（2003）パラ20にいう武装集団及び民兵への支援提供によるものを含め武器禁輸措置に違反。
- ボスコ・タガンダ
Bosco TAGANDA（別名）ボスコ・ンタガンダ（Bosco Ntaganda）、ボスコ・ンタジェンダ（Bosco Ntagenda）
（旅券、人定情報）コンゴ民主共和国国籍、「ターミネーター（Terminator）」、「少佐（Major）」として知られる。
（指定の根拠）UPC/L（コンゴ愛国同盟ルバンガ派）軍事司令官。国連安保理決議1493（2003）パラ20にいう武装集団及び民兵の一つであるUPC/Lの政策に影響力を行使するとともに、UPC/L の活動に指揮及び統制を維持しており、武器禁輸措置に違反して武器の不正取引に関与。同人は、2004年12月にコンゴ民主共和国国軍将軍に任命されたが昇進を拒否したため、国軍の外に留まっている。
- 全ては平和と発展のために（非政府組織（NGO））
TOUS POUR LA PAIX ET LE DEVELOPPEMENT（略称）TPD
（活動拠点）コンゴ民主共和国北キブ州ゴマ
（指定の根拠）RCD-G（コンゴ民主連合）に対する支援の提供、特に武器・部隊を輸送するためのトラックの供与、及び、2005年初頭に北キブ州マシシ及びルツル住民の一部に配布するための武器の輸送によって、武器禁輸措置に違反。
- カンバレ・キソニ
Kambale KISONI（別名）キソニ博士（Dr. Kisoni）
（生年月日・出生地）1961年5月24日、コンゴ民主共和国ムラシェ（Mulashe）
（旅券、人定情報）コンゴ民主共和国国籍。旅券番号C0323172。ブテンボ（Butembo）に居住。金の貿易業者であり、ブテンボ航空（Butembo Airlines）及びコンゴコム・トレーディング・ハウス（Congocom Trading House）の所有者。
（指定の根拠）金の取引（FNI（国民主義・統合主義戦線）から購入し、UCI（ウガンダ・コマーシャル・インペックス）へ売却すること）を通じた民兵への資金供与に関与し、ウガンダ・コンゴ民主共和国国境での密輸に関与した。ンジャブ（既に国連安保理決議第1596号に基づく制裁措置の対象となる個人）と個人的な商業上の関係を通じた、同人の不法な武装勢力（FNI）への支援は、決議第1493号（2003）及び第1596号（2005）の武器禁輸措置に違反している。
- ストラトン・ムソニ
Straton MUSONI（別名）IO ムソニ（IO Musoni）
（生年月日・出生地）1961年4月6日（1961年6月4日の可能性もあり）、ルワンダ共和国、キガリ、ムガムバジ（Mugambazi, Kigali）
（旅券、人定情報）ドイツに拠点を置く。
（指定の根拠）欧州におけるFDLR（ルワンダ解放民主勢力）第1副議長。コンゴ（民）で活動している外国武装集団であるFDLRの指導的役割を通じ、これらの集団に所属する兵士の武装解除及び自発的な帰還又は再定住を妨害しており、決議第1649号（2005）に違反している。
- ウガンダ・コマーシャル・インペックス（UCI）有限会社
UGANDA COMMERCIAL IMPEX （UCI） LTD（住所）ウガンダ共和国、カンパラ、キセメンテ、カジョカ通り（Kajoka Street, Kisemente, Kampala）、電話番号：+256-41-533-578/9、私書箱：ウガンダ共和国、カンパラ、私書箱22709
（特定情報）カンパラにおける金輸出企業
（指定の根拠）UCIは、民兵と密接に関連するコンゴ民主共和国における貿易業者との通常の商業上の関係を通じて金を購入した。これは、決議第1493号（2003）及び第1596号（2005）の武器禁輸措置に違反する、不法な武装勢力への「支援の提供」を構成する。
- マチャンガ
MACHANGA（住所）ウガンダ共和国、カンパラ（Kampala）
（特定情報）カンパラにおける金輸出企業、ラジュア（Rajua）氏が取締役。
（指定の根拠）マチャンガは、民兵と密接に関連するコンゴ民主共和国の貿易業者との通常の商業上の関係を通じて金を購入した。これは、決議第1493号（2003）及び第1596号（2005）の武器禁輸措置に違反する、不法な武装勢力への「支援の提供」を構成する。
- ブテンボ・エアライン（BAL）
BUTEMBO AIRLINES（住所）コンゴ民主共和国、ブテンボ（Butembo）
（特定情報）ブテンボから運営している個人所有の航空会社
（指定の根拠）カンバレ・キソニ（Kambale KISONI）が、モングブワル（Mongbwalu）・ブテンボ間で、FNI（国民主義・統合主義戦線）の金、食糧及び武器を輸送するために、同人の航空会社を使用した。これは、決議第1493号（2003）及び第1596号（2005）の武器禁輸措置に違反する、不法な武装勢力への「支援の提供」を構成する。
- コンゴコム・トレーディング・ハウス
CONGOCOM TRADING HOUSE（住所）コンゴ民主共和国、ブテンボ（Butembo）、電話番号：+253-（0）-99-983-784
（特定情報）ブテンボにおける金の貿易業者
（指定の根拠）同社は、カンバレ・キソニ（Kambale KISONI）に所有されている。キソニは、FNI（国民主義・統合主義戦線）により管理されているモングブワル（Mongbwalu）地区の金の生産をほぼすべて取り仕切っている。FNIは、この生産に課される税金から実質的な収入を得ている。これは、決議第1493号（2003）及び第1596号（2005）の武器禁輸措置に違反する、不法な武装勢力への「支援の提供」を構成する。
- 大湖地域航空会社（コンパニー・アエリエンヌ・デ・グラン・ラック：CAGL）及び大湖地域ビジネス会社（グレイト・レイクス・ビジネス・カンパニー：GLBC）
COMPAGNIE AERIENNE DES GRANDS LACS, GREAT LAKES BUSINESS COMPANY（住所）CAGL：コンゴ民主共和国、ゴマ、モブツ大統領通り（Avenue President Mobutu, Goma）（CAGLは、ルワンダ共和国ギセニ（Gisenyi）にも事務所を所有）、GLBC：コンゴ民主共和国、ゴマ、私書箱315（GLBCは、ルワンダ共和国ギセニにも事務所を所有）
（指定の根拠）CAGL及びGLBCは、既に決議第1596号（2005）の制裁措置の対象とされている個人であるドゥグラス・ムパモ（Douglas MPAMO）により所有される会社である。CAGL及びGLBCは、決議第1493号（2003）及び第1596号（2005）の武器禁輸措置に違反する、武器及び弾薬の輸送を行っていたことがある。