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X線天文衛星「はくちょう」CORSA-b

機体データ

名称(打上げ前) はくちょう(CORSA-b)
国際表記番号 1979-014A
開発の目的と役割 X線星やX線バースト、硬軟X線星雲などの観測
打上げ 日時 1979年2月21日 14時00分
場所 内之浦
打上げ
ロケット
構造 質量 96kg
形状

底部が角錐の八角柱型

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軌道 高度 近地点545km 遠地点577km
傾斜角 30度
種類 略円軌道
周期 96分
主要ミッション機器 すだれX線コリメータ等
運用停止日 1985年4月15日
落下日 1985年4月15日
観測成果 打上げ後の運用は正常に行われ、衛星に搭載したコイルに電流を流し、地球磁場との相互作用を使って衛星のスピン軸を任意の方向に向けることにより、搭載したすだれコリメータによって多数のX線源を観測した。特にX線バースト(中性子星での爆発現象と考えられる)の研究では、国際的に高い評価を受けた。また、国内およびヨーロッパ、南アメリカの天文台との同時観測を行い、中性子星の大きさや自転のふらつきなどの新発見に寄与した。

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「はくちょう」は8つの宇宙X線バースト源を発見し、別のバースト源(ラッピド・バースター)とは異なる異常な活動を観測した。この図は私たちの銀河系のイラストレーションの上にこれらのバースト源の位置を示したものである。これらのバースト源の時間プロフィルも示してある。(横軸の単位は0.75秒)

「はくちょう」は新しいX線星を発見した。そのX線星のある円で囲んだ領域には外国の光学天文学者によって見つけられた「Terzan5」と呼ばれる球状星団がある。このようにX線星の研究のために、光学及び電波望遠鏡を使った国際協同観測が進められている。