絵画・彫刻

財団法人 木下美術館  Kinoshita Museum of Art

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湖国出身の事業家が設立

 1977(昭和52年)、湖国・滋賀の文化発展のために、国道161号線の琵琶湖側湖畔に、湖国初の近代美術館として設立されました。 収集品は、京都画壇を軸とした日本画が中心で、竹内栖鳳、堂本印象、橋本閑雪などの作品を多く所蔵し、横山大観、不染鉄二など東の巨匠の作品や、尾形光琳など江戸期の歴史的作品も所蔵しています。 洋画では、日本洋画の黎明期に活躍し日本洋画界の確立に貢献した浅井忠と岡田三郎助の作品など、美術史上の貴重な作品を所蔵しています。 書蹟は、橋本独山、橋本関雪の大作を展示しております。 立体作品では、中国清朝の衝立、ロダンの弟子ブールデルの自刻像やブロンズ像などがあります。 また考古関係では、鍬形、鎧など平安末期の武具類を所蔵し、国の重要文化財に指定されました。

 当館は、その設立趣旨から、湖国を中心とする地域文化への総合的な支援が、最大の存立目的だと考えています。 具体的には、日曜画家も含む地元の美術家・美術団体や教育・文化関係者の作品発表のため、館内の展示施設や器具を無料で開放するなど、福祉・教育関係者への協力を行っています(団体展ほか特別展開催中は、館蔵品絵画を撤去)。 また、1階ホールも無料で開放しており、若手演奏家が日頃の研鑚の成果を発表するなど、地元音楽家・音楽愛好家のコンサート会場として利用されています。



現在、移転準備中のため休館しています。 お問い合わせは仮事務所(06-6653-0016, Fax06-4309-7654)まで。