番組審議会

放送番組審議会は、放送のもつ公共的使命、放送番組の適正を審査し、番組向上を図ろうという機関です。
yabの放送番組審議会は、県内在住の9名の皆さんで構成され8月と12月をのぞき、毎月1回の定例会として行われています。

委員長

福田百合子 (中原中也記念館長、山口県立大学名誉教授)

副委員長

佐藤國憲 (防府商工会議所顧問)

委員

藤田敏彦(富士商株式会社 社長)
矢野道代(山口大学講師、矢野健康体操研究会会長)
庫本 正(秋吉台科学博物館名誉館長)
吉本秀子(山口県立大学国際文化学部 助教授)
大村愼一(山口県総合政策部次長)
岩崎靖雄(岩崎クリニック院長・医療法人孝仁会理事長)
北沖 弘和(朝日新聞山口総局長)
第143回 番組審議会

開催年月日

平成19年11月27日(火)11:00-12:00

開催場所

山口朝日放送 役員会議室

出席委員名

福田百合子委員長、佐藤國憲副委員長、藤田敏彦委員、庫本正委員、
大村愼一委員、北沖弘和委員

会社側出席者

代表取締役社長 増田信二、常務取締役業務局長 井出泰成、
常務取締役報道制作局長 永田時彦、取締役総務局長(番審事務局長)鴫原正法、
編成業務部長 赤穴泰博、報道制作部副部長 十川賢次、総務局(番審事務局)平井隆光

議事の概要

社長挨拶の後、当日の課題番組「中四国ブロック特番 巌流島ミステリー〜武蔵が消した小次郎の真実〜」について意見交換が行われ、おおむね次のような意見が出されました。
  • 丹念にゆかりの地を訪ねながら、歴史上のエピソードや謎解きを紹介し、人間味あふれる宮本武蔵像や佐々木小次郎像を描いた展開は見応えがあったと感じる。
  • 前回の龍馬に比べて騒がしくなく、真面目で品があり、それでいて堅苦しくなく、武蔵と小次郎のいろいろなエピソードがうまくまとめてあったと思う。
  • ナレーションは深みと臨場感があって非常に良かったとの印象を受けた。
  • 武蔵と小次郎の話は、吉川英治の小説に基づいたフィクションがかなり多いということが、巧みな構成によって大変よくわかる番組であった。
  • 人的・財政的に厳しい制約の中で、地方発信という期待・要請に果敢に挑戦した姿勢は高く評価すべきである。視聴率にめげず、また次に挑戦してもらいたい。

などの指摘が寄せられました。その一方では、

  • シリアスなのかバラエティー仕立てなのか、番組のコンセプトがはっきりしていない、と受け取られたのが視聴率に現れてきているのではないか。
  • 地方からの発信であるなら、在京キー局の物真似でなく、yab独自の面白い発想がもっと出てきてもいいのではないか。
  • 巌流島ミステリーというタイトルよりも、もっと視聴者の興味を引く付け方があったのではないか。
  • 画面に登場した他局の男性アナウンサーの位置付けがよく分からなかった。
  • 二刀流麺やソフトクリームを食べるシーンは、必要だったのかどうか疑問が残る。

といった意見も寄せられました。
なお12月は休会で、次回開催日は1月29日と決定しました。

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