ちょっと私の言葉が足りなかったですね。私がいいたかったのは、家族がいい「と信じて疑わない姿勢」ということです。要は、家族というもののデメリットも生じ得るのに、家族がいいことという前提でしか伝えないことが問題だ、といいたいんです。そして、今現在家族が多いのは、そういう面に耳を傾けなかった人が多かったということでしょう。
別に私はポルポトみたいにやることがいいとも思いません。恵まれた(金銭的に裕福という意味ではなく)親権者がいればそれでいいのだと思います。家族でいることを当然視しすぎて、親としての責任の大きさを前もって自覚しておく人が、昨今なんと減ったことか。児童相談所が役に立たなかった児童虐待がどれだけあったことか。親との共依存で育ってしまった今の成人たちがどんなに苦しんでいることか。そういう現実にいかに対処するかは、個々人の資質を問うだけでは解決できず、起きた場合の対処法を練っておいてこそ機能するものなんです。今まで楽天的に接してきたのは、むしろ多くの国民の側でしょう。
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