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家族の大切さ訴え〜映画「幸福な食卓」舞台挨拶
2007/01/14


 崩壊した家族の再生を描く映画「幸福な食卓」(27日公開)の「女子中高生特別試写会」が13日、東京・新宿明治安田生命ホールで開かれ、主演の北乃きいが舞台挨拶した。北乃は「家族の大切さに改めて気づかされ、心温まる作品。観た後に何か感じ取ってもらえれば」と話した。

 「幸福な食卓」は、1人の少女の視線を通し、家族の崩壊と再生を描く人間ドラマ。瀬尾まいこのベストセラー小説を原作に、主人公の中学3年生・佐和子を北乃が演じる。

 舞台挨拶で北乃は「今までは大人の方に観て感想を頂いていた。きょうは(同世代)の中高生の感想が聞けるのが楽しみ」と笑顔。昨年2〜3月に行われた撮影では「真冬に夏のシーンを撮ったので、口の中に氷を入れて、吐く息が白くならないようにした」とエピソードを披露。会場の受験生に対し「(映画の中の佐和子も受験生だったが)体に気をつけて、勉強頑張ってください」とエールを送った。

×××××


「幸福な食卓」(2007年、日本)

監督:小松隆志
主演:北乃きい
   勝地涼
   平岡祐太
   さくら
   羽場裕一
   石田ゆり子

 1月27日、全国ロードショー。作品の詳細は公式サイトまで。

(遠海安)

     ◇

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舞台挨拶に立った北乃
(撮影:塩田涼)








同上








佐和子を演じる北乃
(c)「幸福な食卓」ASSOCIATES







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[23885] 別にポルポトでなくとも
名前:澤崎一幸
日時:2007/01/14 20:53

ちょっと私の言葉が足りなかったですね。私がいいたかったのは、家族がいい「と信じて疑わない姿勢」ということです。要は、家族というもののデメリットも生じ得るのに、家族がいいことという前提でしか伝えないことが問題だ、といいたいんです。そして、今現在家族が多いのは、そういう面に耳を傾けなかった人が多かったということでしょう。
 別に私はポルポトみたいにやることがいいとも思いません。恵まれた(金銭的に裕福という意味ではなく)親権者がいればそれでいいのだと思います。家族でいることを当然視しすぎて、親としての責任の大きさを前もって自覚しておく人が、昨今なんと減ったことか。児童相談所が役に立たなかった児童虐待がどれだけあったことか。親との共依存で育ってしまった今の成人たちがどんなに苦しんでいることか。そういう現実にいかに対処するかは、個々人の資質を問うだけでは解決できず、起きた場合の対処法を練っておいてこそ機能するものなんです。今まで楽天的に接してきたのは、むしろ多くの国民の側でしょう。

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[23873] 家族という単位は自然的なもの
名前:天地健
日時:2007/01/14 17:26

>家族はいいものだ、という仮定は、少なくとも10年前には崩壊していますよ。


10年前には崩壊してるのに、「『家族はいいものだ』という立場」があるとはこれ如何に。


家族という単位は世界のどのような民族にもあるものであり、これを無理に否定するほうが「思想誘導」だと思いますがね。こういう思想を持つ人が、カンボジアのポルポト政権のように、子供を親から取り上げて国家で育てるみたいなとんでもないことをやらかすわけですね。くわばらくわばら。

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[23864] 家族っていいものですか?
名前:澤崎一幸
日時:2007/01/14 13:20

見てない立場で失礼します。
 家族はいいものだ、という仮定は、少なくとも10年前には崩壊していますよ。家族の崩壊を扱った作品とはいえ、「家族はいいものだ」という立場からすれば、再生を感動的に描くことはたやすいことです。その意味で、この作品もまた思想誘導ですね。
 さすがは、アダルトチルドレンや共依存や嗜癖といった言葉が、意味も理解されずに流行語になるだけで終わった国です。

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