オホーツク海と太平洋に多く生息している。漁はがごにえさを入れ、10〜20メートル間隔に海底敷設し、カニをおびき寄せ捕獲します。現在は資源保護対策で雌ガニと甲羅8センチ未満の雄は採捕は禁止です。
時期はオホーツクでは4月上旬〜12月中旬位まで。


スーパーなどで選ぶ場合は、「若ガニ」と書いてあっても小サイズで結構よいものがあります。
サイズを気にしないで、小さく見えてもなるべく重いものを選びましょう。
また、カニの裏をみて足の付け根、ふんどし(腹部)の朱色が濃いものほど身詰まりが良好。

味噌だけを楽しみたい方には、カニ専門店、市場等で茹で中に爪や足がとれて商品にならないモノを「だるま」と称して5コで1500円程度で売っています。爪と足が無いだけで味噌は抜群に入っています。私は足を食べるのは面倒なのでこれで十分満足します。

本州方面への贈り物に使う場合、無理して高額のカニを買うのはおすすめできません。姿が見事でも中身はお粗末極まりない場合があります。試食でうまいのを食わせておいて、送るのはあまり良くないのをおくる店もあります。品物は自分で確認した方がよいでしょう。型にこだわるとまず失敗します。それでは贈り物として納得いかない場合は、タラバガニのほうが良いでしょう。


甲羅が黒変している。(甲羅の中で味噌が飛び散っており。黒っぽい味噌でうまくない。)
甲羅の色が冷凍やけで薄くなっている。(身に水分が無くぱさぱさしている。)
水分がトレーにたまっている。(冷・解凍の繰り返しをしてカニのうまみが逃げている。)
 また、カニの冷解凍は一回が原則です。長期間冷凍しているものでもパックに入れればその日が加工日です。 冬場は特にそのようなカニが売られています。
甲羅にヒビが入っている。
クリガニの体にケガニの甲羅が被せてある。(あり得ないかもしれませんが)
塩気はふんどし(腹部の部分)をなめて確認するのもよいでしょう。(スーパーではできせんね。)


根拠はありませんが8cm前後のものが一番旨いと思います。
それは経験上明らかで味噌が堅く水気も少なく身もしまっています。


毛ガニのメスは禁漁ですので、かごにはった場合は海に返されます。
ただし、輸入モノのカニの中に希に含まれていたり、密漁と思われるものが「めガニ」と呼ばれて流通している時があります。( とても美味しい)


非常に個人的な感想ですが、オホーツク(雄武、枝幸沖)で捕れる8cm前後が一番美味しいと思います。
漁業関係者(私も含めて)は、「日高のカニがうまい」とか「いや、オホーツクだ」とか言いますが、科学的根拠はありません。

※上記文章はミソ(内蔵類)が充実しているか否かを中心とした見解ですのでご了承下さい。