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総合TOP > 洋楽TOP > ジャンル別 > ジャンル虎の穴 > Vol.34 ブルーノート特集 BLUE NOTE

【ジャンル虎の穴】ブルーノート特集 BLUE NOTE

ジャズ・レーベル名門中の名門ブルーノート! 歴史的名盤を数多く生み出し、今も新たなファンを生み続ける、ジャズの世界遺産ブルーノートを大特集!

老舗のジャズ喫茶が無くなるという話がよく新聞に載ったりするが、60年代から70年代に青春真っ只中だった音楽ファンにとって、ジャズ喫茶は生活の一部だった。ロックのレコードしか買わないくせに何故かジャズ喫茶には通ったものだ。そんなジャズ喫茶で気になるジャケットを良く見てみると、ほとんどがブルーノートのレコードだったりする。ジャケット・デザインに統一感があり、センスがジャズそのもののような気がした。ジャケットを見ているだけで音が聴こえてくるような感じにさせる。

ブルーノートは、ベルリン生まれでアメリカに移住したアルフレッド・ライオンによって1939年1月にニューヨークの小さなジャズ専門のレーベルとしてスタートした。30年代のスイング・ジャズ全盛から、40年代のビバップ革命を経て、47年にはセロニアス・モンクの初リーダー作がブルーノートで録音され、モダン・ジャズ・レーベルとしての頭角を現す。ジャズ・ファンにとって最もコレクションの価値があるブルーノート1500番台がスタートするのは56年、アルフレッド・ライオンが最も愛するアーティスト、マイルス・デイヴィスが1番(1501)だった。58年には4000番台がスタート。ハード・バップからソウル・ジャズ、新主流派の出現と見事に時代を切り取っていく。

ブルーノートに多くの作品を残した、アート・ブレイキーホレス・シルヴァーリー・モーガンハンク・モブレーなどのハード・バップを代表するアーティストから、数枚(1枚だけも)のアルバムだが、しっかりとブルーノートに足跡を残すジョン・コルトレーンソニー・ロリンズ、モンク、マイルス、クリフォード・ブラウンバド・パウエルといったモダン・ジャズ・ジャイアンツ達。新主流派として一時代を築き、現在も活躍するハービー・ハンコックウェイン・ショーターなど、ブルーノートの歴史はそのままモダン・ジャズの歴史でもある。

そのブルーノートの顔とでもいうべき録音エンジニアが、ルディ・ヴァン・ゲルダー(RVG)。この人なくしてブルーノートの音はあり得なかった。そのルディが新たにデジタル用にリマスターを手掛けた復刻CDシリーズが98年からスタートしている。限りなくオリジナルLPレコードに近づいた音は、アナログしか聴かないファンにも納得いただけるはずだ。

67年にアルフレッド・ライオンはブルーノートを退く。ブルーノートは85年からEMI傘下に入り、新録音を手掛けるレーベルとして復活した。現在、ノラ・ジョーンズなどのスターを輩出していることは皆さんご存知だろう。
(Text/遠藤哲夫)


■代表アーティスト

疾風のように現れて、34歳でこの世を去ったリー・モーガンは、ハード・バップそのもののような、どこか危険で、それでいてたまらなくピュアな匂いがつきまとう。18歳で初リーダー作『インディード!』を吹き込み、矢継ぎ早に『Vol.3』『キャンディ』といった名作をものにする。特に『キャンディ』はワン・ホーンによる唯一の作品で、軽やかでキュートな演奏が楽しめる。その後の、ジャズ・メッセンジャーズの『モーニン』やコルトレーンの『ブルー・トレイン』への参加も忘れられないが、ジャズ・ロックの先鞭をつけた『ザ・サイドワインダー』が最大のヒット作となる。歯切れのいいスピード感は人生の勢いそのままだった。

ALBUM
『Candy』

1958年 Release

ALBUM
『Volume 3』

1957年 Release

 

最後のモダン・ジャズ・ジャイアンツとも呼ばれるように、今も現役で活動を続ける天才インプロヴァイザー、ソニー・ロリンズ。51年に初リーダー・セッション(『ソニー・ロリンズ・ウィズ・MJQ』)を行い、56年にクリフォード・ブラウン&マックス・ローチのコンボへの参加を経て、“サキコロ”こと、歴史的名盤『サキソフォン・コロッサス』が吹き込まれた。ブルーノートに移籍するのはこの後で、『Vol.1』『Vol.2』(ジャケットが素晴らしい)に続いて『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』を57年に録音、ピアノレスのトリオ編成による豪放なロリンズのプレイが圧巻だ。ブルーノート最後のアルバム『ニュークス・タイム』もアドリブが冴え渡る。

ALBUM
『VOL.2』

1957年 Release

ALBUM
『Newk’s Time』

1958年 Release

 

セロニアス・モンクと並ぶモダン・ジャズ・ピアノの開祖であり、その超絶的技巧で天才と狂気の紙一重とも呼べる演奏を残したバド・パウエル。ルーストに吹き込んだ初リーダー作『バド・パウエルの芸術』(47年)はピアノ・トリオのバイブルと言えるものだが、47年〜51年にかけてがパウエルが頂点を極めた時期である。49年にブルーノートに吹き込んだ『アメイジング・バド・パウエル第1集』の「Un Poco-Loco」の3テイクの緊迫感は鬼気迫るものがある。その後、精神障害に苦しみ、以前のような閃きを失ったパウエルであるが、「クレオパトラの夢」の超人気曲を含む『ザ・シーン・チェンジズ』において、より歌心のある演奏を聴かせた。

ALBUM
『THE AMAZING BUD POWELL VOL.1』

1949年 Release

ALBUM
『THE AMAZING BUD POWELL VOL.2』

1949年 Release

 

アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
『MOANIN’』

1958年 Release

ブルーノートの黄金期をともに歩んだ偉大なドラマー、そして“ジャズ道場”ともいえるジャズ・メッセンジャーズを率いて数多くの有能なミュージシャンを送り出した最良のコンボ・リーダーがアート・ブレイキーである。ハード・バップの原型となった『バードランドの夜』から、オリジナル・ジャズ・メッセンジャーズでの『カフェ・ボヘミア〜』は歴史的名演。その後、メンバーを一新してファンキー・ジャズの真髄を伝えたのが『モーニン」で、タイトル曲は‘そば屋の出前持ちも口づさむ’という逸話が残された程大人気だった。59年以降はウェイン・ショーターが加わり『モザイク』や『スリー・ブラインド・マイス』といった名盤を残している。

ALBUM
『AT THE CAFE BOHEMIA VOL.1』

1955年 Release

ALBUM
『A NIGHT AT BIRDLAND VOL.1』

1954年 Release

 

ブルーノートを代表するギタリストといえばリーダー作を20枚以上残しているグラント・グリーンをおいて他にいないだろう。近年はレア・グルーヴ人気で再評価が進み、70年の『アライヴ!』などはクラブ需要が高い1枚だ。ソウルフルでホーンライクなシングル・トーンが特徴のグリーンだが、ボビー・ハッチャーソンとジョー・ヘンダーソンという新主流派を迎えた『アイドル・モーメンツ』は独自の面白さがある。本来のゴスペル〜ブルース・テイストを求めるなら『フィーリン・ザ・スピリット』がおすすめ。オルガン奏者と組んだアルバムでは、ラリー・ヤングとの『トーキン・アバウト』(64年)が評価が高い。アーシーでグルーヴィなプレイが肉感的だ。

ALBUM
『Grantstand』

1961年 Release

ALBUM
『ALIVE!』

1970年 Release

 

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■Trumpet

 

[ジャケット画像]

マイルス・デイヴィス
『Volume One』

1952年 Release

 

ビパップから脱皮した『クールの誕生』(49年)とハード・バップ宣言といえる『ウォーキン』(54年)の間、マイルスが麻薬と格闘していた時期にブルーノートに録音された2枚のアルバム。「Dear Old Stockholm」での哀切感が胸を打つ。ブルーノート栄光の1500番台の最初の1枚だ。

 

[ジャケット画像]

ドナルド・バード
『Fuego』

1959年 Release

 

クリフォード・ブラウンを継ぐトランペッターとして50年代には数え切れないセッションに参加、トランシジョンでの3枚を経て、ブルーノートで初リーダー作『オフ・トゥ・ザ・レイシス』を録音。本作『フエゴ』はファンキー・ジャズを代表する1枚。デューク・ピアソンのピアノもいい。

 

[ジャケット画像]

ケニー・ドーハム
『Afro-Cuban』

1955年 Release

 

『静かなるケニー』に代表される憂いを帯びたトーンが人気のケニーであるが、初代ジャズ・メッセンジャーズでも活躍したように、『カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ』と前後して吹き込まれたこのブルーノート第1作目はエキゾチックな快作。「Afrodisia」はクラブで再評価!

 
 

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■Tenor Sax

 

[ジャケット画像]

ジョン・コルトレーン
『Blue Train』

1957年 Release

 

55年にマイルス・デイヴィス・クインテットに参加、57年からプレスティッジにリーダー作を残すが、その時期にブルーノートに吹き込んだ唯一のアルバムが本作。ハード・バップ的なリラックス感とスピード感が同居する大傑作で、この2年後の『ジャイアント・ステップス』で新たな領域に突入。

 

[ジャケット画像]

デクスター・ゴードン
『Our Man In Paris』

1963年 Release

 

40年代後半のビ・バップ時代から活躍するデクスター・ゴードンが、61年にブルーノート移籍。『ゴー』と並ぶ人気盤となったのが、パリに渡り旧知のバド・パウエル等と吹き込んだ本作。豪快なブローとバラードにおける叙情性はまさしくゴードン節。映画『ラウンド・ミッドナイト』にも主演した。

 

[ジャケット画像]

ジョニー・グリフィン
『Introducing』

1956年 Release

 

超速吹きで、飛ばしに飛ばしまくるジョニー・グリフィンのブルーノート第1作。冒頭の「Mil Dew」だけで、そのエネルギッシュな凄さがわかるはず。ウィントン・ケリー、マックス・ローチのバックも素晴らしい。4管による壮絶なバトルは次作『ブローイング・セッション』で堪能できる。

 
 
 

[ジャケット画像]

ハンク・モブレー
『Dippin’』

1965年 Release

 

ジャズ・メッセンジャーズで活躍後、60年録音の『ソウル・ステーション』を最高傑作とするファンが多いが、この『ディッピン』もボッサ・ジャズの超有名曲「Recado Bossa Nova」を収録していることで人気が高い。テナーのミドル級チャンピオンと呼ばれるようにふくよかな丸みのある音が魅力。

 

[ジャケット画像]

ジョー・ヘンダーソン
『PAGE ONE』

1963年 Release

 

ウェイン・ショーターと並ぶ新主流派のテナー奏者とされるが、リー・モーガンの「ザ・サイドワインダー」への参加や、本作収録のラテン・リズムの「Blue Bossa」や「Recorda Me」の人気が高いことで、どこか元気ハツラツなイメージが強い。モダニズムの根っこにしっかりとソウル・フィールを持つ。

 

[ジャケット画像]

ウェイン・ショーター
『JUJU』

1964年 Release

 

60年代後半のマイルス・バンドで活躍し、並行してブルーノートにも数多くのリーダー作を残し、そしてウェザー・リポートを結成するショーター。コルトレーンからの影響も伺えるが、ミステリアスな要素を含む創造性は圧倒的だ。ソプラノ・サックスに持ち替えての『スーパー・ノヴァ』も衝撃的だった。

 
 

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■Alto Sax

 

[ジャケット画像]

キャノンボール・アダレイ
『SOMETHIN’ ELSE』

1958年 Release

 

ブルーノートが誇る永遠の名盤。キャノンボールのリーダー作であるが、実質的にはマイルス・デイヴィス作品といえるもの。「Autumn Leaves(枯葉)」のミュート・プレイの素晴らしさは語り草だ。本作の約1年後には、キャノンボールも参加している、マイルスの『カインド・オブ・ブルー』が録音される。

 

[ジャケット画像]

ジャッキー・マクリーン
『JACKIE’S BAG』

1959年 Release

 

チャーリー・パーカーをアイドルに修行を重ねたマクリーンのアルトは、多感でひたむきな輝きに満ちている。時に反抗的にも響く、青っぽさが魅力ともいえる。本作ではティナ・ブルックスとの共演による熱いフレーズが印象的。62年には新主流派宣言でもある『レット・フリーダム・リング』を発表。

 

[ジャケット画像]

ルー・ドナルドソン
『BLUES WALK』

1958年 Release

 

アート・ブレイキーの『バードランドの夜』(54年)で、パーカー派として一躍その名を轟かせたルー・ドナルドソンだが、本作ですでにソウル・ジャズ的なリズムを取り入れ、「Blues Walk」をはじめリラックスした演奏を聴かせた。その後はオルガンを加え、『アリゲイター・ブーガルー』の大ヒットを放つ。

 
 

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■Piano/Organ

 

[ジャケット画像]

ソニー・クラーク
『COOL STRUTTIN’』

1958年 Release

 

日本では、ジャズ喫茶でかからない日はなかったというくらい人気盤だった『クール・ストラッティン』。アメリカではほとんど評価されていないアルバムらしいが、やはりジャケットの洒脱さと、「Blue Minor」の哀愁のせいだろうか?コルトレーンが参加した『ソニーズ・クリブ』(57年)も緊張感のある名作。

 

[ジャケット画像]

ホレス・シルヴァー
『FINGER POPPIN’』

1959年 Release

 

ジャズ・メッセンジャーズから独立したシルヴァーは、56年の『6ピーシズ・オブ・シルヴァー』を皮切りに、『ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ』『ソング・フォー・マイ・ファーザー』等の名作をブルーノートに残す。本作の「Finger Poppin'」などで聴ける、アーシーで親しみやすいメロディが魅力。

 

[ジャケット画像]

デューク・ピアソン
『Sweet Honey Bee』

1966年 Release

 

ブルーノートの隠れ人気ピアニストと呼ばれたデューク・ピアソン。それは59年の『テンダー・フィーリンズ』の清冽な印象によるものかもしれないが、ファンキーさの裏側に知的さを感じさせるのも特徴だ。その意味で、ソウル・ジャズ時代の本作もサウンド・クリエイターとしての才能を遺憾なく発揮している。

 
 
 

[ジャケット画像]

ハービー・ハンコック
『Maiden Voyage』

1965年 Release

 

ビル・エヴァンス以降の最も重要なピアニストとも言われるハービー・ハンコック。新主流派としての『テイキン・オフ』『処女航海』『スピーク・ライク・ア・チャイルド』などは、忘れ難い名作である。当時、『処女航海』の眩いばかりのリリシズムに、ジャズの美しさを再発見した音楽少年も多いはず。

 

[ジャケット画像]

セシル・テイラー
『Unit Structures』

1966年 Release

 

フリー・ジャズのパイオニアであるオーネット・コールマンと並び、絶大な影響力を持ったのがセシル・テイラーである。66年に録音された本作と『コンキスタドール』は、無秩序なインプロヴィゼーションの中に構成美とカタルシスをもたらしている。創造と同時に破壊する、その奔放なコラージュが本作か?

 

[ジャケット画像]

ジミー・スミス
『Live At Club Baby Grand Vol.1』

1956年 Release

 

モダン・ジャズ・オルガンの偉大な創始者ジミー・スミス。初リーダー作は56年の『ア・ニュー・サウンド、ア・ニュー・スター』で、以降63年にヴァーヴに移籍するまでブルーノートに20数枚のアルバムを残す。本作はジミーにとって最初のライブ録音であり、爆発力をともなったワイルドな味わいは圧倒的。

 
 

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■Guitar etc.

 

[ジャケット画像]

ケニー・バレル
『MIDNIGHT BLUE』

1963年 Release

 

ブルージーな味わいと都会的なセンスで、グラント・グリーンとは違った個性でブルーノートを代表するギタリスト、ケニー・バレル。コンガが入ったアーシーな『イントロデューシング〜』(56年)も面白いが、スタンリー・タレンタインを加えた本作の猥雑さとクールさが同居する味わいもまた格別。

 

[ジャケット画像]

ボビー・ハッチャーソン
『DIALOGUE』

1965年 Release

 

ヴィブラフォン奏者といえばミルト・ジャクソン、ゲイリー・バートンがすぐに思い浮かぶが、黒さの中に知性を感じさせるボビー・ハッチャーソンがブルーノートに残したアルバムも名作揃い。ハービー・ハンコックと一緒の『ハプニングス』と共に、2管を加えてサウンドの色彩豊かに仕上げた本作も必聴だ。

 

[ジャケット画像]

ポール・チェンバース
『Bass On Top』

1957年 Release

 

ベーシストでブルーノートにリーダー作を残しているのは、このポール・チャンバースだけだ(それも3枚も!)。本作はベーシストにとって教則本のようなアルバムであり、驚異のベース・ソロが次から次へと出てくるが、ケニー・バレルを加えてのハード・バップ・コンボとしても楽しめる。

 
 

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