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競馬ウィークリー

秋の大激戦 軍配上がるのは

2008年9月12日

  • 筆者 有吉正徳

 新潟や小倉競馬場で行われていた夏競馬が終わり、今週末からは中山、阪神競馬場に舞台を移して秋競馬が始まる。暮れの有馬記念まで続くG1競走を狙う馬たちの動きも本格化してきた。

 14日のセントウルS(阪神、芝1200メートル)は短距離路線のG1競走スプリンターズS(10月5日、中山)を目指すグループにとっての重要な前哨戦となる。

 実績で他をリードしているのがスズカフェニックスとファイングレインだ。ともに高松宮記念を制したG1馬。夏を休養に充て、エネルギーを補給して秋に備えた。スズカフェニックスは阪神の芝コースでは3戦して1勝、2、3着が各1回と4着以下がない。ファイングレインも1200メートルで4戦全勝の負け知らずだ。

 ただ、こうした先を見越したグループに対し、夏の総決算にかけるグループも存在する。

 タニノマティーニ、カノヤザクラ、シンボリグランらだ。いずれも7月の函館スプリントSから始まった「サマースプリントシリーズ」で獲得ポイント上位の位置におり、総合優勝の可能性を持っている。サマースプリントシリーズが争われた過去2年は夏に実戦をへたグループがセントウルSを制している。今年はどちらのグループに軍配が上がるだろうか。

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