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朝青龍に強制帰還命令

 朝青龍に強制帰還命令が下された。大相撲夏巡業を休場するため、腰の疲労骨折で全治6週間の診断書を提出しながら、モンゴルに帰国しサッカーに興じていた横綱・朝青龍(26)=高砂=に対し、師匠の高砂親方(元大関・朝潮)は26日、愛知・蟹江町の同部屋宿舎で、週明けに日本へ戻るよう命令したことを明かした。朝青龍はこれに従い、30日にも来日し、北の湖理事長ら協会幹部に前代未聞の行動などについて説明する。

 “仮病疑惑”の横綱に強制帰還令が発動された。腰を疲労骨折しながらモンゴルで、サッカー元日本代表の中田英寿氏とボールを蹴る姿がテレビで放送された朝青龍。前代未聞の行動が発覚してから一夜明け、高砂親方は「サッカーしているのに巡業に出られないのはおかしい。日本に帰って来るよう本人に伝えた」と明かした。

 同部屋関係者によると師匠の帰還令を受け朝青龍は、30日にも来日することを決断。まずは協会に出向き、北の湖理事長に一連の行動の経緯を説明。夏巡業を休むための仮病とも取られかねない軽率な行為を謝罪する。一方で高砂親方が「骨折なら入院しないといけない」と話しており、来週中に都内の病院で再検査を受け、検査の結果次第では8月3日の群馬・富岡市から始まる夏巡業を休んで入院し腰の治療に専念する。

 北の湖理事長は名古屋市内で「診断書が出ているのにサッカーをしていること自体がおかしい」と不快感をあらわにした。ただ、処分に関しては明言を避け「師匠が朝青龍を連れて私のところに説明に来るだろう」と、来日後に親方と本人から説明を受けた上で判断する姿勢を見せた。

 ただ、巡業部では大島部長(元大関・旭国)が「本来、優勝した力士が直後の巡業を休むことはあってはならないこと。このまま何も(処分が)ないでは済まされない」と問題視。27日に巡業部の親方衆を招集して緊急会議を開き対応を協議する。巡業部から処分を求める声が出ることは予想される。週末から朝青龍が来日する週明けにかけ、事態は緊迫した展開を迎える。

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(2007年7月27日06時07分  スポーツ報知)

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