TOPIXの説明

TOPIXの説明

TOPIXという言葉を聞いたことがあるでしょうか。東京証券取引所市場第一部上場の全日本企業の株価指数のことです。Tokyo Stock Price Indexが正式名です。1968年1月4日を基準日としてその日の時価総額に対する割合で表現されます。現在の時価総額の増減をポイントで見ることができますから、株価の動向を知るという意味で重要な指数となっているのです。東証株価指数としてTOPIXは、毎分毎に計算された値が公表されています。

日経平均株価について

TOPIXと同じように経済的な指数として、日経平均株価というものもあります。この日経平均株価は東京証券取引所市場第一部に上場している225銘柄を使った株価指数となっています。日本経済新聞社が公表しているものです。日本を代表する企業における平均株価をあわわしています。225銘柄は固定ではなく毎年一部の入れ替えが行われています。

東証業種別株価指数の説明

東京証券取引所市場第一部に上場している銘柄を業種別に分けた株価指数があります。業種は33に分けられており水産・農林業、鉱業、建設業、食料品、繊維製品、パルプ・紙、化学、医薬品、石油・石炭製品、ゴム製品、ガラス・土石製品、鉄鋼、非鉄金属、金属製品、機械、電気機器、輸送用機器、精密機器、その他製品、電気・ガス業、陸運業、海運業、空運業、倉庫・運輸関連業、通信業、卸売業、小売業、銀行業、証券、商品先物取引業、保険業、その他金融業、不動産業、サービス業がそれです。東証業種別株価指数といいます。

TOPIXの特徴について

TOPIXの特徴としては市場の全体の動きを表していることが一番と言えます。東京証券取引所市場第一部に上場している銘柄すべてが対象だからです。機関投資家の運用成績を調べる手段として最適です。時価総額の市況変動に応じた増減が示されているのです。上場株式数に応じた重みをつけて計算されていますから、上場株式数が少ない銘柄の株価の影響は少なくなるように考慮されています。

ベンチマークとしてのTOPIX

指標銘柄といった比較を行う時の指標とする数字のことをベンチマークと言います。投資家の間ではベンチマークという場合は運用の目標値の意味合いで使用されます。東証株価指数のTOPIXを、たくさんの機関投資家がベンチマークとして使用しています。東証株価指数であるTOPIXをベンチマークとすることで、運用の業績がどの程度成功を納めたのか、どの程度の損失を与えたのかが客観的にわかるのです。また、東証株価指数との比較からこれからのリスクというものも判断できます。