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  • 地震速報は「機能発揮」  情報伝達に課題も

     静岡県で震度6弱を観測した11日の地震で、気象庁は揺れの直前に予想震度を知らせる「緊急地震速報」を発表。6弱だった地点の一部では、速報から揺れの到達まで4秒程度の猶予時間があったとみられ、同庁は「警報としての機能を発揮できた」としている。

     一方、速報は放送などを通じて発表されたが、地震発生は早朝で、地震防災対策強化地域判定会の阿部勝征会長は「テレビを見ていた人は、あまりいなかったと思う」と指摘。地震速報はテレビやラジオをつけていなければ入手困難で、情報伝達に課題を残した。

     気象庁によると、速報発表は地震の初期微動(P波)検知から3・8秒後。震源は海域だったが陸に近く、周囲に観測点が多かったこともあり迅速だった。震度6弱の焼津市や5強の静岡市駿河区は震源に近く速報は間に合わなかったが、6弱だった伊豆市では強い揺れの到達まで約4秒、御前崎市は約2秒の余裕があったとみられる。

     最大震度4だった東京は約30秒の猶予時間。インターネットを使って気象情報会社から緊急地震速報を入手し、転倒の危険性が高いたんすなどのない廊下に避難した人もいたという。

      【共同通信】
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