バス停名「八戸中心街ターミナル」に統一(2010/02/16)
 八戸市営バスと南部バス、十和田観光電鉄の3社は4月1日から、相互乗り入れする八戸市中心街のバス停5カ所の名称を「八戸中心街ターミナル」として統一し、同じ乗り場番号を設定する。中心街を一つのバスターミナルとして位置付け、市外からの来訪者にも分かりやすい交通サインシステムを整備。低迷するバス利用の拡大につなげたい考え。
 
 15日、市庁で開かれた市地域公共交通会議(会長・武山泰八戸工大教授)で、市側が報告した。
 市中心街ではこれまで、バスターミナルの建設構想が何度か持ち上がったが、一方通行の関係などから実現に至っていなかった。
 また、停留所ごとに行き先が異なり、同じバス停でも名称が違う所があるため、「乗り場や行き先が分かりにくい」との指摘が以前から寄せられていた。
 名称の統一は、公共交通や中心市街地の活性化・再生策として、市などが中心となって検討を進めた。各バス停の標柱は、乗り場番号が目立つ統一デザインを採用する予定。乗り場番号は、(1)三日町(2)八日町(3)中央通り(4)朔日町(5)六日町―とする。
 また、3事業者はバスの方向幕に方向別のアルファベットと路線番号を組み合わせた「ナンバリングシステム」を市内の路線に導入する予定。
 一方、南部バスは4月1日から、ショッピングセンターが集積する江陽・沼館地区と住宅地の河原木・石堂地区を結ぶ「お買い物ライナー・河原木団地線」(仮称)、中心街・本八戸駅からフェリー埠頭(ふとう)までの直行便「シルバーフェリーシャトルバス」を新設する。

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