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振り込め詐欺

※※ 詳しくは、こちらから ※※
 
 
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「オレオレ詐欺」とは・・・

「おれだよ、おれ。」と電話をかけ、電話に出た者がうっかり「○○ちゃん?」などと問い直すと、「そう、○○。実は事故にあっちゃってお金が必要になった。すぐにお金を振り込んで。」などと言い、指定した銀行等の口座に現金を振り込ませるやり口からその名前がついた“詐欺”事件です。

こちらから振り込め詐欺の様子を聞くことが出来ます
 

犯行の手口あれこれ

 

振り込め詐欺の手口

 お金が必要な理由は、借金の返済、事件(他人にケガをさせた、高価な物を壊した)や交通事故の示談金、弁済費など様々。
【例】  「お母さん(お父さん)、お金をすぐに振り込んで。副業で浄水器の仕事をしていたんだけど資金繰りがうまくいかなくて会社のお金を使い込んでしまったんだ。今、会社に監査が入っているから、ばれたら警察沙汰になって逮捕される。会社もクビになる。たすけて。」
 
 「お母さん(お父さん)、お金を貸して。すぐにお金を返さないといけないんだ。」、「友達が借金するときに保証人になってしまった。友達が返済できないので、自分が返済することになった。」
 
 警察官や弁護士、鉄道関係者を名乗って、痴漢による逮捕を免れるための示談金を請求する。
【例】  「△△警察の□□です。お宅のご主人(お子さん、お孫さん)が電車内で痴漢をして逮捕されています。相手の人が示談にしてもいいと言っていますので、至急○○○万円を振り込んでください。」、「すぐに振り込まないとマスコミにばらすぞ。」と言って困惑させる場合も。

騙しのテクニック

 事前に身内を名乗り「携帯電話の番号が変わったから控えておいて」等と連絡しておき、電話番号を控えさせ、騙しの電話をするときの警戒感を払拭させる。
 
 あらかじめ、「風邪をひいて声が変だと思うけど・・。」と言っておき、相手に疑問を抱かせない。
 
 複数の人が登場する劇団型で、もっともらしく話を展開する。 イラスト
1  ご主人やお子さん、お孫さんなど、身内を装う者
2  警察官や弁護士、鉄道関係者を装う者
3  痴漢の被害者の身内や交通事故の当事者を装い、被害を受けたと主張する者
など、役割を分担し、実に巧みなグループワーキングで金銭をだまし取ろうとします。人を不安に陥れるようにもっともらしくストーリーが展開され、また、タイミングよく相手が電話を変わるので、そのペースに巻き込まれてしまい、冷静に考える余裕をなくして、オレオレ詐欺の手口を知っている人でもだまされてしまうのです。
 
 銀行等の閉店間際に振り込みを要求してきて、「時間がない」と言って急がせる。
 
 銀行の振り込みだけでなくバイク便業者や直接代理人を自宅に向かわせ、現金を手渡しさせたり、定形小包郵便物(通称「エクスパック500」)による送付等の受け渡し方法を指定してくる場合もあります。
 
 振り込みを確認した後、さらに振り込みを要求してくる犯人もいます!!
 (これは、一度お金を振り込んだことにより、「この人からはお金が取れる」と思われてしまうからです。)
 

「架空請求詐欺」、「融資保証金詐欺」、「還付金等詐欺」とは

架空請求詐欺  郵便、インターネット等を利用して不特定多数の者に対し、架空の事実を口実とした料金を請求する文書等を送付するなどして、現金を預金口座等に振り込ませるなどの方法によりだまし取る手口です。
融資保証金詐欺  実際には融資しないにも関わらず融資する旨の文書等を送付するなどして、融資を申し込んできた者に対し、保証金等を名目に現金を預金口座等に振り込ませるなどの方法によりだまし取る手口です。
還付金等詐欺  税務署や区役所等を名乗り「税金や医療費等を返還します」「今日が手続きの締め切りです」「ATMで手続きができます」等とコンビニエンスストアー等に設置してあるATMに行かせ、携帯電話で還付手続きを指示するふりをし、実は犯人の口座にお金振り込む手続きをさせる手口です。
 
こんなメールに要注意!
携帯電話にきた請求メールに要注意!
 携帯電話に「総合情報サイト情報料未納」・「退会手続がされていない」・「個人情報削除金」等、心当たりのない請求メールが来た場合架空請求詐欺の疑いがあります。
 メール記載の連絡先に電話をした場合「給料・財産を差し押さえる」・「法的処置をとる」・「このままだと料金が増える」等と、現金の振り込みを要求されます。
融資を誘うダイレクトメールに要注意!
 「簡単審査・低金利」「だれでも融資・担保不要」等が記載されたDMが自宅に届いた場合融資保証金詐欺の疑いがあります。
 DM記載の連絡先に電話をした場合「保証金が必要」・「信用実績をつくるため」・「返済能力を確認する」等と、現金の振り込みを要求されます。
消費者生活相談センター等になりすましたハガキに要注意!
 自宅に「料金の未払い・契約不履行」「管轄裁判所に訴状申し立て」「差出人○○消費者生活相談センター」等と心当たりのないハガキ・手紙が届いた場合、架空請求詐欺の疑いがあります。
 ハガキ等に記載されている連絡先に電話をした場合、「料金未払い・契約不履行 で裁判になっています。」「弁護士を紹介します」等と言われ、弁護士になりすました者から現金の振り込みを請求されます。
 このようなメールを受け取った方はこちらから情報を求めます。
 

被害にあわないための防犯対策

 ご家族の連絡先を知っていますか?この種の電話を受けたときは、それが事実かどうか確認しなければなりません。
 そこで、緊急時の連絡先として、本人の携帯電話番号や勤務先の電話番号、友人の連絡先などを把握しておき、いつでも確実に連絡が取れるようにしておきましょう。
  
 電話がつながらない、連絡先がわからないなどで、連絡が取れない場合には、すぐに警察に相談してください。
 定額給付金を語った、還付金等詐欺に気をつけましょう。
役所を名乗り、ATMを操作させお金を返しすことははありません。
「役所」「還付金・給付金」「携帯持ってATM」と電話がかかってきたら警察に相談してください。

事実かどうか、必ず確認しましょう。
 

電話を受けた方へ

 動揺しない、慌てない。
 電話を切ったあと、すぐに事実を確認する気持ちでいてください。
  
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 電話を受けたとき、この話を思い出し、「詐欺かもしれない!」と疑ってみてください。
 
 警察が示談の仲介をすることはありません。
 
 弁護士や保険会社が事故、交通事故直後に示談金の振込みを勧めることはありません。
 
 すぐにお金を振り込まない。
 お金を振り込む前に、自分の家族や親戚又は警察に相談してください。

 
 脅迫めいた言動を受けることもありますが、毅然とした態度で接し、すぐに警察に通報してください。
 
 不審に思うことや心配に思うことがあれば、すぐに警察に連絡してください。
  
 警視庁の各警察署では、「オレオレ詐欺」等の防犯対策に関し、防犯教室やキャンペーンなどで防犯指導を実施しています。「オレオレ詐欺」がどんなものかイメージしにくい方は、ぜひ、参加してみてください。

振り込め詐欺撃退カード
振り込め詐欺撃退カード
 

ご両親・身内の方が「振り込め詐欺」の被害にあわないために

 被害をなくすには、家族や社会が「振り込め詐欺」を許さない環境づくりが大切です。
 
 最近、別居しているご両親や身内の方と話していますか?
 「そういえば、最近あまり話をしていない。」という方は連絡をとり、近況だけでなく、振り込め詐欺の手口を話していただき、被害にあわないように注意を呼びかけてください。
 そのときに「合言葉」を決めたり、「ATM利用限度額の引き下げ」を勧めてください。
 いざというときに役に立ったり、被害を最小限にすることに効果があります。
  
合言葉 合言葉を決めておきましょう!
・ 家族や身近な親戚しか知らない事実
・ 慌てていても簡単に思い出せること
・ 絶対に忘れない言葉、出来事
 
  「慌てて忘れた」、「そんなことより」、「今、それどころではない」等と言って合言葉よりも、自分の言いたいことを優先させるときは、ためらわず電話を切りましょう。それは、十中八九「振り込め詐欺」と考えてよいでしょう。
 犯人は、同級生名簿等を入手して、住所や電話番号、家族の名前を知っている可能性があるので、そのような情報だけで信じることのないように、
 ・ 結婚記念日
 ・ 旅行の思い出
 ・ 好物、嫌いな食べ物
など、学校名簿、会員名簿等に公開していない事実を選びましょう。

「ATM利用限度額の引き下げ」
  一日にATMで引き出し、振り替え等の手続きできる金額を引き下げましょう。万が一被害に遭った時、被害額を最小限にすることができます。手続きは金融機関によって異なります。お近くの金融機関にお問合せ下さい。
 

振り込め詐欺撃退法


イラスト 振り込め詐欺は、ご両親や身内の方がお子さんやお孫さんを心配する心の隙に入り込み、多額の現金を振り込ませる悪質な犯罪です。
 少しでも「なにかおかしい?」と思ったら最寄りの警察に連絡してください。

まず確認!あわてないで!冷静に!

 被害にあわれている方のほとんどは、
「振り込め詐欺については知っていたが、まさか自分が被害にあうとは思っていなかった。」
と話しています。
「携帯電話の番号が変わったから控えておいてよ。」
などと、あらかじめうその携帯電話番号を電話で伝えて、後日その電話番号にかけさせる悪質巧妙な手口が増えていますので、人ごとと思わず、冷静な判断ができるときに、撃退法をご家族で検討してください。
 

その1
留守番電話の活用
 常時「留守番電話」にセットしておき、電話がかかってきてもとりあえず「留守番電話」で受けましょう。身内の方と「合言葉」を決め、相手が確認できたら受話器を取りましょう。
 留守番電話のメッセージを吹き込み直すのも効果的です。
 「ご用件の方はお名前と用件をどうぞ。身内の方は合言葉をどうぞ、確認ができなければ電話にはでません。」
 「振り込め詐欺対策として、お名前とご用件を確認しています。不審な電話はすぐに警察に通報します。」
※ 一人暮らしの方は、自分の名前を先に名乗るのはやめましょう

その2
ナンバーディスプレイ機能の活用
 別途の契約が必要ですが、電話をかけてきた相手の電話番号がわかるナンバーディスプレイサービスです。詳しくはお近くの電話会社で確認してください。

その3
「ATM利用限度額」の引き下げ
 あらかじめ、ATMによる1日あたりの利用限度額を引き下げておくことができます。
 「還付金等詐欺」では、ATMの操作誘導や、ATMの操作手順を電話で指示をして、本人の気づかないうちに犯人の口座にお金を振り込ませるものですが、あらかじめ「ATM利用限度額」を引き下げておくことで、万が一振り込め詐欺の被害にあった場合でも、その利用限度額までしか振り込めないことになりますから、被害を最小限にすることができます。詳しくは、金融機関の窓口で相談してください。


振り込め詐欺被害防止アドバイザー


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 地域の振り込め詐欺被害を防止するために、警視庁副総監から委嘱さている地域ボランティアの方です。地域を良く知る住民の方、防犯協会員、地域の金融機関に勤務している方等で振り込め詐欺についての知識を持ち、警察と協力し振り込め詐欺被害防止のための活動をしています。 イラスト
 

【問い合わせ先】
警視庁 生活安全総務課 生活安全対策第三係
TEL 03-3581-4321(代表)

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