17日に都内の病院で亡くなった作詞家吉岡治さん(享年76)の遺体が18日午後、都内の事務所マンションに戻った。関係者によると、病理解剖の結果、死因は急性心筋梗塞(こうそく)だったという。
事務所マンションには、歌手五木ひろし(62)石川さゆり(52)川中美幸(54)をはじめ、親族、関係者らが次々と弔問に訪れた。五木は「詩人、作詞家の吉岡先生が逝ってしまったことはすごく寂しいです。先生は仕事に対していつも情熱的で前向きで、負けず嫌いでした。これからは先生の作品を世に送り出すことを考えたいです」。川中は「先生の残してくれた作品を心を込めて『詩』を大切に歌っていきたいです」。約4時間にわたって吉岡さんと対面した石川は「すみません。気持ちが落ち着かず言葉が浮かびません。ごめんなさい」と涙を流しながら後にした。
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